
《HAL's Hearing Report》
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No.0190 - 2005/3/22 横浜市栄区 H K 様より
ダイナミックオーディオ
川 又 店 長
先日は、4chサラウンドシステムの試聴の時間を頂きありがとうございました。
HAL5555創設以前からいろいろと体験させて頂いていますが、川又店長のシステムは
世界最高でいつも進化していることを痛感致しております。
海外旅行中もHALのWEBを見ることができますが、海外でもHALの様な店舗は見あたり
ません。つくづくその偉大さに感服しているところです。
先日の試聴を通じ、私個人の直感的な、全くの主観的な感想をお送りします。
まず最初に、ESOTERIC P-01,D-01を使用した4チャネル再生を、Mosquito NEOを
中心に2ch、4ch切り替え操作を説明してもらい、2時間弱じっくり試聴させて
頂きました。
はじめに、川又店長ご推薦の、ワレリー・ゲルギニエフのシンフォニ、諏訪内晶子
の「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調」をいずれもSACDサラウンド録音
で2,4ch切り替えながら、その違いを体験しました。
そのあと持参した以下の4枚のSACD、CDをじっくりと比較試聴しました。
我が家では、これらをWestminster+ML26SL,20.5Lを中心
としたシステムで聴いています。
(1) VICC-60276 佐藤美枝子(Sp)、村上尊志(Pf)「さくら横ちょう」
(2) F35-50315 Brigitte FASSBANDER (Alt)、Irwin GAGE(Pf)
R.Schumann「Frauenliebe und Leben」
(3) SACD 474 639-2 J.S.Bach Concerto for Vn,Strings and Continuo (E-Dur)
Vn:Hilary HAHN
(4) SACD 474 870-2 Anton Dvorak Cello Concerto
Vc:Maisky & (Dir) Mehta
実は私はここ20年以上男声合唱をやっており、演奏会を何回も経験しています。
演奏会時にはリハーサールを行い、本番の演奏に向けて、いかに会場を鳴らすかと、
そのための発声、演奏の仕方等々いわゆるリハーサルするわけです。
本番演奏のホールの音響環境,残響、音の到達度,Pf・・・・等々普段の練習とは
条件の違うところで、いかに聴衆に説得力を与えるか、音楽表現の確認等確かめる
訳です。
こういう事を考えながら2CHと4CHの再生比較をしてしまいました。
2CHではいかにも平面的でもう一つ演奏者が乗ってない、というような感覚でし
たが、4CHに切り替えると、会場が鳴り、さらに演奏者のテンションがあがって
きてホールを鳴らしているという状況をイメージできます。
そして演奏者の気持ちがだんだんその気になってきて、気持ちが高揚して本番演奏
の雰囲気を会場のS席で聴いているそう言う体験(イメージ)ができます。
4CH再生は録音技術の高度化と共に家庭での音楽体験が益々楽しくなってきます。
実は前述のMosquito NEOの4CH再生の後に、川又店長に無理お願いして側にセット
してあった、 Stradivari Homage+All Goldmud を体験させて頂きました。
私個人の好みなので、かなり主観的な見方ですが、2CH再生といえども、音楽に
浸れると言う意味で前者の4CHでは体験できない良さを感じました。
たとえば、上記(4)の第3楽章のチェロが歌う、音楽が聞こえてくる、また(1)、(2)
の演奏者の心の表現、楽譜に出てくるcantabileの演奏者の表現が良く伝わってき
ます。
私のオーディオ再生の好みはどちらかと言えば、こちらの方に傾いてしましました。
実に楽しい一時でした。川又店長有り難うございました。
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