《HAL's Hearing Report》
No.005 - 2000/07/14
埼玉県上尾市在住 T.T. 様より 私は鈍感です。 自宅のシステムではいくら評論家先生方が絶賛する新製品を導入しても違いが分から ない。極端に言えば付属で付いてくるピンケーブルとン万円もする物の差が分からない ・・・(悲)。自分で苦労して交換した後劇的に音が変化する事に期待していてがっか りする事が多い(泣)。でも徐々にレベルアップしているようです。自分では気が付き ませんが。 ところがそんな私でもH.A.L.では川又さんがケーブル一本・インシュレーター一組 交換しただけで音が変化するのが聴き取れる。治外法権のH.A.L.は特別な空間で、こ こを訪れる人は皆、川又さんの暗示にかかり・・・というのはウソです。H.A.L.で演 奏する製品は極めて高いレベルでバランスしているので、そのバランスを崩すような製 品は即刻国外退去を命ぜられます。たとえメーカーや輸入元が自信をもって新製品を持 ち込んだとしても、高いハードルが待ち構えているのです。川又さん以下H.A.L.の常 連の方々の耳はニュートラルなので、違和感のするような音を演奏する製品はすぐにダ メ出しされてしまいます。 ボクシングの世界では「左を制する者は世界を制す」という言葉がありますが、オー ディオメーカーの間では「H.A.L.を制する物は世界を制す」と言っているとか言わな いとか・・・。難攻不落のH.A.L.ですが今の所、ノーチラス&コヒレンス2&P-0 s等がもう1人の主に収まっているといった所でしょうか。メーカーや輸入元にとって はH.A.L.は最終検査の場でもあるようです。H.A.L.の常連の方々の製品に対する 評価は手厳しい一切の妥協をしない意見がポンポンと飛び交いますが、いざ音楽を離れ た話題になるとくだけて気さくな方々です。でもいつしかまた音楽の話題に行ってしま いますが・・・。 初めての方はまずノーチラスの音でカルチャーショックを受けると思います。いきな りエベレストの頂上の音を聴いたのだから無理もありません。次に川又さんのプレゼン テーションにはまります。私もこのプレゼンテーションを聞くためにあしげくH.A.L .に通っています。メインのお客様の横にちゃっかりと腰掛けてノーチラスを聴いている 人がいたとしたら、それは私です。誰でも初対面の人とは身構えてしまうものですが、 川又さんの言葉はすぐに心に響いてきます。話術が巧みだとか相手の話に合わせるとい う次元のものではありません。例えるとしたらオーディオの名医と言ったところでしょ うか。「説得力のある言葉だ」と言ったら怒られるかもしれません。何故ならあなたを 説得するのはH.A.L.に並んでいる製品達なのですから。 ところで私の良い音の判断基準は“聴いていて眠ってしまう”事です。疲れや寝不足 ではなく、音楽を大音量で聴いていても良いシステムから流れてくる音は、私を眠りに いざないます。ですからH.A.L.ではすぐ眠気をもよおし、へたをすると座り心地の良 いソファーで寝入ってしまいそうになるので、じっくり長い時間居られません(本当は いっぱい・いっぱ~い聴いていたいのだけれど)。 ですので全国の皆様一度H.A.L.の演奏を聴きに来ませんか? 世界一の音楽を聴か せてくれるH.A.L.。PAD社のジム・オッド社長の御墨付きです。H.A.L.は生物 のように日々進化しています。オーディオ雑誌は勿論の事。評論家先生方よりも早く生 産ライン直前の段階の製品が開発者と共に持ち込まれる事も珍しくありません。運が良 ければこのような初物に出会えるのもH.A.L.ならではの光景です。 自分のシステムに限界を感じている方もマンネリズムに陥っている方もH.A.L.で打 開策が見つかるはずです。気軽に川又さんに声をかけてみて下さい。思っている事を素 直にぶつけてみて下さい。きっと適切なアドバイスが得られるはずです。川又さんは一 見強面にみえますが結構おちゃめです(笑)。ただその後にローンに追われる事になっ ても当方は一切の責任を持ちませんのであしからず。
ようこそ音のSFXに。 H.A.L.の一ファンより |