《『ESOTERIC“MEXCEL Cable” Monitor report新着!!』その3》


No.0216 - 2004/5/15

北海道虻田郡倶知安町 K O 様より


モニター製品 ESOTERIC MEXCEL Cable

「マムシが火の鳥を?」

4月22日(木)
午後1時頃、上遠野さんからメールを頂く。曰く、「7N-A2500 MEXCEL RCA 
( 1 ) pair 明日23日着で発送いたしました」

何これ?・・・そうそう、Esotericが満を持して発売したハイテクケーブル
のモニターに応募していたが、やっと順番が回って来たらしい。

このケーブルについてはあまりよく知らないが、わずかに「矩形線素材」
「奇想天外な電着絶縁法」などのキーワードが頭に残っている。
果たして異次元の音がするのであろうか?


4月23日(金)
今日もニセコ(北海道)はドン天で肌寒い。いつになったら本格的な春が
やってくるのだろう。正午近く、宅配業者が包みを置いて行く。

早速、包装を解いて見ると、先ず 33x33x10cm ほどの Esoteric のダンボール
が出てきた。中には、ジャストサイズの銀ピカの箱。この箱を出して上部の
箱を抜き取ると、?? → また箱である。

今度は、黒ピカの木製の箱。すこし重量があり、これを取り出す。
そして蓋を開けると、恐れ多くも(?)MEXCEL ケーブル様が2本鎮座ましま
していた。

ケーブルは一見、マムシのような茶色のいらいら模様のある外観をしている。
コネクターの質感も良い。
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/2500.html

このまま30分ほど放置して、ケーブルが室温に馴染むのを待つ。

そして、現有のPAD Venustas RCA 1m(PRE→PWR)と差し替えて、いつもの
エリー・アメリングのシューベルト(音楽に寄せてD.548)を聴く。
次に、内田光子のモーツアルト(サントリーホールライブ)を聴く。

???→ → → ! ! ! ! !( → 悪魔のささやき)

ところで、拙宅のシステムであるが、目下、下記のような構成になっている。

Esoteric VUKP0s → (G0s) → Esoteric VUKD-70 → Accuphase
C-2800→ Marantz MA-9S1x2 → N-802(BrassShell)

Interconnect & SP cable:PAD Venustas、AES/EBU:CARDAS、SYNC
:VDHとマァどこにでもあるシステムである。

さて、MEXCEL 7N-A2500 RCA である。

これが”すばらしい”の一語につきる。勿論、Venustas との差だから当たり
前と言えば当たり前なのかも知れないが、小生としては、(たった1メートル
の)ケーブルによって、これほど、音が、音楽が「劇的に変化する」ことを
かつて経験したことがない。

それは、言葉で表現するのは極めて難しいのだが、ヴェールを1枚も2枚も
剥がしたような透明感、SPの外側まで広がる音場の広さ、音が消える際の
余韻の美しさ、多彩な色彩感。

まるで、手塚治虫が描いたあの極彩色の「火の鳥」が舞うイメージなのである。

そうだ、「マムシが火の鳥を連れてきたのだ!」


4月24日(土)

クライオケーブルを使ったAC専用線がオーデイオルームにやって来た。
これがまた、すごいのである。

すべての機材を専用線につなぎかえて出たきた音のすさまじさ。
音の躍動感と生々しさ、空間表現(特に前後感)の豊かさ、圧倒的な静寂感など、
どれもかって経験したことのない変化である。つまり、あれこれでなく、本質的
変化のように思う。

MEXCEL 7N-A2500 とAC専用線。このふたつで、拙宅の音は飛躍的進歩を遂げた。
何とremarkableな3日間だったことだろう。

追記:早速、MEXCEL 7N-A2500 の購入手続きを行ったことは言うまでもない。


HAL's Monitor Report