『ROMANTIC RHAPSODY』 RICHIE BEIRACH TRIO リッチー・バイラーク(p) ジョージ・ムラツ(b) ビリー・ハート(ds) VENUS TKCV-35143 ●2000年11月18,19日録音 |
『ビーナスの微笑み』 ・・・『フラメンコ・スケッチ/ リッチー・バイラーク・トリオを聴きながらお読み下さい』
このアルバムを語る前に、少しビーナスレーベルについて書いてみます。ビーナスは1992年に原哲夫氏によって創設されて、はや12年が経った名門 レーベルです。今でこそ日本を代表するジャズのレーベルになっていますが、 ピアノトリオを中心に多くの高音質録音などで有名になるまでは色々と苦労が あったようです。原哲夫氏はやはり根っからのジャズ好きで自分の創りたいと 思うジャズを録音したのが始まりでした。何か、ブルーノートのアルフレッド・ ライオンと似ている所があるんですね。しかし、時代もミュージシャンも違うので 録音された音楽は全く違っています。そう、ブルーノートが老舗のこだわりの料亭 の味なら、ビーナスは洒落た今風のカフェといった感じかなぁ〜。今回紹介した、フラメンコ・スケッチは、マイルスの残した不滅の名作「カインド・オブ・ブルー」にも 収められいたナンバーですが、非常な緊張感の中から生まれたマイルスのものよりも、バイラークの方が持ち前の美しいタッチを駆使して、曲に込められた異国 的な情緒をあますところなく出しているように聴こえてきます。まぁ、マイルスの アルバムの方のピアノはビル・エヴァンスが弾いているのですで聴き比べるのも 面白いですね。
暑い日が続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?私のいる秋葉原も酷い暑さで毎日汗をかいています。そんな中、来店して頂くお客には、感謝の
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