《BRASS SHELLレポート》


No.0103 - 2002/8/30

東京都東大和市  Y・Y様より

川又さんこんにちは。
ようやく『BRASS SHELL』をゆっくり聞くことが出来ましたので
レポートを書いてみました。

曲は前回のレポートに引き続き、大貫妙子「アトラクシオン」より
「四季」を使用しました。

試作品がエッジ加工されているので、第1ラウンドは「試作品vs
ブラスエッジ」としました。曲が始まった瞬間音がみずみずしく、
明るくなっています。そして、音像が小さく締まり楽音の質感の表現
が向上し一点の曇りもない澄み渡ったエコーが広がります。

試作品に戻すと音がくすんでしまい、正直こちらには全く魅力を感じ
られなくなってしまいました。以前のレポートにあるようにコパー
ヘッドからこの試作品に交換して出てきた音には本当に感動したので
すが...。

よく見てみると若干、『BRASS SHELL』の方が先端がとがっていて
シャープに仕上がっています。後は表面の仕上げが職人さんのこだ
わりから変更されているそうなので、その辺の差から全く別物に進化
したようです。

第2ラウンドは「ブラスフラットvsブラスエッジ」

第1ラウンド比べ音の変化はわずかですが、ブラスフラットにより
ブラスエッジの方がエコー感が少なくなりギターやベースのテンシ
ョンが上がりボーカルも力強くなりました。

第3ラウンド「ブラスフラットvsカッパーフラット」
エコーと艶が少し押さえ気味になり、全体的に音像の線が太くなり
ました。

まとめ

試作品と『BRASS SHELL』の音質の差には、ただただ驚くばかりで、
また大変嬉し誤算でした(試作品を最初に視聴した時にすぐ予約し
ていたので)『BRASS SHELL』のリングの交換による音質の差は
これに比べるとわずかな物ですが、様々な感性を持つユーザーを
満足させる川又さんとOFFICE I さんのこだわりから生まれた
サービスだと思います。

Kawamata PRODUCE 第二段にも期待してますよ!!




HAL's Hearing Report