《HAL's Hearing Report》


No.0265 - 2006/1/29

千葉県船橋市  H.T 様より

Vol.57「音楽のジャンルを問わず甘美な情感的な音を聴かせてくれました!!」

これまでの投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0266.html

川又様

金曜日はエフコンに参加させていただきありがとうございました。

実は私、いわゆるCD世代なので本格的にレコードを聴いたのは今回が初めてでした。
(幼いころに自宅のステレオセットで聴いたことはありましたが・・・)

アナログレコードに対する憧れを抱きながら、その印象はノイズが多くモアモアし
た音というネガティブな印象しかない私ですが、川又さんが、しかも「HALT」の
システムで聴かせてくださるとなれば、そんな考えも吹き飛ぶと思い、参加させて
いただいた次第です。

結論から言えば、やはりレコードには他のデジタルソースにない独自の魅力があり
ました。

また、「HALT」のシステムはアナログ再生もすばらしいもので、アナログに対す
る私の印象も一新させてもらえました。

以下簡単なレポートです。

始めは「GOLDMUND+diamond light」のシステムでした。

個人的にGOLDMUNDの提唱するデジタル伝送システムとアナログレコードのマッチン
グには興味がありました。

私の自宅でもGOLDMUNDのデジタル伝送を導入しようかと考えており、将来アナログ
プレイヤーを導入しようとすれば同様の構成になる可能性が高くなるのですが…

デジタル変換したアナログの音って?

これが不思議とアナログらしい音でした。同一の曲をCDとアナログ盤で比較試聴さ
せていただきましたが、やはりCDはCDの音、アナログはアナログの音であると認識
でき、それぞれの味わいも感じました。

参加された皆様はどのようにお感じになったのでしょうか?

次のKRELLのシステムはポジションが少しズレていましたので、本当の音を聴けて
いないかもしれませんが、とてもスケールの大きな演奏に聴こえました。

最後に、私のベストポジションNEO+Vitusのセットでした。このセットは、音楽の
ジャンルを問わず、甘美な情感的な音を聴かせてくれました。

アナログの魅力なのでしょうか、音のひとつひとつが躍動的で、スピーカーの後方
で整然と鳴っているというよりは、音が自分のほうへ迫ってくるという印象を受け
ました。

ポジションが良かったこともあるのでしょうが、私の好みはこのセットでした。

初めてのアナログ鑑賞が最高級システムの音であったので、とても幸せである反面、
その後のアナログ鑑賞が怖いような気がします。

アナログ鑑賞は、音が鳴るまでの作業や頭だしなど、デジタルソースにくらべ、
多くの時間がかかります。しかしながら、その時間が贅沢で、音楽を聴くための
心のゆとりを作り出してくれているのかなと感じました。

また、アナログプレイヤーが回転している姿がとても美しく、見ているだけで楽し
いものがあり、これもまた魅力だなあと感じました。
(若かりし桃井かおりさんのジャケットも魅力的でした)

川又コレクションの一端を垣間見ることもでき、エフコンは試聴会ではなく、やは
りコンサートなんだなあと感じながら帰途に着きました。

今回は参加させていただき、ありがとうございました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

H.T 様ありがとうございました。昨年のYG Acousticsの導入に引き続き、今回は
GOLDMUND MIMEISIS30MEとMIMEISIS18.4ME-Dの導入、そして昨年の“PEIP”デバイ
スの導入に加えて“PI”の追加など、順調なアップグレードをして頂き本当にあり
がとうございました。
イベントはエンターテイメントを意識した進行ですが、じっくりと自宅試聴をされ
ての導入で自信を持たれた選択になったものと思います。これからも末永くどうぞ
よろしくお願い致します。<m(__)m>


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