「リラクサ3って、かな〜りオススメですよ!!」



「アクセサリーレポート第1弾 RELAXA3 PLUS」



皆様こんにちは、YASです。

-☆-H.A.L.'s Circle Review-☆-No.0551-のRELAXA3 PLUS速報を見ながら・・・
「ふ〜ん、リラクサが進化したんや、P-0sに使えると良いんやけどね〜、でも棚板がガラスか・・・」
などと思っていると
数日後・・・例によって川又さんから
川又さん




川又さん

「あの〜YASさんって、RELAXA2 PLUS使ってますよね〜?
RELAXA3 PLUSって興味有ります?

モニター始めましたけど・・・聴いてみます??(^_^;)」

「えっ?あっ、ハイ・・・・試聴させて頂けるのでしたら喜んで・・・(^_^;)
でも、2より良くなかったらレポートしませんよ〜(^^ゞ」
「ハイ、それで結構ですよ〜ヨロシク〜(^^)v」
「あっ、ヤバイ・・・墓穴を掘ったかな(-_-;)」

と言うメールと共に、RELAXA3 PLUSが我が家にやって来ました(笑)



「リラクサ3って、かな〜りオススメですよ!!」

いつものように写真です(^_^;)

さて、リラクサ3の速報やレポートを見て・・・
「シリンダー?サスペンション??Oリング??? 今度のリラクサって肝心の磁石は何処?」
と思われた方もおられるかと思いますので、一応シリンダーの構造をおさらいしておくと
(実際、外から磁石は見えませんしね・・・(^^ゞ)

と言う訳で、リラクサ・フットです。
さらに・・・ちょっと手抜きですが、説明書に載っていた図です(笑)

というような構造になっており、その外観とは裏腹に奇をてらった所は何処にもなく、実にマジメな作りです。

前回同様、磁石の反発力を利用したモノである事は変わりないのですが
加工精度の高いシリンダー内に磁石を納めてより確実に反発力を
利用する構造になっている様ですね。また音質に直接関係しそうな磁石と
シリンダーの接触面も十分に考慮されているようですね〜(^^ゞ

前回のRELAXA1や2+の「発想の勝利」から、一歩進めて
適切な素材と技術に基づいた「確かな実装」に成長したと言えると思います!(*^_^*)!

さてさて、構造的な進化の度合いは分かりましたので
では、問題の音質的な進化の度合いを検証してみましょう♪
と、その前にリラクサの使用環境ですね。



何時もの様に、何処で検証するか悩みましたが・・・(^_^;)
標準の4本足状態で、P-0sに載せると辛うじて浮きましたので(笑)
本来の性能より、多少落ちるでしょうが・・・P-0sで試聴する事に致しました。

試聴にP-0sを選んだ理由は、リラクサ2を色々な機器で試聴してみて
マイナス要素を感じたのはP-0sだけでしたので、リラクサ3での改善度合いを
比べるのに好都合と思ったのと・・・ リラクサ3の追加によって、川又ルームの
超重装甲P-0sに少しでも近づけたらラッキーと言う下心からです・・・(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ
※リラクサ2をP-0sに使用した感想は前回のP-0sのレポートをご覧下さい<m(__)m>


セッティングは、zoethecus の上にリラクサ3を置き
P-0sは、簡易フットを外して"お皿"無しのスパイク直置きにしました。
また、追加のリラクサ・フットが直ぐに到着致しましたので、音質評価は5本脚でのものです。
本数の違いによる音質の変化は、他の会員の方も仰られていますが、4本と5本では
1本あたりの負担が減る為か、5本の方がより好ましい変化でした。

 
P-0sを設置した状態


先ず、3を評価する前に、2の音質を一言で書かせて頂くと・・・
リラクサ2を使用すると、振動による乱れや滲みが大幅に減少する為か
「音場が広く深く静寂になり、その静寂の中から各音像がフワッと立体的に現れる様になりました。」
とこんな感じでしょうか・・・2の更に詳しいインプレッションは、他の会員の方のレポートをご覧下さい<m(__)m>


さ〜て、今回も非常に長い前置きでしたが・・・
それでは、本題のリラクサ3のインプレッションを書かせて頂きますね。
あっ、試聴環境や試聴ソフトは前回のP-0sレポート時と大して
変わっていませんので、そちらをご覧下さい<m(__)m>



「リラクサ3の音質とは?"巧みな音作り?"」


先ず、リラクサの特徴である、解像度の向上、空間表現の向上に加えて
低域の表現力と全体のテンションが2に比べて、大幅に向上しました!!
これは、文章で書くと簡単で「ふ〜ん?」と思われるかも分かりませんが、
実際に体験すると「おぉ〜(*^_^*)」と言う感じ??です・・・
リラクサ2をお持ちの方は・・・えーっと、そうですね〜
リラクサ2の状態にググッとグリップの効いた低域と
音楽の躍動感が追加された感じを想像して下さい。
どうです??「おぉ〜(*^_^*)」と言う感じだとは思いませんか?

そうなんです、今回のリラクサ3は2以上の静寂感に加えて、
さらに静寂の中にも湧き上がる躍動感が伝わってくるようになりました!!
これは、みなさん納得出来る表現力の向上だと思います。

そしてリラクサ3の音色は、川又さんの仰る通り「ガラスを上手く使っている」ですね。
と言いますのも、懸念した通りガラスの音は確かに乗っているのですが(笑)
その乗り方が「隠し味」的な乗り方なのが好ましいと思います!
この「隠し味」を言葉で表現すると・・・「各音像のエッジを微妙にキラッと際立たせて、
特に高域方向に独特な余韻感が出てくる」って感じでしょうか・・・

ですので、トライアングルやシンバル・ハイハット等の「チリーーン」と言う音が
空間に綺麗にポッと浮かぶ感じは、気持ちイイの一言でハマりますね〜(^^ゞ

イメージとしては、リラクサ2の空間表現に磨きをかけて、
更に低域方向も含めて全体の輪郭を微妙に際立たせている感じでしょうか?


このように、リラクサ2の振動排除による音質向上から更に一歩進んだ
"巧みな音作り"をしたリラクサ3は「確実に進化した」と言えると思います。
リラクサ2を使用して、必須アイテムになっている方は
是非3も試してみて下さい。更に"ニンマリ"できますよ〜(^^)v

「以上がリラクサ3のインプレッションでした!! それでは、サヨナラ〜」
と、ここでレポートを終わらせて頂こうかと思いましたが・・・(^^ゞ

リラクサ3の音質向上効果を、2を知らない方にも
もっと上手く伝えられる様な表現方法は無いものか!!
と考えたところ・・・思いつきました!(*^_^*)!
そうだ、映像に例えよう!!



「図解!!目で見るリラクサ3の"巧みな音作り?"」

先ず、オーディオを映像に例えようと思ったのは・・・
同じソースを再生しても、システムによって出てくる音は千差万別な様に
同じ映像でも、画像処理の仕方によって、受ける印象は
全く異なったモノになる所が同じだと思ったからです。

と言う訳で、下の写真をじっくりと見比べてください<m(__)m>
(1) 普通のラックに置いた場合 (2) リラクサ2を使用した時
(3) リラクサ3を使用した時

(1)(2)(3)をそれぞれ

(1)
普通のラックに置いた場合
(2)
リラクサ2を使用した時
(3)
リラクサ3を使用した時

と考えて頂き

音場の広さや深さ 画像全体の奥行き感
解像度 被写体のディテール
振動による乱れ・滲み ノイズ
音色の彩色感 彩度

と想定して下さい。

(1)(2)(3)
と全て同じ写真なのですが、よ〜く見比べて下さい。
どうでしょう?、同じ写真なのに、被写体のディテールや存在感を
比べると、(3)が一番綺麗だと思うのですが如何でしょうか??

(1)の状態
先ず(1)ですが、色々な振動が乗って、全体的にザラつき細かいディテールが
潰れていると思います。また、この乱れや滲みによって彩色感も損なわれ
全体的にくすんだ感じで、他の2枚と比べると、薄っぺらい画像(音)に見えると
思うのですが如何でしょうか?

(2)の状態

それに比べて(2)の状態では、リラクサ2のアイソレーション効果によって、
振動による乱れや滲みが丁寧に取り除かれ本来有るべきディテールと
彩色表現が出来ていると思います。(1)に比べると、受ける印象はかなり
良好になったと思うのですが如何でしょうか?

(3)の状態

では、(3)ですが・・・リラクサ3は、リラクサ2同様にアイソレーション効果によって
乱れや滲みを丁寧に除去する所までは同じですが・・・(2)との違いは、
ノイズを取り除いた後に被写体(音像)のエッジだけを微妙に強調して、
より明瞭なディテールを表現し、さらに彩度(彩色感)を少しだけ上げた状態の様に感じます。
その結果(2)に比べてより好ましい画像(音)になったと思うのですが、如何でしょうか?


リラクサ3の効果を、私なりに画像に例えてみましたが、如何だったでしょうか?
えっ、余計にわかりにくいって??・・・(-_-;)

※因みに、余談ですが・・・
 画像処理の世界では、被写体の輪郭だけを微妙に強調する処理をアンシャープマスクと呼びます。
 そして、DTPの世界では特殊な場合(加工前提の素材取り込み等)を除いて、ドラムスキャナーで
 読み込んだ時点で、アンシャープマスクの処理はされていますし、CGで合成加工した物も印刷前に
 アンシャープマスク処理をします。また、HP等に使われている写真もメーカーのページですと
 処理された物が多いですね。ですので、皆さんが普通の写真と思って見ておられるのもは
 実は微妙にエッジ強調されたモノなんですね〜(^^ゞ




さて、リラクサ3のインプレッションを意味不明な図解混じりで書かせて頂きましたが・・・
あらためて読み返すと、なんか良い事ばっかり書いていますね・・・
「じゃ不満点は無いのか?」と聞かれると・・・無い訳ではありませんので
最後に、それらを書かせて頂きますね。

(1) 設置場所が限定される。
  高さが有りすぎます、構造上仕方がないと言えば仕方が無いのですが・・・
  ゾーセカス等のラックでの使用を考えた場合、余程薄いコンポーネント
  以外は、最上段での使用を余儀なくされてしまいます。
  CDT・CDP・DACやプリで使用したくても高さの関係で使用場所が
  非常に限定されてしまいます。

  ゾーセカス限定で言えば、z.SLAB(棚板)をベースプレートにして
  リラクサ・フットを埋め込む形にすれば、更に多くのコンポーネントが
  中段で使用可能になりそうですが・・・(^_^;)

(2) リラクサ3の"巧みな音作り"が裏目に出る場合がある。
  これは、私にとっては全く不満点では無かったのですが・・・
  インプレに書かせて頂いた様にリラクサ3は、音質変化の度合いが大きく
  全体的に多少エッジを立てる傾向があると思いますので、システムや好みによっては、
  当然ながら、合う合わないが出てくると思います。ですので、事前にモニター等で
  ご自身のシステムとのマッチングを確認された方が良いと思います。

(3) 対荷重を増やして欲しい
  今回も標準で25K・フットを追加しても30Kですので・・・
  個人的にですが・・・これらが、標準で30K・追加フット有りで、40Kくらいになると嬉しいです。



さて、今回も長々ダラダラとレポートを書かせて頂きましたが・・・
結局のところ、 これらのインプレッションは我が家でのものですので
興味を持たれた方は、モニターが終わる前に試聴される事をお勧めします。

今回も最後まで私の稚拙な文章にお付き合い下さいまして有難うございました<m(__)m>
そして、この様な機会を与えて下さった、ユキム様並びに川又さんに改めて感謝致します。

ではでは


 ※ 本レポートはYAS様からHTMLにてご入稿頂きましたので、そのまま掲載させて頂きました。
    ありがとうございました。

 ★ YAS様のホームページ  http://www.mailz.to/