《“GLASS CD”-H.A.L.'s Monitor Report》


No.0444 - 2009/2/27

広島市 Y.T 様より

モニター製品 ESOTERIC P-01 & D-01 vs P-01+VUK-P01 & D-01+VUK-D01

先だっては、貸し出し試聴をさせて頂きまして大変ありがとうございました。
大変貴重な経験をさせて頂きました。

とにかく抉りだし、掘り起こしたかのように情報量が、ドドーンと増えるのに
は驚くばかりです!!

最初にまず、P-01をトランスポートして使っただけでも驚きましたが、D-01を
つけるとまた一段と情報量があがりました。音数が増えた面白さを感じつつも、
戸惑いもありました。

そしてD-01+VUK-D01にする時、「これでさらに情報量が増えると、一体どうな
るのかナ?」と、ドキドキしてつなぎましたが、変化の方向は全く予想してい
なかったもので、音はおとなしくなり、それまであらゆる音が前に迫ってくる
ように感じられたものが、ある音はひっこんで、遠近感を感じさせるたたずま
いになって音楽の楽しさがグーンとアップしました。

これまた、情報量を増やすのとは別の方向での激変だったとびっくりでした。

ところで、聴こえる音数が多くなったことをアバウトに情報量と申しておりま
すが、D-01 vs D-01+VUK-D01とを比べると「情報量」とは、本当はなんだろう
とわからなくなってきました。

余計なものがなくなり、前に出てきた音が後ろにひっこむことで、音楽が一聴
おとなしくなりながらも、リアリティーがましているのがD-01+VUK-D01の凄さ
だったので、それは余分な何かが消えた結果なのか、それとも…もともとの
信号をより忠実に再現できるようになったので、これこそ情報量が増えたとい
うべきなのか、まあ理屈はともかく、こんなよい音の機器が増えて個性を競い、
しかも、それをHALのように色々な切り口で紹介されるオーディオ店があると
いうのは素晴らしいですね。

たっぷりの試聴期間を頂きましたが、結局仕事の都合もあり実際には一日半
ほどの試聴でした。しかし、圧倒的な実力の機器なので、一日半でもたっぷり
その凄さを堪能することができました。

また、ガンガンならしてスピーカーに刺激を与えたおかげでか、元の我が家の
システムに戻した時も、鳴りッぷりが明らかに以前よりよくなっていたような
気がしております。貸し出し試聴の思わぬ恩恵でした。

嵐が去ったあとのように今はちんまりした音になっています。さて、これから
自分の音をどう進めていけばいいかなと、楽しみでもあり、キリのないオーデ
ィオの世界に戸惑ってもおります。

つまらない印象を書きつらねてしまい失礼しましたが、どうぞお許しください。
衝撃のP0以来、業界をリードする製品を開発し続けていらっしゃるESOTERIC様、
またその魅力を様々な形で発信し、オーディオ文化を深めていらっしゃる川又
さんに改めて敬意を抱いております。

今回は最高の機器の自宅試聴という贅沢な体験をさせて頂きまして本当に
ありがとうございました。

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川又より

Y.T 様こちらこそありがとうございました。実際に触れてみる聴いてみると
いうことは本当に大切なことであり、皆様の記憶に刻まれる音は将来の道しるべ
となることでしょう。これからもハルズモニターをご利用頂ければと思います。
ありがとうございました。


HAL's Monitor Report