Dig

近くにいても出会わない、巡り会いこそレコードの魅力。

たまには気楽な話もいかがでしょうか。日々、お店ではご来店頂くお客様と賑やかにお話をしたり、お問い合わせやご試聴など意外にもバタバタと動いております、急な外出なども含めるとご迷惑をおかけする事も多々ございます。ここにはオーディオと音楽しかありませんのでお店にいる間はオーディオ機器か音楽にアンテナが立っているだけなのです、やれあそこの新製品が到着したとか、どこぞのスピーカーが入荷してかなり評判が良いだとか、あんな中古品が入荷するらしいとか、まぁこの辺りの話には事欠かないのです。それと同じように、いや違うのですが、音楽はそれぞれの好みがあって(当然のこと)、皆それぞれ日々音楽を探しているのです。毎日音楽を聴く、となると流石に入魂の一曲を延々と聴くわけにもいかず、かといって全く興味の湧かない音楽をこれまた延々と聴くというのもどうかと思いますし、だから好きな音楽をどんどん探し広く世界を探るのです、至極「当たり前の事やないか」と思われるかも知れませんが、全くもってその通りです。

数日前、ちょこっと時間の隙を見てインターネットでそろそろ出てくるのではないかと思われるあの人の新譜情報や、廃盤になっているアルバムがどこかに転がってないか、欲しい中古盤がまた値上がりしてるだとかの情報をウロウロしていたところ、「Ella ＆ Duke at the Cote D'Azur」の重量盤3LPという文字に引っ掛かったのです、このアルバムは皆さんご存知の方も非常に多い1966年7月のライブ盤(2枚組)、このアルバムは結構好きでフロアーで行う試聴会でも度々お世話になっています。お店ではLINN DSでよくかけますが、家ではアナログで聴いたりと、飽きもせず聴き続けていたのですが、これに重量盤しかも3LP仕様がMosaicから出ていたなんて知らなかった事に、残念。こういう時は悩む事等なくさっそく購入しまして先ほど手元に到着、こういうのを開封して針を落としている様は多分不気味にニヤニヤしていると思うのであまり見られたくないものですね。いやー、重量盤気持ち良いです。こうやってレコードは日々増えていき山となり、整理もままならず寝床すら脅かしている事はあまり誰にも言っていない恥部でございますが。

仕事帰りや休日はもちろん、仕事中も昼食タイムにちょっとレコード探しに出かけたりとレコード屋巡りはいわば日課のようなものですが、灯台下暗し、こうやってふとしたところから転がり込んでくるレコード情報には「やったね!!」と小さくガッツポーズ、これが大切なんですよ、わかってくれる人いますよね?

2012年10月23日

製品ご試聴、販売価格、納期等詳細も含めまして、
お問い合わせはメールもしくは電話 (03-3253-5555)にて担当柴田までお願い致します。