『CLIFFORD BROWN WITH STRINGS』 CLIFFORD BROWN クリフォード・ブラウン(tp) リッチー・パウエル(p) マックス・ローチ(ds) バリー・ガルプレイス(g) ジョージ・モロウ(b) ニール・ヘフティ(arr,cond) ヴァイオリン(6) ヴィオラ(2) チェロ(1) EMARCY MG-36005/ UCCM-9056 ●1955年1月19日録音 |
『ウィズ・ストリングスの魅力』 ・・・『煙が目にしみる/クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス
ジャズの楽しみも色々あって、コテコテのモダンジャズを聴くのもよいのですが、たまにはこういったストリングス付きのジャズもいいものです。ここで紹介を聴きながらお読み下さい』 するクリフォード盤はウィズ・ストリングスの恐らく初めの作品で50年代という時代では異例の事でした。今でこそ色々なアルバムが出ていますが、当時としては 売らんかな的な作品とみられ、評価も決してよくありませんでした。時代は変わり今では、名盤として紹介されています。まぁ、あのカーペンターズも当時のロック ミュージシャンに比べて今程の評価受けていなかったのに似ています。肝心の中身ですがこの「煙が目にしみる」はジャズのスタンダードとして多くの方に 愛されている曲でクリフォードが演奏すると本当に気持ち良く聴こえてきます。 クリフォード・ブラウンはブラウニーの愛称で誰からも愛されたトランペッターで 技巧もさることながらハートで演奏することの出来るミュージシャンでした。 今時のJポップやテクノポップばかり聴いている人には判らないかもしれません が、ブラウニーの肺から出された空気がトランペットに流れ音になっていくという 感じがたまらなくいいんです。言葉で表現する事の出来る程のボキャブラリティー がわたしにはありませんので、ぜひ実際に聴いてみてください。そして感じてください。
わたしの居るサウンドハウスも無事に半期決算を終えて後半に入りました。 |