《HAL's Hearing Report》


No.0022 - 2001/05/25

東京都練馬区在住 kanako様より

 5/16 は用事があったため、有給休暇を決めていたのですが、なんとその日は HAL に GOLDMUND の Millennium Amp. があるという。(しかも 3日間の最終日) 仕事の都合で休めない主人が「行って聴いて来れば。あとで感想教えてね。」というもので、午後 4時過ぎに HALにおじゃましました。

 当日はあいにくのお天気でしたが、逆に他のお客様も少なく、4時から 6時過ぎまでほぼ貸しきり状態という、非常に贅沢な時間を過ごすことができました。なんてラッキー!!

 川又さんのお話しでは、3日目にして、満足できる音質になってきたとのこと。さらにラッキー!!

 ラインナップは P0-S → MIMESIS 21 → MIMESIS 27 → Millennium → N801。
→ の部分と AC の代えられる所は Dominus Rev. B Signature。( 合っていると思いますが )
 「すごい、凄い、すごーい。スゴイです、このアンプ。」
あぁ、これでは全然感想になっていませんね。でも、持参した CD をひととおり聴いた後の感想はそれしか出ませんでした。力強くて、コシがあって、しなやかで、さわやかで。「頑張ってるな」という様子が微塵もないのです。なんて余裕があるのでしょう。そしてその後出てくる言葉はやっぱり「スゴイ」です。

 さて、川又さんはスピーカーをわざわざ LAT-1 に繋ぎ直してくれました。(スピーカーケーブルも Dominus から Opus MM に変更)
 実は主人も私も LAT-1 の、あの反応の速さと豊かな音色にあえなくノックアウトされてしまい、 N801 から LAT-1 にスピーカーの入れ替えを決意。4/28 に LAT-1 が届いたばかりです。HAL で改めて両者の個性の聴き比べとなりました。

 「LAT-1 はスピード感があってタイトでいいなぁ。音の数も増えたよう。でも音の滞空時間は LAT-1 はずいぶん短いなあ。そこが気に入ったわけだけど。うーん、でも N801 の水平方向に円盤状にステージが広がる感じや量感はとても魅力的なのよね。」と、これは口に出したわけではないのですが…。
 それを見透かしたかのように、川又さんが「LAT が Nautilusっぽくなるよ!!」と秘策を披露してくれました。 元手は 0円、作業時間は1〜2分。
 演奏空間がいきなり広がってしまいました。こういうのを本当のチューニングと言うのでしょう。川又さんの面目躍如ですね。
 このマジック (と私には思える) の種明かしをするのもいいかもしれませんが、一見は百聞に如かずと言いますし(一聴は百読に如かず、かな)これはやはり川又さんに訊いてみてください。

以上


HAL's Hearing Report