発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明


2009年2月23日
No.640 「最先端かつ最高レベルを求めるステージに絡んだH.A.L.'sアイテムとは!!」
 
先ずは下記をご一読下さい。

http://www.noe.co.jp/technology/26/26news1.html

この中に次の一節があります。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

□3-2. 理想のモニター環境をつくる上でのスピーカー台の役割

2.で記した「精密な“音像定位”と、奥行き感や立体感などの空間イメージが
表現しやすい“自然な音のつながり”の両立すること」を現実なものにするに
は、スピーカーの潜在能力を余すことなく引き出す事が不可欠です。
その為にはスピーカー台に求められる役割は非常に大きく、今回は理想に近い
スピーカー台を追求いたしました。

◇ラージモニター台 
スピーカー台に求められる要素としては、重量、剛性、固有の鳴りや響きがな
い などが挙げられます。ラージモニター台にはこれらを満たす構成として、
木材、モルタル、特殊制振板という組み合わせを採用しました。

下のベースとなる部分には“ブビンガ”というアフリカ産の木材を採用しました。
この木は比重が1.0近くで大変重く、強度と粘りを併せ持った材質で和太鼓の
胴にも使われます。これを120mm×90mmの積層材にしたものをホゾ組みするこ
とで非常に剛性が高く、微動だにしないベースを作り上げています。又、柱脚
を5本にすることでより強度を増し、その上の振動を抑えています。

写真-5.ラージモニター用スピーカー台 

このベースの上にさらに重量を増やす目的で無収縮モルタルを充填しています。
無収縮モルタルは一般的なモルタルに比べると充密感があり経年変化が少なく、
スピーカー台として使用するには理想的なものです。これにより主に低域の
レスポンス、押し出し感の向上に寄与しています。さらに無収縮モルタルの
上に特殊制振板を敷き、スピーカー台の完成となります。

 この特殊制振板はセラミックコンクリートに制振材を含浸させたもので(写真
上の黒い板)、比重は約3.5と大きく、且つ剛性、内部損失とも非常に高い理想
のマテリアルです。この制振板を敷くことによる音質的な利点としては、解像
度の向上により音像が明確になり、奥行き方向もより感じられるようになります。

実際、この台の上にセットされたNES211Tスピーカーはあらゆる要素で音質的
な向上が見られ、このスピーカーの潜在能力の高さを証明しました。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

まず、スピーカー台座の材質として“ブビンガ”という木材が使用されています。
どこかで聞いたような名前だな〜と思いませんか?

http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/halc03.html

そうです、Project“H.A.L.C”のフレームに採用しているのが(Bubinga)と
いう木材です。目の付けどころは結局同じ材質になってしまうものです。

さて、この“特殊制振板”とは何か!?そうです、ハルズサークルの皆様だった
らご存知の“B-board”なのです!!

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html

このスタジオの設計を行った日東紡音響エンジニアリング株式会社の中にも
ハルズサークル会員がいらっしゃるのです。(^^ゞ

http://www.noe.co.jp/index.html

もう、一年前にになりましょうか、その方がこのスタジオの設計でスピーカー
の台座をどうしたらよいか検討し、着目されたのが“B-board”でした。

建築材料としては一枚\128,000.もするボードというのは大変高価なものであり、
ご自身がこの音質を見極めたいと来店され、NEOを置いたり外したりを繰り返す
比較試聴をして頂いたものでした。その結果、中空に位置するラージモニター
であるがゆえに、床と密着させることやスパイクでメカニカルアースをとると
いうことができないという設置上の条件と音質の両方を満たすために採用が
決定したものです!!

そして、このスタジオでも実装装備された新技術に私は大きな関心を持ちました。
↓これです!!

http://www.noe.co.jp/product/pdt1/pd1_12.html

このAcoustic Grove Systemは一般家庭でも使用できるような商品化を目前に
しているということで、日東紡音響エンジニアリング株式会社のご担当者から
一度同社の試聴室に来て頂きたいという要請も頂き、近い将来に実現したいと
思っています。

その成果が確認されれば、もちろんハルズサークルの皆様には速報致しますの
で、どうぞ期待していてください。

また、日東紡音響エンジニアリング株式会社の業務内容もご覧頂ければと思い
ますが、皆様の個人的な音響空間、あるいは仕事上で同様な設備を検討される
ということがありましたら、どうぞ気軽にご相談頂ければと思います。

私はCDソフト一枚からオーディオルームという空間制作、そして肝心なシステム
コーディネートとチューニングまでと広範囲に皆様のご要望にお応え出来る
ようにしておりますので、ぜひぜひ何なりとご相談頂ければと思います。

そして、そんな環境作りというスケールからも、あるいはボード一枚からも
皆様の音質向上を願って数々の企画を実施しておりますが、その一例が上記で
採用された“B-board”でもあります。それが体験できるのもハルズサークル
の会員特典であると思います。

こんな企画を利用したいという方はハルズサークルに先ずご入会を!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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