『MY FAIR LADY』 SHELLY MANNE シェリー・マン(ds) アンドレ・プレビン(p) リロイ・ヴィネガー(b) CONTEMPORARY VICJ-60314 ●1956年8月17日録音 |
『映画音楽とジャズ』 ・・・『きみ住む街で/シェリー・マンを聴きながらお読み下さい』
わたしは、ジャズも好きなのですが、映画も好きでよく映画館に足を運びました。その当時、オードリー・ヘプバーン主演のマイ・フェア・レディを観ました。勿論、リバイバルでしたが、それでも30年位は経っていると思います。 今回の「マイ・フェア・レディ/シェリー・マン」は実は、映画の公開よりも先に録音 されていて、初演のブロードウェイの舞台から、5ヶ月後に録音されたものです。わたくしもてっきり映画の大ヒットに便乗して、商業的に、ヒットナンバーを録音 したものだとばかり思っていましたが違いました。シェリー・マンの話によると、 ヒット・レコードを作るというよりも、古いスタンダードではなく、新しいショウの 新しいレパートリーを使って、一味違った良いレコードを作ろう、ということだけを 考えて作った。と言っています。(勿論、直接聞いた訳ではありませんが・・・) 幸か、不幸かレコードは、ジャズ史上屈指のベスト・セラーになり、現在でも人気盤の一つです。この「マイ・フェア・レディ」の中で「きみ住む街で」はヒロインの イライザに、青年のフレディが、彼女の住む家の通りで、求愛の歌をうたうシーンの時の曲です。これをジャズにすると、又違った雰囲気になります。特に、ロマン チックな主旋律の後にアドリブが入り、何の曲か判らなくなった後に、又主旋律に戻るといった感じは、サウンドトラックには無いおもしろさです。わたくしは、こう いった聴きやすく楽しいジャズも好きです。特に映画音楽の場合は、そのシーンを思い出してしまい、ついつい昔を懐かしんでしまいます。
先日、秋葉原で大きな火事がありました。幸いにも、軽いけが人が数名出た |