《HAL's Hearing Report》


No.0172 - 2004/9/29

神奈川県相模原市 K K 様より


20日の最終日に参加させて頂きました。

永らくトランスポート界の頂点として君臨し、憧れの的であったP0s+
VUKの落日と、新皇帝"P-01 & D-01"の戴冠の席に、まさか自分が立ち
会うことになろうとは…。

P0sオーナーでない自分にとっても、その出来事は言葉に言い尽くせ
ないほど衝撃的なモノでした。

"P-01 & D-01"がSACDの規格の素晴らしさを表現できるシステムである
こと…これは川又さんの随筆の言葉の端々から素直に感じることは出来
ていました。

規格としてのSACDに、可能性や情報量の優位性があることは頭では理解
していても、何となく認めることが出来ずにいたその将来性に対する漠
とした不信感は、"P-01 & D-01"での音を聴かせて頂いてハッキリと払拭
されるモノでした。

「規格の良さ」を感じさせてくれるハードウェアに、今まで出会わな
かったことだけなのだな…と。


しかし、まさかP0s+VUKで「絞り尽くされた」と信じていたCDフォーマッ
トに於いて、VRDS-NEOが更に深く表情豊かな情報を引き出すことが出来
るとは…!

随筆を読ませて頂いた後でも、新会社であるESOTERIC社へのエールと、
新製品である"P-01 & D-01"への「はなむけ」的な社交辞令が、VRDS-
NEOへの讃辞に影響を与えているのではないか?
と、(大変失礼なことに)うがった見方をちょっぴりしていたのです。

しかし、"P-01 & D-01"で聴かせて頂いたヨーヨーマのCDの音は雄弁でした。
川又さんが、自分が感じていない、信じられないことを我々に語るはずが
無かったんです。

「何があってもP0s+VUKがNo.1だ」と、どこかで「信じたがっていた自分」
が居たのですね。 ずっと憧れでしたから。

新たな目標は、440万円の彼方に遠のいてしまいました。

「頂点をしっかり把握した上で、自分にあったシステムを選んでください」
…との川又さんの〆の言葉が心に染みます。

あっと言う間の2時間の試聴会でしたが、その衝撃と、集中しすぎで
ぐったりした体を引きずり帰路に就いたのでした。
川又さんのタフさに感心しながら…。

短い時間でしたが、近年まれに見る価値のある試聴会でした。

今は…X-01の購入を考え始めています。貴重な機会を与えてくださった、
ESOTERIC社と川又さんに感謝致します。

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川又より

 K K 様ありがとうございました。頂点を見極めることで皆様のスタンス
を見直すことが出来るというのは意義深いことです。X-01をどうぞ安心
してご検討頂ければと思います。よろしくお願い致します。(^^ゞ



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