《H.A.L.'s Hearing Report》


No.0491 - 2009/3/22

東京都国立市 K.A 様より

“Sunday Concert”とは新製品発表会ではなくこんな企画です!!

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/642.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/090315/guest.jpg

オーディオの話しや商品説明はしない? という音楽を楽しんで頂こうという
企画ですが、ソフト関係の裏話やエピソードなど今までのイベントとは違う
切り口で皆様に楽しんで頂こうという企画です。

参加者はどのように感じられたのでしょうか、早速ご紹介致しましょう!!

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Vol.3「一番驚いたのはRakhmaninovのSymphony No.2 in E minor 2 mov. でした!!」

Dynamicaudio 5555
川又利明店長殿

こんばんは。日曜日には素晴らしい音楽をありがとうございました。
ここ何年かは、英語の勉強等する事がたくさんあり、実際のコンサートも個人
の生活でもほとんど、音楽を聴く事がない生活を送っています。

15日には、Apple Ginzaにいく用事があり、時間的にも間に合うので出席させ
ていただきました。

ですから、川又店長殿のListening Roomで聞く事は本当に久しぶりでしたが、
それでも通算で20回は聞いているでしょう。

今回は、このようなイベントでは、初めて真ん中の席に座る事ができました。
しかし、そのせいだけではないでしょう、とにかく、一聴して、今までの記憶
にあった全く別物の音のように聞こえました。
とにかく素晴らしい、その一言につきます。

私はいつも思うのですが、どんな分野でも、一流の方のお話を伺う事は、本当
にためになり、ああよかった、と幸せな気持ちになれるものなのです。

ですから、いつも、川又店長殿がイベントをされる時は、参加したく思うので
すが、なかなか時間が取れない場合が多く、とても残念に思っています。

ですから、都心に出た場合、時間があると、「そうだ、川又店長殿のところへ
行こうかな。」とは思うのですが、川又店長殿も原稿作成や他のお仕事でお忙
しいと思われ、わざわざ接客していただくのも「まだ」良いお客ではない私に
とっては、気が引けてしまい、ついつい他のところへ足が向いてしまいます。

ですから、このようなイベントに参加でき、川又店長殿のお話を伺える事はと
てもうれしい事なのです。

15日のSUNDAY CONCERTでは、期待の通り、含蓄の深い、とてもためになる内容
で、大変参考になりました。CDとSACDは、0101によるDIGITAL技術によっている。

従って、当初、CDはどのメーカの機械でも同じ音がすると予想されていた。
しかし、実際は異なり、音はメーによっても、機械によっても皆音質が異なった。

その原因を探ると、CDのPITの大きさ、PIT形状の正確さとその配置の許容規格
範囲、それをトレースするためのサーボシツテムによって音質が左右される。

そのサーボシステムが優れているのがESOTERICである。
また、録音芸術、CDやSACDの音は、使用する機器、スタジオ、音を加工する
人によっていかようにも変わってしまう。また、同じ音源でも、CDやSCDAを
プレスするメーカー、工場、工場の中でも、プレスする機械、または、プレス
する国によっても異なる。

また、対象とする購買層を考え、その人たちが使うオーディオ装置のグレード
で良い音に聞こえるように、わざと音を変えもする。以上の事を、実例を示し
つつ、CD、SACD、SHM-CD等を使い説明していただきました。

演奏を聴いて、すごく印象に残った事を二点書きたいと思います。

冒頭のChopinのPreludeは、Steinways & SongsのPianoの響きそっくりの音で、
「あれ、こんな音のPianoのCD聞いた事あったかなあ。」と思うほどでした。

今回のSunday Concertで一番驚いたのは、RakhmaninovのSymphony No.2 in
E minor 2 mov. でした。

First Violinと Second Violinが左右にきれいに分かれ、左に少し前気味で
したが、Double bassがきれいにくっきり表現されていました。

また、French Horn, Trumpetなどの金管楽器やClarinetやOboeが、位置と奥行き
感がしっかりとわかるように配置されて聞こえました。

これほど、各楽器がクリアに、かつ、位置と距離感が明確に聞こえた事は、
本当に初めてで、うれしくなってしまいました。

将来の目指すサウンドを見つけた気がします。

15日のSunday Concertでは、川又店長殿のとてもためになる解説と、素晴らしい
サウンドを提供していただき、素晴らしい一時でした。

川又店長殿、本当にありがとうございました。
また、機会がありましたならばよろしくお願いいたします。

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川又より

K.A 様ありがとうございました。楽しんで頂けた様子で何よりでした。
皆様に喜んで頂きやった甲斐があったというものです。将来目指すべき音を
発見して頂いたというのは素晴らしいことですね。

でも、専門店とは基本的にそのような啓蒙活動ができなければいけないわけで
すから、いかに素晴らしいお手本を示せるのかということが大切なことです。
さて、来週も色々とお楽しみの試聴ポイントと解説を今から考えていますので
ぜひ遊びにいらして下さい。よろしくお願い致します。


HAL's Hearing Report