《HAL's Hearing Report》


No.004 - 2000/07/12

秋田県男鹿市在住 こうへい 様より

 中学入学と同時にオーディオに興味を持ち、211Aのアンプなどを作っておりました。 高校時代にJBL4311を手に入れたときの興奮は、今でも忘れられません。 社会人になり社宅生活を余儀なくされ、小音量でしか音楽を楽しめない環境になりました。 その為、15年ほどは意識的にオーディオから遠ざかっておりました。

 転職を機に、地方都市に家を建て、念願のオーディオルームを作りました。 神楽坂の社宅に住み続けていれば、決して手に入らなかった広さです。 ただし、土台へのテストピース埋め込み・アース工事・屋内配線に資金を投入した結果 、現在のところ満足からほど遠いシステムを使っております。

 ホームページを一気に読ませていただき、川又さんのシステムコーディネートに懸ける 姿勢に感銘を受けておりました。 一度はお伺いしたいと思いつつ、地方都市に居住する身故、時間が無為に過ぎておりま した。

 一昨日は、本当に得難い体験をさせていただきました。 初めて伺ったにもかかわらず、快く試聴させていただき、ありがとうございました。 圧倒的な音の鮮度と深みに感動してしまいました。

 イーグルスのライブでは、聴衆の口笛までが明確な位置を示し、奥行きの深さ と相まって、開いた口が塞がりませんでした。 すべてのシステムのマッチングの妙だとは解りつつ、どの要素があの音を生み出した のだろうと考え続けていました。 そうでも思わなければ、自分のシステムのどこから手を付けたら良いのか途方 に暮れてしまうからです。

 RLSについては、「光のジャケットで音が変わるのか……?。」と半信半疑で したが、あれほどの変化を聞かされては、納得せざるを得ません。 不思議なものですね。 本当に、凄いものを聞かせていただきました。

 家に帰って自分のシステム(XL−Z999、レビンソン38SL+332L、JBL DD55000)の音を聞き返しました。

1.音と音の分離が不明確で、ぐしゃっと固まっている。
2.立体感に欠ける。
3.余計な音が多すぎる。
4.定位が不明確。

 …………に聞こえてしまっています。 今のシステムは、所詮BGM用なのでしょうか。

 

 次回は、アンプを変えた場合の音の変化など、教えていただければと思います。

 それでは。


HAL's Hearing Report