《HAL's Hearing Report》


No.0010 - 2000/09/26

大田区在住  麻布高校在学中 KK 様より

 川又さんが、このメールのやり取りをH.A.L.のHPの方へ載せてくださると おっしゃってくださいましたので、恥ずかしさ半分、喜んでお願いしました。が、 これを読まれている皆さんの、「誰?」という疑問を少しでも解消していただくには、 やはり今使っているシステムを見て頂くことが、何よりも早いのではと思いましたの で、殆どギャグに近くて申し訳ないのですが、ちょっと添えてみることにしました(笑)

プリメインアンプ: DENON PMA-2000IIIR
CDプレーヤー:DENON DCD-S10II
スピーカー:B&W Nautilus805

寒いですね〜 しかし、まぁ・・・・・いつかは(笑)

 

KK
 川又さん、どうもおはようございます。
僕は、先日H.A.L.'s Circleに登録させていただいた、KKです。 お忙しい中、一言メールに添えていただけて、とても嬉しかったです。 まだ実際にお会いしたこともないのに、こんなに色々と話せて、 ちょっと胸躍ってしまう僕です。

 半ば予想はしていましたが、やはり最年少(18歳)を掴んでしまいました(笑) インターネットが普及することによって、こうして本来はまだ10年ぐらい先に お会いする予定の方と話せたり、様々なオーディオ製品が発売されていて、 気軽にそこそこのクオリティから出発できる時代に、感謝してしまいます。

 

川又
 私の仕事の性格上、究極的な目的は販売促進ですが、それは様々な時代と ユーザーの年代層を考慮しての活動こそ大切なことだと思っています。 つまり、啓蒙活動ですね。 従って、今すぐに、もしくはごく近い将来に購入して頂けるかどうかということは あまり気にしておりません。 もっとも大切なことは、現在から信頼関係を築いて将来のお得意様を育成 していくことと考えております。 ですから、私とのお付き合いで早々の買い物の心配はまったく必要ありません。

 

KK
 いままでの配信分は、先ほど全部読ませていただきました。
とてもとても買えないですし、7畳程度の部屋なので、どちらにしても 当分の間フロアスタンディングの大型スピーカーとは縁がなさそうですが、 でも、読んでいるだけでとても楽しかったです。 ハイエンドな世界の動きが、現実感をともなって感じられて、 読み応え満点でした。

 

川又
 ありがとうございます。読んで頂いている時間に楽しんでいただけるということは 既に信頼関係のきっかけが見つかったものとうれしく思います。

 

KK
 僕は一応パソコンを小学校の低学年頃からぼちぼち弄ってて、 ネット暦も結構長いのですが、このH.A.L.'s Circleのメールマガジンほど、 配信者の”アツさ”が感じられるものには、過去に入ったことがありませんっ! 本当に川又さんの、熱意と凄さが伝わってきました。 これからもお忙しいでしょうが、毎回楽しみにしております。 (購入の交渉ができないのは、残念ですけども(笑))

 

川又
 パソコンに関しては私より大ベテランということですね。 敬意を表します。これからも色々と教えてください。

 

KK
 小6の時に、ケンウッドのミニコンポの最上モデルにフルオプションで 30万程度のものを買ったのが始まりでした。 親はオーディオには全く無知ですし、興味もないので、我が家に この程度のステレオが入ることすら、家族は驚きでしたが、 僕は買ったときから、漠然と音に不満を持っていました。贅沢にも。 ただ、当時はパソコンにお金を費やす日々で、今では総額300万円程度 吸い込まれている規模なので、とてもオーディオにお金は回りませんでしたし、 そもそもこっちの世界を知りませんでした。中学生の頭には、ケーブルによる 音の差という発想が、理解できませんでしたので(笑)

 

川又
 ごもっともなことです。でも大切なのは音楽を愛するという気持ちと行動ですね。 いくら使ったかは結果としてついて来るものです。

 

kk
 全くおっしゃるとおりだと思います。
HALに出入りしている方々のシステムを見ていると、 ついつい、お金のかかり方の違いが目立ってしまって、気にしがちですが、 音楽を愛して、それゆえに、それに素直に行動した結果、 こう言ってしまっては乱暴ですが、たまたまこの値段になってしまった・・・ ということですよね。僕はそう感じました。

 

KK
 パソコンをハイエンドにしていくうちに、その一環として音の再生環境の 向上に気を使い始めたのがきっかけで、スピーカーケーブルを換えること による音の差にたまたま気付いてしまったのが、第一歩でした。 一歩出てしまうと、もう一気に吸い込まれてしまうのが、オーディオの世界 なのではないかと思います。気付かない人は、死ぬまで気付かないでしょうし、 一旦気付いてしまえば、もう後戻りすることはかなり困難だと思います。

 麻薬みたいです。
 たしかに、自分もオーディオ、パソコン以外にもいろいろと趣味がありますが、 夢中になって、それを高めている間は、総合金額なんて気付きもしませんでした。 後になって、電卓を弾いてみて、目を丸くしてしまう・・・なんて事が常です(笑)

 本当に、もう止められない気がしてなりません。
そんなわけで、もしかするとダイナミックオーディオとは、一生の付き合いに なるんじゃないかな・・・・なんて事も、さっきふと考えてみたりしました(笑)

 

川又
 ありがたいお言葉です。KK様のように学生時代に知り合って、やがて 就職し、初任給から一年間蓄財してエソテリックのP−0を現金で買いに きてくれた青年もいました。ありがたいですし、うれしいエピソードです。

 

kk
 あ、ちょっと憧れてしまいます。
僕も受験が終わり、大学に入ったら本格的な展開を考えていこうと思います。 車の免許とか、車とか、他の方へも色々お金がかかりそうですが・・・(汗)

 

KK
 パソコンは、オーディオにはまってからお金が回っていないので、 いまやローエンド以下の性能になりました・・・・・・・陳腐化が早いのが パソコンの悪いところですね。オーディオならもう3倍は現役でやれそうです。 ただ家にはリスニングルームはありませんが、サーバールームはあるので、 一応、世間一般のハイエンドがなしえない領域?なのですが(笑)

 今日も、御茶ノ水の予備校へ行く前に秋葉原を友人と歩いていて、 ちょうどノーチラス宣言の垂れ幕の真下で、上を見上げて、 「ここの上には、川又さんっていう凄い人が居てね・・・」 と始まり、「オリジナルのノーチラスがココにはあるんだよー」 となり、「ミスターカワマタの名前を知らない人はB&Wのラボにはいない」 なんてエピソードとかを話しながら、横断歩道を渡りました(笑)

 まだ、オーディオを本格的に始めてからは日が浅く、経済力もなく、 これからどうにか頑張っていこうと思っている段階なので、 本当はこの場所は分不相応はなはだしく、僕としても気後れの連続なのですが、 それでも、ハイエンドの話は聞くだけで楽しく感じてしまうので これから、このメールマガジンにお世話になります。よろしくお願いします。

 せっかく感激のお誘いのメールを頂いたので、全然雰囲気が分からないし どうすればいいのかも分かりませんが、いつか勇気を出して7Fに上ってみようと思 います。その時は、明らかに冷やかしになってしまうんですけど、許してください(汗)

 なんか、長くなってしまって失礼しました。
川又さんのメルマガの熱さと楽しさに触発されてしまいました(^^; それでは、失礼します〜。
今日も混むでしょうけど、お仕事がんばってくださいっ。

 

川又
 予備校に通われているということは将来の志あってのことでしょう。 KK様よりふたまわり歳をとってしまった私も、この分野での世界的 ポジションを志しているものです。 KKさん、どうぞこれからもよろしくおねがいします。


HAL's Hearing Report