VOL.119 CHORD DAVE 番外編

本日は番外編ということでH.A.L.3人気製品のひとつCHORD DAVEをご購入いただいたお客 様をご紹介させていただきます。 CHORD DAVE D/A CONVERTER ¥1,500,000 代理店のホームページ https://www.chordelectronics.jp/ H.A.L.3 特集ページ http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/chord20170520.html お客様宅画像             O.T様                 S.Y様             K.K様                 M.E様             W.T様                 S.T様             T.N様                 K.T様             S.K様                 O.M様 *全てのお客様をご紹介できず申し訳ございません。 さて2016年2月にお一人目のお客様にご注文をいただき、1年半で非常に多くのお客様にご 評価いただきご購入いただきました。 お客様のご使用環境を全て把握している訳ではございませんが、多くのお客様がデータ 再生を行っております。 PC(Windows、Mac)を使用したデータ再生 30% DELAを使用したデータ再生 25% https://www.dela-audio.com/ FIDATAを使用したデータ再生 31% http://www.iodata.jp/fidata/ 不明(リサーチ出来ておりません) 14% 今度は別の角度から見てみると メインのCD PLAYERをお持ちではないお客様の割合 30% 30%のお客様がデータ再生に移行して、ディスク再生を行っていないということになりま す。 またアナログプレーヤーを併用しているお客様の割合は20%となっております。 ご購入いただいたお客様に関しまして、 1)D/Aコンバーターを買い換えたい 従来のCHORD製品からの買い替えのお客様。 またその他D/Aコンバーターが故障して、修理が出来ないということでの買い替え。 2)CD再生からデータ再生に変更したい CD Rippingは既に行っており、ネットワークプレーヤーを検討していたが、DELA、FIDATA の登場で選択肢が広がり、デザイン性を含めてDAVEを購入。 従来のディスクプレーヤーは売却。 3)CDの音質を向上させたい CD PLAYERを使用しており、もうひとつ上行くサウンドを楽しみたいということでの購入 4)ハイレゾを楽しみたい CD/SACD PLAYERをお使いで、ハイレゾを楽しみたいということで追加での購入。 こちらのお客様は今お使いのCD PLAYERとの併用で、音楽によってDAVEを通したりして複 数の楽しみ方をされております。 その他、テレビの音声出力をDAVEに接続している方も非常に多いように感じます。 DAVEのお話をさせていただいておりますが、もちろん当フロアではCD/SACD PLAYERもしっ かり人気がございます。 メイン機材として ESOTERIC K-01X ¥1,400,000 (発売2014年7月) http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01x/ LUXMAN D-08U ¥1,100,000 (発売2014年2月) http://www.luxman.co.jp/product/d-08u TAD TAD-D1000MK2 ¥1,580,000 (発売2013年9月/MK2 2015年9月) http://tad-labs.com/jp/consumer/d1000mk2/ 上記のモデルは全てUSB 入力を持っているSACD/CD PLAYERになります。 まず上記を購入いただいたお客様はSACDを意識しているお客様、そして日本製を希望して いるお客様、そして音質になってくると思います。また付加価値でUSB入力があるという ことも理由付けの一つになっていると思います。 ESOTERICの情報量と綿密さ、ラックスマンの暖かみがあり解放感のあるサウンド、そして TADは音の芯とエネルギー感があるサウンドになります。 機能面というよりも、音質の好みで各ブランドをお選びいただいております。 先日あるお客様がCDをRippingして今後は楽しみたいということでご相談をいただきまし た。 ネットワークプレーヤーとCD PLAYERに内蔵されたUSB DACでデータ再生の音質比較を行い ました。その時はFIDATAを使用しております。 その時点ではお客様はネットワークプレーヤーを選択されました。しかしその後にネット ワークで再生したCD Rippingの音と、CD PLAYERで再生した音で比較を行ったところ逆転 現象が起きてしまい、最終的にはCD PLAYERをご購入いただきました。 正直クラシックをメインにされているお客様に関しては、Rippingが若干面倒というと ころはございます。これからデータ再生の為にRippingをしていこうとした場合に、面 倒になってCDで再生したほうが楽ということになっているケースも多々話は聞きます。 ただ、Rippingの先には楽しい世界が待っていることも事実だと思います。だからこそ逆 に良いのだと思います。自分のリストが手元で操作できる喜びは既にやられているお客様 はご理解いただけていると思います。 オーディオの世界は音はもちろんのこと、お客様が求めるものは千差万別です。 デザインであったり、使い勝手だったり、安心感であったりもします。     CHORD社は今年BLU MK2というディスクプレーヤー&アップサンプラーを発売しております。 ディスクの重要性も十分に理解しているとも言えます。 LINNは今後の先行きを考えて、ディスク再生からデータ再生に移行したことも素晴らしい 決断だっと思います。 方向性は各社様々ですが、デジタルの技術は録音現場も含めて上がっておりますし、 旭化成、ESS社などのDACチップも年々クオリティが上がっております。 アナログも含めて、音楽の楽しさは以前よりも増えております。 今回ご紹介したDAVEはあくまでもなD/Aコンバーターになり、付加価値的なものはあまり 存在しません。その前にあるのがDELA、FIDATAのミュージックサーバーでもあり、ネット ワークトランスポートになります。 この2社の今後の動向が非常に気になるところです。 ネットワーク陣営が得意にするストリーミング再生、またiPhone、iPadの音声をWI-FI経 由で再生できるAir-Playなど。音楽の楽しみ方が増えてくるのは非常に素晴らしいことで す。 今後のディスク、ハイレゾ、ストリーミングなどのソフト業界の動きもおそらく変化して いくと思いますが、ソフトあってこそのこの世界。アナログ、デジタルともに改めて音の 入口に興味を持っていただければと思います。                           2017年9月5日 H.A.L.3 島 健語