《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》


No.0460 - 2008/12/18

埼玉県上尾市 T T 様より

“Friday concert”Vol.32はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/631.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/081212/guest.jpg

皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!!

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-


Vol.149「自宅のシステムではこの音は出ない!!」

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0451.html

過去の投稿の“ほんの一部”をご紹介致します!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0446.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0434.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0427.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0423.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0401.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0403.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0390.html


今回の川又さんのエフコンの誘い文句に「H.A.L.でなくては出来ないこと!!
今でなくては出来ないこと!!」というのがありました。

TELOSシリーズの聴き比べをできるH.A.L.Tが近くにある環境にいる私は幸せです。
またシステムからパワーアンプのみつなぎ替えて聴き比べをするイベントを
企画する川又さんも物好きなら、イベントに参加する私たちも物好きです(笑)

当日は都合で下記の4機種のパワーアンプを聴き比べました。

・GOLDMUND TELOS 600(税別\5,900,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/amplifiers/telos600.html

・GOLDMUND TELOS 1000(税別\7,800,000.)
http://www.goldmund.com/products/telos1000/

・GOLDMUND TELOS 2500(税別\13,500,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/telos2500.html

・GOLDMUND TELOS 5000(税別\38,000,000.)
http://www.goldmund.com/products/telos5000/

結論から言ってしまうと
TELOS 5000>>>TELOS 2500>>TELOS 1000> TELOS 600となりますでしょうか。

川又さんから送られてきた当日演奏された曲目順に違いをインプレッション
してみます。

1曲目はビョーク(Bjork Gudmundsdottir)6.Frosti(フロスティ)  
http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=3204010966

ビョークの曲をオルゴール演奏されたもの。耳慣らしのためあえて無機質な
オルゴールで、単純に板バネを弾いた時の音の立ち上がりと広がる音に注目
して聴きました。

1.TELOS 600(以下600)
2.TELOS 1000(以下1000)
600より1000の方が音の立ち上がりが早い。

3.TELOS 2500(以下2500)
正直言って2500でやっとH.A.L.Tレベル。安心して聴いていられる。
音の立ち上がりも不満無いし、エコー感も十分である。

4.TELOS 5000(以下5000)
2500が富士山だとしたら5000はエベレスト。やっと富士山に登ったらまだ
上があったという印象。初めて聴く5000でしたが、思った事は600から5000に
替えるにしたがって鉛筆の芯がどんどん鋭くなるような音の立ち上がりで一音
一音の分離度も高くなる。


2曲目はVIVALDISM/ラ・ストラヴァガンツァ東京 1.・シンフォニア第15番ハ長調 RV111a
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2818817
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1887981&GOODS_SORT_CD=102

川又さんの元に送られてきたサンプル盤から「ヴィヴァルディ」を演奏するた
めに集められた弦楽器のテスト曲。

600と1000は価格が近い事もあり音も似た傾向がある。
音像とか分解能といった言葉で語ると、どうしても各パートが喧嘩し合って
しまい邪魔をする。

2500になると霧が晴れて個別に聴き分けられる感じになる。
5000になると音場が深くなり音が渦巻く感じ。


3曲目はhttp://www.referencerecordings.com/JAZZ.asp 「PLAYS FATS WALLER」
Hyman's solo performances, encoded on the Bosendorfer computer reproducing piano
一曲目「Bach Up To Me」にてピアノソロ。簡単に言えばピアノの自動演奏。

600と1000はタッチとかニュアンスが一本調子。「コンピュータによる自動演
奏だから仕方ないか」と思っていたら、2500にしたら微妙に違いが音に現れ
始め、5000になると機械演奏なのに熱気を帯びてくる。


4曲目は私も愛聴しているnoon の「smilin'」
http://www.heartmusic.co.jp/noon/disc.html
タイトル曲1.smilin'。やっと私の守備範囲である女性ボーカルである。
ギターとボーカルだけというシンプル構成。

600より1000の方が表現が豊かになる。
そして2500にしてやっと安心して聴いていられるレベル。
誤解を恐れずにいうと自宅のメインシステムから出てくる音に近い。

値段ではない。最終的なセッティングと組み合わせで出てくる音の比較である。
5000にすると細かな事が聴き取れ易くなる。
一例を挙げると歌い出しで一度息を吸う音が耳をそばだてなくても聴こえる。
はっきり言って「自宅のシステムではこの音は出ない」と感じた。

自分のシステムと比較できて初めて5000の「凄み」を感じた。普通の音量なの
に襟元に音波の振動を感じるのである。


"Basia"「 The Best Remixes 」CRUSING FOR BRUSING(EXTENDED MIX)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/Basia/
http://www.basiaweb.com/
http://members.tripod.com/~Basiafan/moreimages.html#remixes1

これも川又さんが訪問記でサウンドチェックしている曲なので私も自宅に用意
している。
聴き所は冒頭の打ち鳴らされるパーカッションと「ドスッ」「ドスッ」とくる
ドラムである。

600から2500にいくにしたがって顕著にドラムの質感・音像・沈み込みに違い
が出てくる。600や1000ではそのどれもが及第点ではない。あまいのである。

本来ならもっと締まった低音でぐ〜んと素早く沈み込むドラム音が飛び出して
くるのである。2500のレベルでやっと自宅のシステムに近い音になる。
では5000ではどうか?「深い」のである。どれもが異次元のスピードと展開。


オーケストラはこれでした
http://www.referencerecordings.com/SAMPLE.asp#samplers
TUTTI! An Orchestral Sampler "The Absolute Sound Super Disc List"
http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=7208080018
1 Rimsky-Korsakov: Dance of the Tumblers, Eiji Oue/Minnesota Orchestra

今回はCDレイヤーを演奏。オーケストラは専門外だが、このSACDも取り寄せている。
「ヴィヴァルディ」の時と同じ傾向で、600&1000では音がダンゴ状態である。
2500にいくにつれてフォーカスが合い、各パートが容易に聴き分けられるよう
になる。

5000ではサントリーホールの特等席というのはこんな感じなのだろうなという
音である。2500はまだあら捜しできそうな気がするが、5000になるとそんな
気もおきない。ただ聴き続けていたいパワーアンプである。

GOLDMUND Multiformat Player EIDOS REFERENCEで演奏してきたがここでG-0Rb
のクロックを注入したP-01との聞き比べである。

このレベルにくると優劣よりその人の感性にどれだけ訴えられるかという感じ
である。今回はGOLDMUNDのやんちゃな部分が勝ったと感じました。

ラストはTiffany/ティファニー「Amazing Grace」
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/VR/tiffany/index.html

5000でのみ演奏。これは川又さんからの「音楽って楽しいよ」という贈り物。
お世辞抜きに驚いた。

よく目の前で演奏しているようなとか目の前で歌ってくれているようなという
表現を使うが、TELOS 5000でこそ使われるべき言葉ではないかと思えるほど、
TELOS 5000の前では臨場感・音場というコンポを語る上で使われる言葉は
陳腐化してしまう。

別格である。
値段も重量もすごいが一生物と思える買い物である。

過去にGOLDMUNDのパワーアンプでは「ミレニアム」が好印象として記憶に残っ
ているが、TELOS 5000は別の意味で記憶に残るパワーアンプになりそうである。

天野さん、次々とつなぎかえお疲れ様でした。
川又さん、また面白い企画&いい音をお願いします。今回はありがとうございました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

T T 様ありがとうございました。確かに私ももの好きであり皆様も同類(笑)と
いうことが言えるかもしれませんね。でも、もの好きが集まって感動的であり
楽しいひと時が過ごせるのであれば、これからも色々とチャレンジしていきた
いと思います。またお付き合い頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。


HAL's Hearing Report