まずは私が普段デスクワークをしている部屋の一角をご覧下さい。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/pho/020605/unicorn_murata.jpg
私のフロアーのメインの試聴室の他に、このオフィススペースがありますが
そこにご覧のように何とも暖かい、それでいて高速反応のスピーカー二つ
登場しました。

まず左側の大きいものはGERMAN PHYSIKSのTHE UNICORNです。
http://www.german-physiks.de/NewFiles/BodyUnicorn.html
輸入されているTHE UNICORNには仕上げによって二種類あります。
この他には木目仕上げのUNICORN WOOD（ペア220万円）もありますが、
今回はUNICORN CARBONT（ペア280万円）を置いてみました。

新開発のDDD（Dick's Dipole Driver）ユニットのフルレンジ仕様ですが
120-150Hz以下をバックロードホーンで再生するというものです。
私はメインの試聴室内で実験するようなハイパワーでの再生はGERMAN
PHYSIKSのスピーカーに求めようとは考えていないのですが、従来ここに
置いてきたGERMAN PHYSIKSのスピーカーとは一味違うのです。

ダイナミック型のウーファーを低域に使用した同社のシステムもあり
ますが、このTHE UNICORNが聴かせてくれる低域の表現は別のウーファー
という単独の音源から放射されたという印象がなく、本当に風のように
DDDユニットが放射する繊細であり優しい質感の中・高域をサポートし
てくれるのです。決して押し付けがましい押し出しのある低域という
ことではなく、実に爽快に周辺の空間に溶け込んでいく低域なのです。

新しいGERMAN PHYSIKSのアプローチを私からも推奨いたします。

　　　　　　　　　　　-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

次に、そのTHE UNICORNの右側にある、可愛らしいスピーカーにご注目下さい。
http://www.murata.co.jp/speaker/sp/index.html
私も高く評価しているスーパートゥイーターである村田製作所のES103の
テクノロジーをフルレンジ再生に拡大したES024の実物がやってきました。
http://www.murata.co.jp/speaker/tw/index.html
http://www.murata.co.jp/speaker/tw/index.html
これは本来はwebによる直販システムということで以下のような販売
体制で発売されたものでした。（ペア48万円）
http://www.murata.co.jp/speaker/sp/buy/index.html
しかし、実物をデモしなければオーディオの価値観はわからないもの
ということで、これまで交渉を続けてきた結果の特別処置として私の
フロアーでの展示と販売ということが実現されたのです。

画像では見えにくいかもしれませんが、これから発売予定の専用スタンド
（予価ペア10万円）には特殊な冶具が取り付けられており、同社のスー
パートゥイーターES103が上を向いてES024の後ろ側に取り付けてあります。
ES024にES103を追加したらどのように音質が変化するのか、簡単に実験
できるようになっています。

早速、これも演奏を始めましたが、とにかくトランジェント特性が
素晴らしいのでヴォーカルやストリングスがきれいに、滑らかに
空間に漂っていく感じです。実に、気持ちいい!!

　　　　　　　　　　　-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

私がデスクワークをしながら一日中静かに流している音楽にもこだわり
があります。この両者の癒し効果は、ここに入ってこられる方すべて
が目を向け和み深い視線を投げかけて評価されていかれます。

正面から挑戦的にスピーカーに対峙して音質を追及するオーディオも
いいですが、心の栄養として胸に浸透してくる音楽も素晴らしいもの
です。どうぞ、この両者を実際に聴き比べてください。新しい名物が
またH.A.L.に登場しました。ご来店をお待ちしております。(^^)v