《HAL's Hearing Report》


No.0149 - 2004/5/10

東京都杉並区在住 I・S 様より


「家庭の平和をなげうって散財するかも〜NEO!! 」

川又様

5月4日には、突然お邪魔したにもかかわらず、今話題のNEOの試聴の
機会を与えていただきありがとうございました。

川又様ご推奨のとおり、オーケストラの演奏はそれはそれは痛快で素晴らしい
ものでしたが、私としては、今井信子(Va)とPontinen(P)のデュオのCDに、
より深い感銘を受けました。

http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/imai/imai.html
(PHCP-21025)

音場感が素晴らしく、恰も、そこにピアノがあり、その少し斜め前に今井信子
が背筋を伸ばして立って演奏しているような雰囲気が、極めてリアルに感じら
れ、手を伸ばせば今井信子に直に触れることができるようでした。
(私は、特定の女性以外の女性に触れる趣味は持ち合わせていませんが・・・・)

川又様も仰っておられましたとおり、低音のハイスピードさによってピアノの
リアルさがもたらされているだと思います。そのハイスピードな低音の上に、
しっとりとした(しかもスピード感を失わない)高音があってこそ、ビオラの
リアルさも併せて表現されているのだなと、感じた次第です。

早速、同じCDを購入して自宅で聞いてみましたが、HAL1でのリアルな
演奏には、とても及びませんでした。

 ちなみに現在のマイシステムの構成は、以下のとおりです。

  SP ウィルソン ソフィア
  PW サザーランド A−1000
  PR ゴールドムンド ミメイシス7
  DA エソテリック D−70Vup
  TS エソテリック P−70

最近、セッティングにあれこれ工夫をこらしたところ、なかなか優れた音場感
が得られるようになり、自己満足の世界に浸っておりますが、HALTで聞いた
NEOの場合、音場感のみならず、音像のリアルさも兼ね備えており、自分の
システムと大きな隔たりを感じました。

とは言え、私にとって、NEOは、家庭の平和を保つことが不可能な程の価格
ですし、ニアフィールド派(部屋の環境からそうせざるをえない)としては、
少し大きすぎるようにも感じております。不本意ではありますが、一つの理想
型として、心に留めておくこととしたいと思います。

本当に良い機会を頂戴し、ありがとうございました。今後とも、これまでにも
増して、良い出会と、良い刺激を、HALTの会員の皆様に与え続けてください。
そのうちに、いつの日か、私も家庭の平和をなげうって、散財するかもしれ
ません・・・・・。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

I・S様いつもストレートなレポートありがとうございます。思い返せば…!?

http://www.dynamicaudio.co.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0125.html
ここで述べられている、「試聴」=「ローン残高の増加」は以後に多くの
引用をされるほどの名言? であり、下記のレポートにも続くものでした。

http://www.dynamicaudio.co.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0142.html

でも家庭の平和をなげうって…、は私も希望していないものですから
どうぞ穏便によろしくお願い致します。(笑) でも、その日を心ならずも
期待してしまう私ですが(爆笑)(^^ゞ



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