『CRAZY AND
   MIXED UP』
SARAH VAUGHAN

サラ・ヴォーン(vo)
ジョー・パス(g)
ローランド・ハナ(p)
アンディ・シンプキンス(b)
ハロルド・ジョーンズ(ds)
PABLO/VICJ-60317
●1982年3月1日、2日録音


『枯葉とAUTUMN LEAVES』
・・・『枯葉/サラ・ヴォーンを聴きながらお読みください』
 原題「AUTUMN LEAVES」という言葉を直訳すると「秋は去ります」という事になるのですが、まぁ、AUTAMNは秋、LEAVESは葉という意味もあるので秋の葉= 枯葉となるようですが、この枯葉という曲は色々なジャズミュージシャンに取り
上げられている曲で有名ですが日本名は必ず枯葉というタイトルになります。
まぁそれだけ日本人に愛されていて、なじみのある曲という事なのでしょう。
ここでのサラは全曲ともすばらしい出来栄えで、生き生きと歌い上げています。
特に枯葉は全てスキャットで歌いきっていてまさに、凄いの一言です。同じ曲でもアーティストによって全く違ってくると所が面白く楽しめます。それにしても、
『枯葉/サラ・ヴォーン』のパブロ盤は今までのノーマン・グランツのプロディース
ではなく、サラ自身のセルフプロディースとなり、より輝いて聴こえてきます。
又、ジョー・パスのギター、ローランド・ハナのピアノとサイドメンも最高です。特にジョー・パスの枯葉の間曲のギターの驚異的なテクニックが聴きものですが、
決して出過ぎず、あくまで自然に曲に溶け込んでいる所がまた凄いのです。
恐らく、この時のサラは人生の中でも充実した時を過ごしていたのではないで
しょうか?この歌声とジャケットの写真を見ているとそんな感じが伝わってきます。でも、やっぱり日本では「AUTUMN LEAVES」より「枯葉」がぴったりですね。

 街はクリスマスムードに包まれて、みんな楽しそうに見えるこの頃ですが、
わたくしには関係なく、忙しい日々を過ごしております。わたくしのいる
サウンドハウスも、このボーナス商戦真っ只中で、昼夜問わず働いております。ダイナミックオーディオには色々な個性を持った営業マンがおりますが、
わたくし等は、わたくしから買ってもらったお客様には、直接配達セッテングをしてあげたくなってしまうのです。やっぱり買って頂いて嬉しいのと、ありがたいのとを 表したいのです。そんな気持ちで日夜営業しておりますのでどんなことでも結構ですのでお問い合わせ下さい。価格も大切ですが、お客様とのコミュニケーション をより大切にしたいと思っております。今年もあと僅かとなりましたが、年末まで配達できますので、お気軽に声をかけて下さい。

《一言いわせて》
枯葉といえば、「サムシン・エルス」の中のマイルス・デイビスの曲が
有名ですが、サラのスキャットと比べると違う曲に聴こえてきます。
また、そこがジャズの面白いところです。

12月□日『雨』糸井 司

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