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H.A.L.担当 川又利明


2009年1月19日
No.635 「Documentary of“Friday concert”Vol.33」
 
今回で33回目となりました。本当に会員の皆様あってのハルズサークルであり、
皆様のご愛顧に感謝しております。この言葉は毎回述べさせて頂きたいものです。
ありがとうございました。<m(__)m>今回はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/633.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/090116/guest.jpg

私が司会進行するイベント、マラソン試聴会もそうですが、このエフコンにも
シナリオというかストーリーがあります。私が比較試聴を通じて製品の能力と
魅力をひもといていくというあり様を、参加者の皆様は再生音を通じて私が描
いた物語のページをめくっていくことによって自身の感性で読み取って頂くと
いうことが目的なのです。

今回はこんなストーリーでJEFFROWLAND Criterionをご紹介していきました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

今回も第一声となる最初の選曲にこだわりました。弦楽器はこう鳴ってほしい、
ピアノはこう鳴ってほしいという風にオーディオ装置で聴く各種の楽音には
必ず皆様の思い入れというか先入観というのか、期待する音を自分のイメージ
で作り上げてしまう傾向があるものです。

ですから、各種の楽器の再生音にはリスナーの主観が多分に入り込んでいる訳
ですが、このような曲であれば個人的な思い入れを排して客観的に音質の違い
を観察して頂けるというものなのです。

そこで私がH.A.L.のライブラリーから選び出してきたのがこのディスクです!!

■神山純一【氷の音楽】 (VICG 60052) 2.A Luxurious Afternoon
http://www.supercompany.co.jp/

1945年に創業したHOYA株式会社クリスタルカンパニーの協力によって作られた
音源を使用したものです。 http://www.hoyacrystal.jp/

南極の氷を取り寄せ、それをHOYAクリスタルのガラスの器で叩いたり、中に
入れた氷を揺らしたり、様々な氷の音をサンプリングしたもので音楽を奏でた
という企画ものです。よって個人的な思い入れではなく冷静に録音に含まれる
信号音を分析し比較するという音源であり、これで色々なことがわかります。
前回はオルゴールの音でエフコンをスタートさせましたが、今回の最初の一曲
を参加者の皆様はどのような感じられたことでしょうか!?

そして、ここで肝心なことはCoherenceにおいてACモード、DCモード、更にAC
ケーブルを抜いて純粋なバッテリー駆動の音質と三種類を比較。
同様にCriterionにおいても…

MAIN MENU == START CHARGING
MAIN MENU == STOP CHARGING
MAIN MENU == RUN ON BATTERY

この三種類の音質を比較して頂きました。最後にはやはりACケーブルも抜いて
しまい、完璧なバッテリー駆動で氷の音楽を体験して頂きました。このように
二者のプリアンプにおいて6種類の音質があるということを最初にご理解頂き
たかったものです。

そして、この後は両者ともにベストパフォーマンスであるバッテリー駆動にて
その後の比較試聴を続けていくことにしました。


さて、氷とガラスの涼しげであり透明感のある音から一転して次はSACDであり
前回のエフコンでラストの12.Amazing Grace を使ったディスクから、今度は
最初の一曲を聴いて頂きました。

■Tiffany/ティファニー   1.Ituski no komoriuta Summertime 
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/VR/tiffany/index.html

熊本県球磨郡五木村に伝わる子守唄である「五木の子守唄」のソロヴォーカル
で始まります。この歌声と日本語の発音だけを聴いているとまるで日本人が
歌っているようにどなたも錯覚するでしょう。途中から小曽根真のピアノが
寄り添うように入ってくるとSummertimeに緩やかに移行していきます。

このヴォーカルが発する余韻感と実在感が早くもCoherence vs Criterionの
相違点を露わにしていきます。それも最初の電源環境による違いを聴いて頂く
という序章があったからこそわかりやすかったものと思います。いかがでしたか?


次も女性ヴォーカルでの選曲です。しかし、日本国内の録音ではなく声量豊か
なシンディ・ローパーのダイナミックなヴォーカルをアメリカで収録したもの。

■THE BODY ACOUSTIC/ザ・ボディ・アコースティック
Cyndi Lauper/シンディ・ローパー   9.  True Colors 
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/CyndiLauper/index.html

ただし、イントロのギターのピッキングをはじめとしてアコースティックな
バックが絶妙の音場感を提示してくれる選曲であり、これも聴けばわかると
いうエッセンスを皆さんに示してくれたと思います。いかがでしたか?


さて、ここまでがNEOで演奏した前半でした。一時間に三曲しか演奏していな
かったということは私のおしゃべりの時間がそれなりにあったということですが、
私のトークそのものに多数のエピソードを含んでいますので、未公開の裏話な
どもお楽しみ頂けたことかと思います。
さあ、次からの後半はVIVID AUDIO G1による演奏です。


G1の最初でも上記同様に楽器の質感に対する思い入れを極力排除しようという
狙いからシンプルな録音としました。

■Double Image  Open Hand   3. A Night In Tunisia
http://www.dmprecords.com/CD-503.htm

鉄琴や木琴という鍵盤の質感の違い、マレットがヒットした瞬間の立ち上がり
と共鳴管が引き延ばす余韻感が漂うイメージが対象的な展開を見せます。


次は空間再現性において両者の違いをチェックして頂くという意味合いから
教会録音による合唱です。

■SKRUK/pa nytt FXCD254 より 8.HAN ER OPPSTANDEN
http://www.kkv.musikkonline.no/shop/displayAlbum.asp?id=27619

各パートの歌声が定位するポイントから広大な空間に余韻感が拡散していく
過程においてプリアンプが果たす役割とは何か、そんな問題提起に対してこの
選曲は大変よい教材となったことと思います。


今回のエフコンではクラシックをほとんどかけていませんでした。それは私が
意図したシナリオのキャスティングとしてCoherence vs Criterionの対比を
鮮明にしたかったからです。

■TUTTI! An Orchestral Sampler "The Absolute Sound Super Disc List"
11.Jacques Ibert: Escales-anime (Valencia)Eiji Oue/Minnesota Orchestra
http://www.referencerecordings.com/SAMPLE.asp#samplers

そこで管楽器と打楽器が活躍するこの曲でダイナミックなオーケストラを本日
初めてかけることにしました。SACDの魅力をESOTERICがきっちりと引き出し、
それをパワーアンプに送りこむという仕事を両者がどのように果たしたのか?
これは聴けばすぐにわかるものでしょう!!


何と二時間というのは早いものです!! 今回ラストの選曲をどうするのか、
主役の両者の魅力と最後にコンサートとして演奏を堪能して頂くという両方の
満足感を最後にお土産としてお持ち帰り頂きたかったものです。そこで…

■Warren Bernhardt Hands On 1.Prelude Op. 28 No. 20 & Variations
http://www.dmprecords.com/CD-457.htm

このシーズンならではの演出で今回も試聴室の空調と照明を落とし、ノイズ
フロアーをぐっと引き下げた静寂の中でショパンのプレリュードをイントロに
アレンジしたロマンチックなピアノトリオを聴いて頂くことにしました。

今回は女性のお客様がお二人いらしたのですが、楽しんで頂けたかな〜!?

「まったく!!男たちというのは何でこんなものに熱を上げるのか…!?」

と思われないように私も頑張ったつもりですが、楽しんで頂けたでしょうか?

音楽を楽しみながら音質に対して知らぬ間にこだわりを持って頂けるような
イベントを目指しているものです。

そして、エフコンのストーリーは二時間の物語として参加者の皆様に記憶に
残り、そして皆様のシステムにおける将来像が少しでも見えてくればと願って
いるものです。参加者の皆様のご感想をお待ちしております<m(__)m>

先ずは音楽を楽しんでください!! これからもエフコンは続けていきます!!

そして、参加したい方は先ずハルズサークルにご登録ください!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.co.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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