発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明
2011年12月16日
 No.882 「新企画⇒FrancoSerblin Accordoの国内初・試聴体験が遂に実現!!」
 
★本企画にてご来店頂き試聴とご注文のお客様にはプレミア特典を用意!!

■下記はweb未公開の10月19日配信No.2608より引用

タイトルからしてシリアルナンバーが001というだけで、現時点では商品名を
明らかにしないで欲しいという輸入元からの要望があり、今回の私のインプ
レッションは仮称の製品名“Serial number:001”として述べる事にします。
せめて↓このくらいは許して欲しいということで撮影したものがこれ!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/111019/sn_speaker001.jpg

実は、このシリアル001は設計者であり社長である当事者が恒久的に自分の
手元に保存しておくべき1ペアとして手作りしたものであり、普通であれば
量産開始してから送ってくるべきタイミングを前倒しして日本に貸し出して
くれたものなのです。

従いまして、必要な試聴を終わらせたら制作者の元に送り返すことになって
いるものであり、私のフロアーに滞在出来たのも大よそ二時間くらいでした。
しかし、その時間だけでも“Serial number:001”は私のハートを揺さぶり、
私の経験を持ってしても初めてという音を聴かせてくれたのです!!

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最近多用している試聴ディスクはこれ。

http://homepage3.nifty.com/enricoonofri/  『愛をこめて』
エンリコ・オノフリ with チパンゴ・コンソート
スペシャル・ゲスト 森 麻季 ライヴ・イン・ジャパン
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/839.html
W.A.モーツァルト:セレナーデ第13番ト長調 K.525
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
http://homepage3.nifty.com/enricoonofri/personal_informations/cddvd.html
特に16トラックの「IV,Rondo(Allegro)」が私のお気に入りとなっています。
これが気持ち良く聴けないようでは最初からダメ。さて、“Serial number:001”では!?

このトラックはトレモロ風の細かいアルコの繰り返しによるBaroque Violinの
合奏から始まります。近代のViolinと違ってBaroque Violinの音色は独特の
質感を持っていて、滑らかさよりは一種の毛羽立ちを思わせるような弦を弓で
擦るというイメージが伴うものとされている。しかし…

「あ〜、何と美しいことか!!」

私は“001”での第一声を耳にしたその瞬間から、感嘆のため息と同時に
今までに体験したことのない魔性の魅力の虜になってしまいました!!

二年前に東京は紀尾井ホールでDSDレコーディングされたエンリコ・オノフリ
とチパンゴ・コンソートの響きが時空間を超えて“001”によって蘇った!!

甘美なBaroque Violinの質感は私の記憶のファイルには存在しないものであり、
数々のシステム構成で聴いてきた私にも初体験というもの。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章  小澤征爾/ボストン交響楽団

第一印象で度肝を抜かれた私は自分の記憶のファイルが最も多いこの曲をかけた。
違う!!今までに聴いたことがないボストンシンフォニーの楽音に我が耳を疑う。

■マーラー:交響曲第3番(2枚組)
マンフレッド・ホーネック(指揮) ピッツバーグ交響楽団 
http://www.octavia.co.jp/shop/exton/002375.html

このディスクでは二枚目の冒頭、第二楽章の美しいメヌエットを最後まで聴く。

「一体何なんだ!!こんな弦楽器の質感は!?」

滑らかで艶のある弦の音。今更ながら手垢の付いたような決まり文句で語ろう
とは思わないのですが、“001”がどうしてこんな弦の音を出せるのかが不思議
なのです。

たっぷりと潤いを含んだ音は“001”のドライバーから発せられ、エンクロー
ジャーでつかの間の薄化粧を施され、周辺の空間に響きの粒子となって拡散
していく。しかし、磁力と電流によって発生したエネルギーがダイヤフラムを
機械的にピストンモーションさせているというイメージは皆無であり、芳醇な
音色を構成する色彩感は原色のままというものはない。

“001”はスピーカーが存在する空間をパレットとして、源音という絵の具の
チューブから絞り出した原色を作者の感性によって混ぜ合わせ、誰も出した
ことのない新たな色を作り出しているかのようなのです。

あるいは、吟味した食材の各々をどのように調理するか、そのレシピは文字と
して伝える事は出来るが、一流のシェフが自分の舌で決定した味そのものは
決して伝達できる情報ではなく、食して初めて理解できる感動を生む事と同じ
なのだろう。

スピーカーを構成するパーツは周知の通りでも、それをどのように組み合わせ
チューニングしていくのか、その方向性と到達点は作者の美意識のレベルに
よって当然格差が生まれてこようとするもの。

昨日の感動の記憶を手繰り寄せながら私は考えてみました。この“001”の
音を説明する時に、どんな美辞麗句を駆使しようとも伝え切れるものではない。

作者の感性と使い手の感性という波長が一致した時にこそ真価を発揮するもの。
例えれば、同じ共振周波数の音叉が接近した時の共鳴現象に等しいと思われる。

音楽をこよなく愛する作者が自分の美意識でチューニングした“001”は現在
はこの1セットのみしか存在していない。その美意識に私の胸の中に潜んでいた
美音という音叉が“001”との接近遭遇によって力強く共鳴し始めたのです!!

私は数時間かけても“001”の素晴らしさ美しさを再生音の各論として、他の
スピーカーとの比較で語ろうという気持ちにはなれませんでした。

それは、あの音この個性、そんなとりどりの傾向の類似点をあげつらう事で
“001”の魅力が語れるのか…、という文章表現の限界を感じてしまったから
でもあります。

つまり、他者との類似点を複数上げることで“001”の音質を説明することは
不可能であるという事です。それを自覚しながら、今日の私は音を言葉で語る
ことが出来ないもどかしさと、こんな拙い表現しか出来ないことを口惜しく
申し訳なく思っています。ちっともインプレッションという具体性がありません。

直ちに発注した展示品がここに来れば、もっと時間をかけて語れるのでしょうが、
昨日の記憶はただただ美しいという私の記憶だけしか出てきません。

本当に情けない思いですが、この“001”を国内初で皆様に聴いて頂ける機会
がありました。この↓ステージにて私の感動体験を実演致します。

http://www.dynamicaudio.jp/m35/

■FrancoSerblin Accordoを国内初で一般公開した瞬間の模様です!!
http://www.youtube.com/watch?v=LsYyj-avqRU&feature=youtu.be

■あの小さなFrancoSerblin Accordoがマーラー交響曲第三番のフルオーケストラを聴かせる!!
http://www.youtube.com/watch?v=6mN0raq6-CE

作者の感性という音叉に共鳴した私。
ご来場の皆様の胸中にある音叉を果たして共鳴させることが出来るかどうか!?
私の腕にかかっているという使命感をもとに言葉で表現するのが困難な未知の
音をお披露目したいと思います。どうぞご期待下さい。

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既に種明かししていますが、これはFrancoSerblin Accordoのことなのです!!

http://www.francoserblin.it/

このAccordoは12月に入荷予定ということで私は首を長くして待っているところです。
しかし、その後は毎月何セットが日本にやってくるのかは現在未定とのこと。


■以上が一か月前の状況でしたが、遂に入荷予定が判明したのです!!

http://www.ark-co.jp/audio/accordo/index.html

★FrancoSerblin Accordoの初出荷は何と日本向けだけに行われる事に!!★

待望のAccordoをH.A.L.で体験できる初日が12月23日と決定しました!!

ただし、11月25日配信のNo.2632でご提案した「 Accordoが聴きたい」リサーチに
ご応募頂きました皆様にプレビューならぬプレリスニングとして23日は優先的
な試聴を提供することになっております。ご了承頂ければと思います。

従いまして、23日は空き時間にて他の皆様の試聴を承りますので下記より
お申し込み頂ければと思います。

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     << FrancoSerblin Accordo国内初・試聴体験応募方法 >>

            キーワードはズバリ!!

             「 12/23にAccordoが聴きたい★web★」

このキーワードをメールの件名に貼り付け、お客様の署名のみ記入して下記に送信してください。
 
         mailto:kawamata@dynamicaudio.jp

優先ご招待会員の試聴時間を今後取りまとめまして、その他の空き時間にて
試聴して頂けるように配慮したお時間をご連絡致します。

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プレリスニングの翌日からはAccordo解禁ということで、H.A.L.を舞台にして
出来るだけ多くの皆様に試聴して頂けるようにしたいと思っています!!

しかし!! 従来のセミナー型試聴会で多数の皆様が一堂に集まって左右前後の
不利なポジションでこのAccordoを聴いて頂くのはいかがなものかと考えました。

やはり、私がセッティングしたベストポジションでお一人ずつじっくりと
聴いて頂くことが望ましいと考えまして、大人数での試聴会形式はやらない
事に致しました。12月24日と25日の週末は次のように予約試聴を実施致します。

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     << FrancoSerblin Accordoベストリスニング応募方法 >>

            キーワードはズバリ!!

           「 12/24にAccordoが聴きたい★web★」

           「 12/25にAccordoが聴きたい★web★」

いずれかのキーワードをメールの件名に貼り付け、お客様の署名と試聴したい
希望時間を記入して下記に送信してください。

         mailto:kawamata@dynamicaudio.jp

皆様のご応募を集計し、ベストポジションにおける均等な試聴時間を設定して
私からご案内をお送り致します。皆様の第一希望の時間帯がお取り出来ない
場合もあり得ますが、音質本位の試聴ということでご理解とご協力を頂ければ
と思います。何卒よろしくお願い致します。

★12月22日(木)は私が定休日のため、上記の応募受け付けは21日の段階で
 集計させて頂きますので何卒よろしくお願い致します。

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さあ、どうぞ感動しに来て下さい!! Accordoが聴かせる音楽…、それは他の
スピーカーでは出せない魅力的な音質であり、皆様の耳と感性で体感して頂け
ればと思います!!Accordの奏でる美音をクリスマスプレゼントとしてどうぞ!!

このような企画がいち早くハルズサークルに配信されています。
この機会にご入会頂ければと思います。


担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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