Kiso Acoustic HB-1 Hearing Report-番外編


No.0553 - 2010/3/16

ドイツのオーディオ専門誌より

Vol.22「音響材が奏でる神々しい音質!!」
 
川又より
 
http://www.image-hifi.com/
 
ドイツのオーディオ専門誌「image hifi」No.92 (2/2010) に掲載された
Kiso Acoustic HB-1の紹介記事を和訳したものを日本の皆様に公開致します。
 
海外でも高い評価をされ始めたKiso Acoustic HB-1ですが、違った視点と海外
製スピーカーを幅広く扱う現地ライターの感性で語るショートエッセイとして
お楽しみ頂ければと思います。
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
Essay Lautsprecher Kiso Acoustic HB-1 (S. 34)
 
独「イメージ・ハイファイ」誌 2010年2月号
 
文: カイ・ブロックマン(Cai Brockmann)image hifi編集長
写真: ロルフ・ヴィンター(Rolf Winter)
 
■キソ・アコースティック HB-1スピーカー
 
このスピーカーは、もはや天分に恵まれたギタリストでなくとも本物のタカミネ
をそれらしく鳴らすことを可能としました・・・
 
ところで、スピーカーのカットモデルなど必要でしょうか。
スピーカーの内部がどのようになっているか見たい人はいるでしょうか。
 
ましてやHB-1のような小型スピーカー内部には興奮するような特別のもの
を収納する場所があるとは思えません。
 
しかしながら、キソ・アコースティックのHB-1スピーカーのカットモデル
は私には大歓迎でした。
 
数週間前から私の机のすぐそばに置かれているカットモデルは、通常なら2.5
〜3リットルほどの、このような小さなキャビネットからいかにして6リットル
もの容量を確保できたか、そのもっとも高度な手作業を雄弁に語っています。
 
このカットモデルによって極端に薄いながらも十分な強度を実現した囲い壁や
真のマイスターたちの蓄積したノウハウだけが可能とする洗練された製造技術
の詳細が見てとれます。
 
実際、キソ・アコースティックのHB-1は専門技術者の高度な技法に負うと
ころが大きいスピーカーです。
 
この専門技術者はこれまでハイファイとは全く関係がなかった人たちで、世界
的に有名なギターの製造に携わっていました。
 
そうです、オーディオファイルの皆さん、世界第一級のギター・メーカーである
タカミネの登場です。
 
スピーカー・メーカーと楽器メーカーとのコラボレーションはそれほど珍しい
ことではなく、ハンス・ドイッチとベーゼンドルファー、現在も続いている
ヴォクサティーフとシンメル、あるいは擬似コンツェルン形態のヤマハとヤマハ
楽器などの例があります。
 
年毎に同様のオーディオ・メーカーと楽器メーカーの協力関係が知られるよう
になり、一気にスピーカー構造の細部がいわゆる“音楽的な”こととして脚光
を浴びるようになりました。
 
今日、楽器が新たな音響変換器の誕生あるいは具体的なヒントになり得ると
考えるオーディオ開発者は非常に稀で、ハイファイと楽器はごく限られた接点
しかもたない2つの世界に分かれています。
 
しかし、ハラ・トオル氏はそのように考えません。
 
ハラ氏はスピーカー技術者でもなければ(ちなみに本職は建設技術者)オーディオ
の初心者でもありませんが、音楽に最大の情熱を注ぐ人という紹介がぴったりです。
 
ハラ氏はその豊富なアイデアと大きな財力を活かして、簡単に表現すると
ハイ・フィデリティ、ライブ音楽体験、楽器製造のいわゆる異なる世界から
それぞれの本質を一体化するというハイファイの理想を追求しています。
 
このような理由から、ハラ氏は選り抜きのエキスパートとの密接なチームワーク
のもとにキソ・アコースティックを立ち上げ、HB-1を世に送り出すことに
なったのです。
 
この極度に特異なスピーカーはHiFiデラックス2009のショーで世界的
に公開され、筆者もそこに出向いてその素晴らしさに感激しました。
 
もちろん、“理想的なスピーカー”は結果的に、より大型なものとなるのでは
ないかという議論は十分に通用しますし、低音楽器の奏者である筆者もこの点
については否定しません。
 
しかしながら、ハラ・トオル氏が膨大な基礎事項の蓄積から築き上げた彼の理想
を過小評価すべきではありません。
 
彼は何を語り、何を夢見て、何を求めているか、そして当然ながらHB-1に
おいて何を成し得たかを十分、正確に把握しているのです。
 
日本でのハラ氏はその生活が一に音楽、二に音楽、そして三も音楽で明け暮れ
るという徹底したオーディオ・ファイルとして評判です。
 
ハラ・トオル氏は定期的にコンサートに通う行動派であるだけでなく、数十年来、
オーディオ・ファイル仲間のライブ録音に参加してアーティストや録音チーム
との見識を得て、プロのミュージック・シーンと深く密接な関係を培ってきました。
 
これに加えて、この関係においてハラ氏は文字通りトン単位のハイエンド・
オーディオ機器を所有しており、日本のオーディオ専門家は規則的に彼の
“リファレンス・サウンド”を試聴するために集まるほどです。
 
従って、ハラ・トオル氏は過去のオーディオ名機のみならず最新のハイエンド
・オーディオ機器、更には音楽、オーディオ、楽器の異なる各分野を結び付ける
重要な関係に奥深く精通していると自信をもって明言できます。
 
ある時、ハラ氏はハイエンド・オーディオ・テクノロジーの素晴らしい功績を
高く評価しつつも、それが必ずしも特定の古典的なハイファイ機器よりも深い
音楽的な感動を伝えるものでないことに気付きました。
 
特に、板厚が薄くて共振し易いキャビネットを備えた過去の伝説的なスピーカー
の方が往々にして徹底的にダンプして共振を最小限に押さえた優等生的特性を
誇る現代のスピーカーよりも音楽性があるようにハラ氏には感じられたのです。
 
そこで彼の気を引いたのは、その響きと音色が聴くたびに新たな感慨を呼び
起こし、その控えめな大きさの割には目立って“より大きめの”容積を感じさ
せる鳴り方をするアコースティックな楽器、タカミネのギターでした。
 
ハラ・トオル氏にとって夢を実現するための道が突然、開けたのです。
それは古典的なオーディオ名機の抗し難い魅力、現代のハイエンド/ハイテク
機器の無限の透明感、そして精選された楽器がもたらす直接的な感動という
3つのジャンルの利点を融合することです。
 
ハラ氏は、これらすべてを小さなスピーカーに盛り込んで、結果的に大型ス
ピーカーに劣らぬシステムを実現しました。
 
これはまさに深い洞察力をもつ一人のハイエンド愛好家が急ピッチで創り上げ
た作品のように思われるかも知れませんが、まさにその通りです。
 
ドイツ代理店のトーマス・ハンス氏がキソ・アコースティック社長を尊敬の念
をこめて“とどまることの知らない人”と言うのも納得のゆくことです。
 
このようにして、ハラ・トオル氏はドライバー・ユニット、ネットワーク設計、
ユニットのシャーシー構造の各分野において信頼できる専門家との協力関係を
築き上げてきました。
 
タカミネ・ギターのどこまでも均質でダイナミックに拡がるエネルギーに満ち
た響きに関する知識を得て、必然的にギターを連想させる内部構造をもつ唯一
無二のスピーカー・キャビネットが誕生しました。
 
これまで、HB-1を仕上げるためにタカミネ・ギターから3名の技術者が
関わってきました。
 
これはいくら強調してもし過ぎることがないくらいですが、HB-1の素晴ら
しいキャビネットはタカミネの概念に基づいているだけではなく、普段は精巧
な手作業で高級6弦ギターを製作している人の同じ手によって実際にタカミネ
において製造されているのです。
 
(このことは冒頭の写真にタカミネの特別モデル“Grand Ole Opry”の一部と
 ともに示されています。これはイェティゲン・シェパッハのステーション・
 ミュージックの好意によるものです。)
 
このスピーカーが、かなり高価なものとならざるを得ないのは明らかなことです。
当然ながらプロの親交関係においても無償ということはなく、細部にわたって
特別の費用がかかるのです。
 
その上、この妥協を排したスピーカーは驚くほど多くの仔細な技術を必要とします。
ここでHB-1の外部および内部構造に注目してみましょう。
 
キソ・アコースティックのHB-1は事実上、吸音材を使用していません。
最良の音の拡がり感を得るには音の伝わる空間に必要のない障害物も置かない
という考えからです。
 
(少なくとも音の響きに関係するキャビネット内部とバックロードの通気部分
 には吸音材はなく、クロスオーバー・ネットワークが収納されている底部の
 独立した空間だけが若干の吸音材で振動防止が図られています。)
 
結局のところ、ギターも吸音処理を施さずに共鳴を最適化して広帯域を実現す
る空洞体から成り立っています。
 
信じ難いほど薄いにもかかわらず安定したキャビネット壁はまさに素晴らしい
ものです。
 
上面と背面は優雅な曲線を描いて交わり、内部の不平行の側板とつながる部分
では細かい襞状の切込みが入ったどっしりした木材の帯で補強されています。
 
側板には共振止めの複数の木片が貼られており、その位置と造形は偶然の産物
ではなく古典的なギター製造の技法に基づくものです。
 
重量感のあるバッフル板は貴重なメープルのムク材で、その中にツイーター用
の特別に研磨された黒檀のホーンがぴったりと納まっています。
 
バッフル内部にはドライバーユニット取り付け用のダボが埋め込まれており、
同様にどっしりとした底板にもこのダボがあります。
 
ここで目を引くのは厚い底板に取り付けられた丸みをおびたバックロードの
木製ダクトで、音響材加工の素晴らしい技術がここでも見ることができます。
 
比較的重く、後で黒く塗装される台座部分では、直角部分がどこにも残らない
ほど3次元的な加工が施された音の穴とも形容すべきダイナミックな形状の
ホーンが前面の開口部につながっています。
 
台座底部の削り出された空間にはクロスオーバー・ネットワークが収納され、
その背面には接続端子が嵌め込まれています。
 
私はこのハイファイ・ミニスピーカーが本当に気に入ってしまいましたが、
残念なことに代理店はこのカットモデルを明後日には引き上げたいと言って
きています。
 
幸いなことに、鳴らし込んだサンプル試聴機はまだここに残りますので、この
スピーカーで音楽を聴かせるだけで関心を示す客人に多くの説明を必要とせず
に納得してもらうことができそうです。
 
そうすることで、この小さなスピーカーのペアがなぜ客人の腕につけられた
クロノグラフやキャンディ叔母さんのイヤリング、あるいは娘の高校入学祝い
の小型自動車と同じほど高価であるのかを言葉で説明する必要がなくなります。
 
ところで、マホガニー仕上げの標準価格は相当に高くなります。
メープルの他に、ある種の音楽家たちの間で“神聖な木材”として評判のハワ
イアン・コア材を使用した仕上げも用意されています。
 
HB-1には適合するスタンドが必要ですが、それが必ずしも非常に高価な
アコースティック・リヴァイブ製のカスタム・スタンドでなければならないか
は何とも言えません。
 
あまり能率が高くない小型スピーカー(公称値85dB/8Ω)の場合、パワー
のある高級なエレクトロニクスを準備することは当然、意味のあることです。
 
そのようなアンプの十分に力強い定評のあるドライブ能力に支えられて、HB-1
はパワフルでダイレクトに迫る極めて正確につぼを押さえた朗々とした鳴り方
となり、それまで厚かましい質問をしていた人たちはその最初の音を耳にした
だけで急にソファーに腰掛けて聴き入るようになります。
 
少なくとも間違いなく目を丸くして眉をつり上げて、どうしてこのようにかわ
いらしく小さなスピーカーから大編成のオーケストラが途方もなく朗々と解き
放たれるのかと驚きます。
 
キソ・アコースティックのHB-1は根本的におもちゃのような製品では全く
なく、その特異な背景を知る人に直接訴えかける極めて真面目な“楽器”で
あると断言できます。
 
響きの豊かさ、クリアさ、そして3次元的な音場再現はまさに模範的なものです。
キソ・アコースティックの勧めに従ってHB-1のペアを互いに可能な限り離
してセッティングすると素晴らしい拡がり感があり、隅々まで見通しのきく、
はっきりと焦点が合ったサウンド・ステージが再現されます。
 
ステレオ・スピーカーの間隔を広げ過ぎたときによくある真ん中の“音ヌケ”
現象は全くありません。
 
同様にどちらかのチャンネルへの音像の片寄りもほとんど感じられません。
そして、キソ・アコースティックHB-1の完璧なまでに優れた音離れの良さは、
何度も体験することができました。
 
もちろん、この小さなスピーカー(底面はイメージ・ハイファイ誌の大きさと
ほぼ同じ)にディスコ向きの重低音は期待できません。
 
音質を犠牲にして、地震のような重低音の再生を得意とするスピーカーは他に
あります。
 
それでも、HB-1は音質と交換に低音を犠牲にするというこれまでの小型
スピーカーの限界のイメージを一新しました。
 
びっくりするほど朗々と強烈なパーカッションのアタック音を部屋に響かせ、
フル・オーケストラのスケール感も損なわずに、ブリクサ・バルゲルトの陰険
な雑音コラージュにおいても個々のパルス音に追従して安定した均質の再生音
を実現する様は、これまでにこれと比較できる小型スピーカーが存在しただろ
かと思わせるほど素晴らしいものです。
 
アンサンブル、ヴェリティー・オーディオ、B&Wのスーパー、リンのアクテ
ィブ、プロアックのほとんどすべては、かなり大型でいずれも従来の概念に基
づいたスピーカーです。
 
これとは異なり、情熱的で信じられないほど音楽的表現に優れ、全く他に類の
ないキソ・アコースティックのHB-1は、私にとって特別に仕立てられた
ハイファイの頂点を成すものです。
 
ハイスピード、スリム、極めつきの緻密さ、はっきりと際立った輪郭などの
大きな課題をクリアし、中でもそれが要求されるときにはかなりの音量の響き
をも可能とするのです。
 
最後に、タカミネからくれぐれもよろしくとのことでした。
 
<P37 写真キャプチャー>
毎日のように素晴らしい新発見が可能なHB-1キャビネットのカットモデル。
見たり、触れたりできるお気に入り。
 
<P38 写真キャプチャー>
唯一、ダンプが施されたどっしりとした台座に収納されたクロスオーバー・ネット
ワーク。台座にはバッフル板およびキャビネット底部と同じ高価な音響材を使用。
 
<P39 写真キャプチャー>
メープル音響材を使用した厚みのある台座は3次元的に削り出し成型された
バックロード・ホーンをとり囲み、音をダイナミックに前面まで導く。
 
<P39 囲み記事>
 
試聴時の使用機材
ターンテーブル: オーディオ・ノート TT-3 Reference Mk2、コンゼクェンス・オー
ディオCharade
 
トーンアーム:オーディオ・ノート AN-1s、コンゼクェンス・オーディオ Mancini
 
フォノ・カートリッジ:オーディオ・ノート 10 Ltd、オルトフォン Valencia
ステップアップ・トランス:オーディオ・ノート S9、コンゼクェンス・オーディオ
 
フォノ・イコライザー:ブロックジーパー Phonomax Silver SE、EAR 834P
 
CDプレーヤー:ダイナ・ステーション 2.5、フィリップスCD104(ローマン・グロ
スの改造品)、マランツ SA-KI Pearl および SA-11SI
 
D /Aコンバーター:オーディオ・ノート DAC3.1 Bal
 
プリアンプ:エア KX-R、シンドー Monbrison
 
パワーアンプ:オーディオ・ノート P2SE、エア MX-R
 
インテグレート・アンプ:アヴァンギャルド・アコースティック Model 3、ダー
ジィール CTH-8550、マランツ PM-KI Pearl
 
ケーブル: A23、オーディオ・ノート、BiG、グリムソン、DNM、ダイナリ
ンク、ダイナミクス、フルカワ、サン・ワイヤー、HMS、キソ、ヴゥードー・ケー
ブル
 
オーディオ・ラック: フィニット・エレメント Pagode、リグノラボ TT100、ノルベ
ルト・ギュッテの“Die Bank”、サウンド・メカニクス
 
ルーム・アコースティック: ファスト・オーディオ、ハーモニクス RFA-7800
 
アクセサリー:ポイント・インシュレーター、グレッチ G6022E、ランチャー・ア
コースティック/エレクトリック
 
<P40 囲み記事>
キソ・アコースティック HB-1スピーカー
 
型式:2ウェイ・コンパクト・バスレフ・スピーカー
公称インピーダンス: 8Ω
能率:85dB/W/m
ドライバー・ユニット: 10cm径ミッド・ウーファー、17mm高域ホーン
特長:ダンプされていない、2.5mm厚の曲げ構造リア/トップ・パネル。
補強された非平行の3.5mm厚サイド・パネル。
削り出しバックロード・ホーンとクロスオーバー・ネットワーク収納場所を
備えたどっしりしたメープル材の台座。厚みのあるメープル材のバッフル板。
研磨された黒檀製の高域ホーン。タカミネ・ギターにおいて製造。
 
オプション:アコースティック・リヴァイブ製スタンド(4,400 ユーロ/ペア)
仕上げ:マホガニー(標準仕様)、メープル(オプション/+3,000 ユーロ)、
ハワイアン・コア(オプション/+7,000 ユーロ)
寸法:14.8(W)x31.7(H)x22.1(D) cm 重量:4.5kg
保証期間:1年間 ペア価格: 13,800 ユーロ
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
川又より
 
本文は訳者による原文を編集せずに掲載したものです。
 
★本文中のカットモデルですが、私の手元には原さんから頂いたものが一台
 ありますので、ご来店の際には皆様に手にとって見て頂くことが可能です。
 
また、13,800ユーロとはマホガニーのことであり、現在のレートでざっと
1ユーロ125円とすると1,725,000円となります。メープルでは同様に16,800
ユーロで210万円、ハワイアンコアも同様に20,800ユーロで260万円となります。
 
日本での価格で購入できるということは日本人にとってありがたいことだと
思います。下記リンクにて日本価格を掲載しています。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/hb1/top.html
 
そして…Acoustic Revive製 RSS504-58(税別\268,000.)このスタンドが何と!!
http://www.acoustic-revive.com/japanese/speaker_s/speaker_s_01.html
4,400 ユーロということは約55万円になってしまうというのだから尚更です。
 
話題のアンプDEVIALETの社長がフランスへと持ち帰ったHB-1は日本価格で私が
販売しましたが、彼らはお得な買い物をしていったことになります。
 
また、Kiso Acousticの原さんもここでD-PremierをHB-1で聴かれ、近い将来に
は購入したいというコメントを頂いております。原さんに認めて頂いたという
ことは私も大変うれしく思います。
 
海外のオーディオファイルを唸らせ、日本製のスピーカーが海外のオーディオ
専門誌でこのような評価を受けたことは私の記憶にはありません。
 
CDプレーヤーやアンプというエレクトロニクス製品であればMade in Japanの
優秀さは世界的なものですが、作り手の感性に直結するスピーカーという分野
で世界的な評価がなされるということは本当に素晴らしいことだと思います。
 
Kiso Acousticが世界に向けて出荷しているHB-1の約30%の台数をハルズサークル
の皆様にご愛用頂いているという事も同様に素晴らしいことだと思います。
どうぞ感動してからお求めください!!ご来店をお待ちしております!!


HAL's Hearing Report