《HAL's Hearing Report》


No.0178 - 2004/10/17

東京都渋谷区 A A 様より その後の報告を頂きました!!


前回の投稿はこちらです!!

P-01 & D-01

午前11時45分:遂に、心待ちにしていたP−01/D−01が納品された。

先月、川又氏の甘言?に乗って購入した、最新鋭のデジタルソースである。
同時に購入したEsotericの電源ケーブル8N-PC8100も、前日に宅配されており、
我が家のシステムが、どの様に変化するか、胸が高鳴る。

開梱して頂いた4台の大物を、ラックの前に並べる。壮観な眺めである。
まずは、付属のフェルトシールをピンポイントフットに貼った。


12時30分:ラックへの収納

ゾーセカスのラックに、z.Slabを載せ、更にその上にBDRの”The Shelf For
Source”と、PADのTIPを重ね、その上に、P-01本体とD-011を一台づつ収納。

プリアンプ(CTC BuildersのBlowtorch)の本体の下は、z.SlabとPADのTIP。
G-0s、P-01とプリアンプの電源部の下は、z.SlabとMEIのZ−Board。
パワーアンプ(AriaのWT-350XM)はRixRaxの専用ラックにPADのTIPを載せている。


昼食

14時:電源周りを接続
P-01の本体と電源部を、PADのDominus(plasma version)DCケーブルで接続。

ACには、Esoteric製品は、8N-PC8100電源ケーブルでShunyataのHydra8へ接続。
そこから、PS-AudioのP600(デジタル専用)へAnaconda αで接続。

プリアンプは、専用電源ケーブルでShunyataのHydra(旧型)を経由し、PS-Audio
のP600(アナログ専用)へ、Anaconda αで接続。

パワーアンプは、Anaconda αで直接PS-AudioのP600(チューブ専用)へ接続。
スピーカー(Audio PhysicのMedea)の抱いている、ウーハー用のアンプは、
PADのDominus(Liquid Version)で、PS-AudioのP600(アナログ専用)へ接続。


14時30分:機器間接続

G-0sからの、クロックのフィードを含め、全ての接続に、PADのDominus(liquid
version)を使用。


15時:準備完了

さて、バーンインと思うが、どんな音が出るのか、我慢出来ずに、取り敢えず、
Fourplayの”Journey”を再生してみる。

全くダメ。音がモッタリしていて、最悪。電源系を含めて大幅な入れ替えとなった
今回のシステム再構成なので、期待する方が無理と言うものであった。

とは言え、頭の片隅に不安が広がり始める。
今迄、川又氏のお言葉に間違えはなかったが...この大物は、期待を裏切る
事は本当にないだろうか????
PADのシステムエンハンサーをP-01にセットしリピートモードで再々を開始。


翌朝

4時:目覚め
早速、システムエンハンサーのリピートモードを解除し再生終了後、試聴開始。

まずは、昨日と同じFourplayの”Journey”を再生。
ホッとする。確実に、我システムは進化を遂げていた。

次に、押尾コータローの”STARTING POINT”を再生する。
間違えない!私の耳は、確信している。

シュトラウスのアルパインシンフォニー、英雄の生涯。
ストラビンスキーの春の祭典。
ヨーヨーマの”Yo-Yo Ma plays Ennio Morricone”、
小田和正の”自己ベスト”
ダイアナクラールの”The Girl In The Other room”
等々、手当たり次第、脈絡も無くお気に入りのCD/SACDを次から次に聴いてみた。

やっぱり良い。川又氏のお言葉は正しかったのである。

今迄、P-0s、dCSの974+Elgarもしくは、Verdi+Elgarで聴いていた時との、一番
の違いはバランスの良さだと思う。

PADのDominusの特性も含めて中低域の厚みが強調される傾向を否定出来なかった
が、大きな改善が見られた。

川又氏の随筆で述べられている事を、ここで改めて繰り返す必要はないと思うが、
総合的に大きな進化を遂げている事は確かである。

音質にも色々な好みがあり、表現の仕方があると思うが、私的に表現するなら、
フルオーケストラを大音量で再生し、あの体に響く音圧を、必要以上の喧しさ
抜きに体験出来る事である。


10時:ワイフ起床

暫くしてから、「良くなったと思う?」と聞くと、「FourplayのCDを聴かせて」と
言う。これも、川又氏直伝の彼女なりのオーディオシステム評価方。

前回、5555にお邪魔した時に、P-01/D-01で聴いた”Between the Sheets”を再生
する。「確かに、良くなったね。でも、(バーンインが進むと)もっと良くなる
んじゃないの」

この時、心底ホッと出来た。

川又氏に、「男性は賭けた金額に束縛されて音の良さを見誤る。女性はその点、
正直ですよ。」と言われた事があり、いつも最後の御宣託を聞く迄、無駄使いを
したのではないかと、内心ビクビクものなのだ。

最後に、いつもながら、川又氏の適切なアドバイス及びご意見に感謝致します。

このクラスの高額商品は、自分のシステムに載せて試聴した上で購入の決断を
したいものですが、可能な事は稀です。そんな時に、川又氏のご意見を幾度も
頂いておりますが、後悔した事はありません。

皆さんも、是非HALの7階に行って、川又氏に相談してみて下さい。
ちょっと、強面ですが、話して見ると優しいおじさんです。

同時に、スーパーセールスマンである事は否定しませんので、お財布の紐は
しっかり縛って行く事をお勧めします。

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A A 様ありがとうございました。確かに私は「強面」でございますが…^_^;
内心では大変ナイーブな男でございまして(笑)やっぱり、もう私は「おじさん」
なんでしょうね〜(爆笑)もう、お兄さんで通用しないのかとうつむいてしまい
ました。なんて、うそうそ(^^ゞ しっかり開き直って仕事しておりま〜す!!

さて、奥様のご指摘と評価はさすがでございます<m(__)m> 恐れ入りました!!
だからこそ、ここでの実演には手を抜けない、いや、気合が入っているのです。
お値段の話はまったく後回しにしても、ここでの演奏で奥様がNO!! と言われた
ら一巻のおしまいですから。これからも美味しい音楽のご馳走作りにがんばって
いきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します<m(__)m>


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