「NEWS&MAGAZINE」
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DSD再生を少しだけ


とある日、長くお付き合いを頂いているお客様からKORG DS-DAC-10のご注文を頂きました。弊社ではなかなか馴染みの少ないブランド、DSD再生の出来るDACとして耳に入っていた製品でしたが実際に触ってみる機会は今まで無かったのでした、この製品市場価格5万円前後(オープン価格)、この価格でDSDネイティブ再生という事になればPCオーディオユーザーには触手の向かないわけがない。ご注文頂いたお客様も、この価格帯とは言えはたしてどれくらいの音質で聴けるのかが気になってしまったらしくご注文の流れとなったようです、そして「入荷したらまずは使ってみて。」と、なんと優しい言葉でしょうか。大体のオーディオは新製品であれおおよその想像はできるのですが(いや、裏切られる事も多々)、こういった触って見ないとまず何とも言えない製品は「使ってみて。」なんて言って頂けると、非常に嬉しいですよね。さて、かわいいサイズの製品到着後、取説を確認しながら早速ドライバーをダウンロード、DSDデータのサンプルも用意、システムはMclntosh C50(プリアンプ)、MC452(パワーアンプ)、JBL DD67000(スピーカー)。DS-DAC-10にはちょっと豪華なシステムですがこれでもしっかり鳴れば大したものですから、ワクワクしながら試してみました。結果、どこぞの雑誌媒体によく書かれている言葉ではありますが、「これくらいの製品でここまで鳴るのか。」と驚きを含めて言わせて頂きます、基本的に設定もスムーズで面倒な事は何も無し。今回は比較データを用意せず、DSDのみの音を聴きましたので他の何か(例えばPCM)と比較してここが違うだとかあそこの表現がどうだとかはありませんが、単純にDSDネイティブ再生の「音質」の高さを味わい、感じる事が出来ました、192/24を始めて聴いた時のような感覚を思い出してやはりこの感触なんだなと第一印象を受けました。聴きながら、はたしてライブラリーはどれくらい増えてくれるのかと、こういう事をすぐに考えてしまうのは良くないのですが、質の高さを感じてしまったがために考えざるを得ない事でもあります。フロアーにはLINN DSもありますし、スタジオマスター、ハイレゾと呼ばれるデータ(192/24)でさえ、当初よりは格段にライブラリーを増やしているとは言え、まだまだ増えていかなければいけない状況ですからこれだけ考えても先は楽しみなのですが、これにDSD再生というジャンルも加われば先の楽しみとしてはユーザー側から考えれば広がるばかり。現在物知りな方はCDをDSDに変換したり、レコードをPCに取り込む際でのDSD変換などなど、すでに楽しんでいる方は沢山いらっしゃると思いますが、スタジオマスターやハイレゾと呼ばれるデータののように沢山のライブラリーからユーザーが簡単に選び購入出来るようになるまでにははたしてどれくらいの時間が必要になるでしょうか。私にとっては大好きなアーティストがいて、素晴らしい演奏があり、それがたまたまレコードなのかCDなのかという事なのですが、これがより良い音で聴けるのならばそれが192/24でもDSDでも構いません、音楽もオーディオも最終的には大好きなあの曲が、という事なんですよね。ともあれ今日は、そんなDSDの魅力を少しだけ味わってしまった一日でした、散々DSD再生をして、反動で今はレコードに針を落としてます(やっぱりどれだけデータが進んだとしてもレコードだけは手放せない。。。)、あ、感想は先にお客様にお伝えする約束だった、のんびり書いてる場合じゃなかった。

2012年11月23日(金)

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