『リー・モーガン VOL3』 LEE MORGAN リー・モーガン(tp) ジジ・グライス(as,fl) ベニー・ゴルソン(ts) ウィントン・ケリー(p) ポール・チェンバース(b) チャーリー・パーシップ(ds) Blue Note 1557/TOCJ-9021 |
『クリフォード・ブラウンとリー・モーガン』 ・・・『クリフォードの想い出/リー・モーガン』を聴きながらお読み下さい。
クリフォード・ブラウンは交通事故死という悲劇的な最期をとげた天才的なトランペッターで享年25歳でした。ブラウニーの愛称で誰からも愛され、演奏もブルーなムードが濃く、すごくまじめな印象を与えたのがブラウンですが、 方やリー・モーガンはパッピーなノリの、どこか不良っぽい性格を感じさせ、ブラウンとは対象的なプレイでしたがどちらも魅力的でした。 ベニー・ゴルソンの書いたこの曲はほんとうにうに美しいメロディを持っていてわたくしなどいっぺんに参ってしたいました。 大体、日本人はこういった曲に弱いのです。(もしこの曲を聴いても何かおとなしくてつまらないと言う人がいたら今、流行っているリズム中心の曲を聴いていてください。) さて,本題に入ってこの『リー・モーガンVOL3』の3曲目のクリフォードの想い出ですが勿論、プレイしているのはリー・モーガンですが、 もしブラウンが生きていたらこんな風にプレイするのではないかと思われる程雰囲気が出でいます。性格も生き方も違う二人ですがこの曲で一体になって聴こえて来るのはわたしだけでしょうか? リー・モーガンの死に方も悲劇的でした。女性関係のもつれから銃で撃たれて死んだというジャズマンの死に方らしい死に方で、 わたくしなどは、天国で二人が演奏したらどんな感じになるのかと、つい想ってしいます。 今夜は、大きな満月の下に火星が米粒のように見える夜なので、余計に演奏がロマンチィックに聴こえてきます。 ジャズの話ばかりでオーディオの話がありませんでしたので少し最近気になるアクセサリー商品を書いてみます。 それはスティルポイントのers27.5です。 見ると唯のポリエステルのシートの様にしか見えないのですが、 能書きを読むと高周波ノイズ、電磁ノイズをシャットアウトと書いてあるので、早速、我が家の聞きなれたオーディオで聴き比べをしてみました。 先ずWADIA861をそのままの状態で聴いてみてから、ers27.5を上に置いて聴いてみて変化を探るとどうだろう、確かに音に艶が出て来てグッと音の粒立ちがはっきりとしてきました。 今度はWADIA861の下に敷いて見ると上に置いた時より効果は少ないようだが確かに無い時より幾分良くなる事は確認できました。ケースバイケースで置き方や使い方を変えてみると楽しめそうです。 わたくしはアクセサリーであまり高価な物はどうかなと思うのですが、適正な価格で音の変化が楽しめたらお安いものかもしれません。 価格は275mm×500mmで\7,500です。興味のある方はご連絡ください。 9月の中頃 糸井 司 記 |