
《HAL's Monitor Report・RELAXA3PLUS特別編》
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No.0164 - 2003/2/28 奈良県生駒市在住のA.Y. 様より
モニター製品 RELAXA3PLUS
川又さん、お世話になります。
奈良県生駒市在住のA.Y.です。
今回は、Relaxa3+を試聴する機会を与えていただきありがとうございました。
JAZZボーカルを中心に試聴した印象を以下に述べさせていただきます。
2台お借りしたので、CDプレーヤとプリアンプに使用しました。
効果は、両者とも同じ印象でしたが、効果の割合は、
CD:プリ=2:8と言ったところです。
(ベース)
使用前:音程によって詰まったり膨らんだりする感じになる場合があった。
使用後:ボトムエンドまで延びるようになり、大変深みのある再生音になった。
使用前は、特に問題ないと思っていた音程でも、実は詰まっている
ことが認識できた。
(ピアノ)
使用前:これも音程によって濁った感じになる場合があった。
使用後:濁りが無くなり音色の統一が確認できた。これもベースと同様に
問題ないと思っていた音程の音もクリアになった。
(ボーカル)
使用前:特に問題は感じなかったが、、、
使用後:サ行の子音がはっきりした。ただし、きつくなったり不快な印象はなく
本来あるべき音になったと思われる。立ち上がりが速くなったという
表現が適切か。使用前と比べると断然自然な印象である。
(余韻)
使用前に比べて、余韻の音量、長さは、共に1.3倍(1.5倍未満という
気持ち)と言ったところか。非常に心地よい音楽再生を
実感できる。
(全体的に)
上記に4つの要素での比較を述べたが、これらは大した問題では無い。
低音がどうの高音がどうのという次元を遙かに超越して、「良い音楽」が
再生できる。
この感覚は、聴いた者にしか理解できないと思うが、2台セットして
音を出した時の驚きは筆舌に尽くしがたいものがあった。
深夜まで手持ちのCDを何枚も聴き込んでしまった。
まさに、至福の時間であった。
と言うわけで、機器に伝わる振動に起因すると思われる現象で
悩んでおられる方は、是非試聴されることをお勧めいたします。
また、特に問題ないと感じておられる方も試聴されると必ずや
発見があるものと思います。
「百文は一聴にしかず」と思いますので、印象は、このあたりで
終わりに致します。
#私は、手放せなくなったので2台購入しました。
ご参考のために記述しますが、使用機器は、以下の通りです。
CD Wadia860
MIT MI-330 Plus Sr2
Pre MIMESIS27
MIT MI-330 Plus Sr2
Power MIMESIS28
MIT MH-750 Shotgun bi-wire
SP Nautilus802
ラックは、QUADRASPIRE2段x2セットです。
それぞれの上段にCDプレーヤとプリアンプを置いています。
部屋の大きさは、横3.6mx縦5.4mの洋室です。
インシュレータは、下記を使用していました。
プリ:インフラノイズの磁気浮上タイプ(MR-707)
CD:オーディオテクニカのスプリング内蔵タイプ(廃盤1万2千円)
両者とも直置きに比べて、それなりに効果はありました。
特にスプリング内蔵タイプは、かなりいい結果を残しておりまして、
求める音を100とすると85と言ったところでしょうか。
100を目指すなら妥協できない音質でもありませんでした。
しかし、Relaxa3+の音質は、次元が違いました。簡単には
比較できませんが、敢えて言うなら100x100x100です。
(体験しないと何のことかわからないと思いますが)
お陰様で、私のシステムは完結することができました。
もう機器を買い換える必要が無くなりました。
これからは、ソフトにのみお金を使い、それを鑑賞する時間を
満喫することができます。迷える子羊に安息の時を与えてくださった
川又さんに感謝いたします。今回は、どうもありがとうございました。
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