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H.A.L.担当 川又利明


No.305 「聴きました!!
     DOMINUSの後継者YEMANJAのパフォーマンス!! 」

2004年7月某日、いつかいつかと待ちわびたDOMINUSの後継モデルのサンプル
が届いた。その名前はYEMANJA、一瞬なんと発音したら良いのか戸惑いながら
箱から取り出したみた。外観はまったくDOMINUSと同じであり、ラベルに刷り
込まれたネーミングだけが新製品であることを物語っている。

サンプルとしてはRCAとXLRインターコネクト、それにバイワイヤー・スピー
カーケーブルが来ているのだが、先ずは最もここで使いやすいバランス・イン
ターコネクトケーブルでDOMINUSとの比較を試みることにした。

私はケーブルの厳密なる試聴には十分なバーンインが必要であるということ
から初日の音質はまず聴かない。同社のシステムエンハンサーを24時間リピ
ートさせること数日、DOMINUSと連結させて同じバーンインを行ってやっと
試聴の時を迎えたのである。その評価システムはご存知NEOを核としてまと
めたものであり、課題曲もそれに準じて選考している。


     -*-*-*-*-今回のリファレンスシステム-*-*-*-*-

 ESOTERIC G-0s(AC DOMINUS)    
      ↓                 ↓
      ↓                  7N-DA6100 BNC(Wordsync)
      ↓                 ↓
 7N-DA6100 BNC       ESOTERIC P-0s+VUK-P0
 (Wordsync)         (AC/DC DOMINUS & RK-P0 & MEI Z-BOARD & PAD T.I.P)
      ↓                 ↓
      ↓           STEALTH Varidig (FURUTECH FP-600)×2(Dual AES/EBU)
      ↓                 ↓
 dcs 974 D/D Converter(AC DOMINUS)
      ↓                      ↓
 STEALTH Varidig BNC×1   STEALTH Varidig BNC ×2
 (Wordsync)            (SPDIF-2 DSD Audio Signal)
      ↓                      ↓
 dcs Elgar plus 1394(AC DOMINUS+SAP RELAXA3PLUS & PAD T.I.P)
             ↓  
■PAD DOMINUS vs YEMANJA Balance Interconnect Cable 1.0m■
             ↓  
 HALCRO dm8(AC DOMINUS)
             ↓  
 STEALTH Indra Balance Interconnect Cable 5.8m H.A.L.'s Special Version
             ↓  
 HALCRO dm68 ×2 (AC DOMINUS×2)
          ↓  
 STEALTH Hybrid MLT biwire Speaker Cable 5.0m H.A.L.'s Special Version
          ↓
 MOSQUITO NEO

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さて、私は以前のshort Essayでケーブルに関する評価の仕方を次のように
述べているが、これが今回も大きな着眼点として大切なポイントになった。


■ケーブルに求める情報量とは!?

オーディオシステムの中で機能的に考えると最も受動的なものは何か?
フロントエンドのコンポーネントは出力を発し、アンプはそれを伝送増幅して
スピーカーを駆動する。オーディオ信号を受け取るだけのスピーカーは一見し
て受動的であると考えられるのだが、多くのユーザーが経験しているように
実はセッティングや各種のチューニングによって再生音をコントロールする
ことができるのも事実である。その意味では積極的に使い手の技術と感性に
よってスピーカーの音質を調整していくということは能動的な要素を含んで
いると考えられないだろうか。

さて、それでは私の着目点は何かというと、オーディオシステムの中で
それ自身が信号を伝送するという局面において、ケーブルの存在をどのよう
に理解したものだろうか? ということを改めて考えさせられるケーブルが
登場したのである。

各種のケーブルは信号伝達という意味では完全に受動態であり、それ自身が
他のコンポーネントに働きかけるということはないものだ。

しかし、このケーブルという存在でシステム全体の音質がここまで左右され
るという事実を既知のものとすると、一部のケーブルメーカーがスピーカー
ケーブルを床に這わせる際に使用する置き台のサポートなどを別にすれば、
ケーブル自体に音質を調整する要素もなく、ただただ両端に接続されたコン
ポーネント間の伝送を忠実に行うという極めて受動的な仕事をしているもの
ということになるのではないだろうか。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

ケーブルの使命としては忠実に信号を伝送するということが唯一無二のこと
である。ただ、そのような理解の中でケーブルが何かを付け足す…、という
ことがあるだろうか? というシンプルな問いかけを自分自身にしてみた。

仮に「低域が良く出るケーブル」または「高域が良く出るケーブル」などと
いうものがあったとしよう。しかし、それは本当だろうか? 皆様も常識的に
お解りのことであろうが、特定のボリュームにおいて信号の中で、ある部分
の周波数が強調されるようなL、C、R、の素子が内蔵されているようなイコラ
イザー的な回路が組み込まれたケーブルなどは存在していない。

相対的に高域が抑制されるような傾向では低域に強調感があり、逆に高域が
印象に残ると低域に物足りなさを感じるというように、伝送系においてどこ
かの帯域が抑え込まれてしまう事によって他の帯域が強調されたように感じ
るという“特定帯域の減衰による聴感上の印象”ということが正解ではない
かと私は考えている。

つまり信号の中の情報量に関して“加算する”という考え方ではなく“減算
する”という引き算の理屈で結果的には聴感上の周波数特性の変化を印象と
して感じてしまっているのではないかと考えているものだ。もちろん、これ
らは測定器での計測ではスペックとしては表れてこない領域のことである。

そして、なぜこのような考え方を私がするようになったかというと、私が最も
ケーブルの評価で重きを置いているチェックポイントが「余韻感、エコー感の
存続性」というものであるからだ。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

前述のような周波数特性における聴感上の印象ということでは、巷で語ら
れているような複数の要因から各社の理論がぶつかる局面があり、それを
実際に聴いてみると各々にうなずけるところもあり個性の選択として使い手
の感性で楽しみながら選んでいくという面白さがあるだろう。

しかし、私がここで使用してきたケーブルは聴感上の周波数特性と言える
高低のバランス感覚のようなレベルは既に通り越しているものばかりであり、
特異な性質を初歩的なバランス感覚の欠如で許容するものはまずない。

そして、近代のハイエンドオーディオにおけるコンポーネントが大勢とし
て目指しているのはノイズフロアーの低下であり、言い換えれば残響成分
の微小な信号を再生することで得られる音場感の再現性という論点にこだ
わって設計されているというポイントである。システムの成功例として
それらで聴く楽音とその背景描写の忠実さは、毎度私が随筆なとで表現し
ようとしている実在感につながるものであり、微小信号が余韻感を司って
いるという事実をぜひ皆様にもご理解頂ければと思い舞う。

ケーブルにおける微妙なキャパシター、インダクター、絶縁体の質、各
構成パーツの組み合わせ方、コネクターのこだわり、そしてもちろん線材
の素材における吟味において、この十数年でケーブルというアイテムの開
発にも大きな進歩があった。そして、エコー感や余韻感としての情報を
ケーブルにリヴァーブ・マシンを仕込んで強調するというようなことは
ありえないものであり、その微細な情報をロスしているものとそうでない
ものに私はケーブルの評価方法として単純な優劣を付けてきたのである。

つまり、エコー感を付け足すようなケーブルは存在しない。エコー感と
いう情報をロスしているものとそうでないものの二種類しかないのである。

録音に封じ込められた余韻成分がどれほど正確に再現できるかということ
で、ケーブルの持ちえる情報量、いや情報の存続性があるかないかという
解釈で私はPAD DOMINUSシリーズ、最近ではESOTERIC“MEXCEL Cable”と
いうケーブルをリファレンスとして採用してきた。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

そう、以前のリファレンスであるDOMINUSの後継者として、まず私が着目
するのも前述のポイントなのである。

試聴のパターンは最初にDOMINUSで課題曲のポイントをリピートしておき、
単純にYEMANJAに切り替えて同じポイントをチェックするといういつもの
手順である。従って、以降の音質に関するコメントはほとんどがDOMINUSを
聴いた後のYEMANJAに向けられたものとしてご理解頂きたい。

さて、最初の曲は楽器の数が少なく、立ち上がりとエコー感の両方を同時に
チェックできるこの曲である。
押尾コータロー『STARTING POINT』6.Merry Christmas Mr.Lawrence
http://www.toshiba-emi.co.jp/oshio/

「おお〜!! これは違うぞ!!」

この曲ではスタジオで加工処理されたエコーがNEOの周辺にオーラのごとく
湧き起こるのだが、その余韻感として認識できる空間の大きさが一回り
大きくなっているのである。この違いは直ちに相違点として感じられた。
しかし…、それだけか〜!?

聴き進むにつれて只者ではない気配を察して、私は再度DOMINUSに戻し
1分30秒ほどを聴きなおし、再びYEMANJAに戻して確認する。

「そうだよ、これだ!!」

私はエコー感が長引くことだけに着目しているわけではない。ここで
確認できたYEMANJAの確たるパフォーマンスの証として、音像の内部に
見られる濃密感の増大、色彩感の向上、エネルギー感の増加、そんな
言葉で伝えたい音楽の躍動感の素晴らしさなのである。

「これはまるでPADのRLSに光を入れた瞬間のような変化ではないか!!」

押尾の弾くギターの弦がNEOを通じて周囲の空気に新たなヴァイブ
レーションを引き起こし、光と影の中間に見られるグラデーションが
更に階層を多くして楽音の輪郭を鮮明にしているのである。

まるで12色の色鉛筆で小学生が描いたギターの絵に対して、今度は36色
の色鉛筆で美術大学の学生が描いた同じモチーフを隣に並べたような
比較が私の目の前で起こっているのである。YEMANJAこれは凄い!!

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

ギターという中域の楽音について最初からいきなりインパクトのある違い
を見せ付けたYEMANJAであるが、今度はウーファーとトゥイーターの領域
で上下の帯域でテンションのあり方を含めた違いを聴きとってみようと
考えて選んだ曲がこれだ。

Audio labの「THE DIALOGUE」(1) WITH BASS
http://www.octavia.co.jp/shouhin/audio_lab.htm

最初にDOMINUSでドラムの各ユニットの質感を聴き、記憶に何回も刷り
込んでYEMANJAに切り替える。ラックの裏側に回っては何度も何度も
この切り替えを行うのはただただシンプルに、そして厳密な比較をす
るためには必要な作業である。さあ、準備が出来たぞ!!

「え〜、そんな〜。昨日まで私がリファレンスとしてきたDOMINUSが〜」

えぐるように遠慮なくNEOのウーファーをストロークさせるDOMINUSの低域は、
今まで当然のごとく重量感とテンションを22センチという比較的小さい口径
のNEOのウーファーで絶大な支配力を振るっていたものだが…。

この時YEMANJAに変えてから叩き出された冒頭の40秒程度の再生音で、
私がこれまでDOMINUSに頼ってきた低域の質感がこともなげに一蹴され
更なる加速感とテンションの高まりを見せていることに唖然としてし
てしまったのである。

キックドラムの質感は時間軸を70%に圧縮して同じエネルギーを叩き出す
ものだから驚きが先行し、表現しにくい低域のエッジを見事に屹立させる。
このコントロールの冴えはなんということか!!

次に実感されるのは、瞬発力として、またブレーキングとして打音の両端
をきっちりと束ねるというパフォーマンスだけでなく、打音そのものに
慣性質量のないウェイトを追加したような重量感が備わっているのである。
例えとして“慣性質量のないウェイト”としているのは、重量感が増しても
スピード感は逆に加速されているというイメージを伝えたかったものだ。

さて、低域の変貌に目と耳を丸くしていると、好対照に澄み切ったシンバル
やハイハット、金物のパーカッションの響きの美しさが段違いに耳にしみ
込んできた。NEOのトゥイーターの質感の素晴らしさは過去に述べている
通りなのだが、この時にはDOMINUSでの高域はカーテンの向こうから…
と例えられるようなストレートな高域の放射が快感をもって私の耳を襲う
のである。これは気持ちいい!! スポットライトがシンバルに当たった
反射がきらっと光るようであり、しかも刺激成分は皆無なのである。

エコー感の存続性は打楽器の余韻感に潤いを与え、リスナーに向かって
飛翔してくる高音階の打音が空気中に飛行機雲を発するように鮮明さを
ますのである。そう、映画「マトリクス」で銃弾が空気中に航跡を残し
ながら飛んでくるような描写力の向上がYEMANJAの存在感を実感させる。

ドラム、パーカッション、ウッドベースというシンプルな編成の録音の
中にまだまだ聴き取れていなかった情報が含まれていたということの驚き。
それがたった一本のインターコネクトによってもたらされたという驚き。
150時間以上かけたバーンインがYEMANJAを目覚めさせたのである。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さて、時間を惜しんでオーケストラへと進めていくことにしよう。
セミヨン・ビシュコフ指揮、パリ管弦楽団によるビゼー「アルルの女」
「カルメン」の両組曲(PHCP-5276 )はNEOを聴くようになってからの
テスト曲の定番となってしまった録音である。さて、DOMINUSで聴いて…

[1]前奏曲 「こっ、これは美しい!!」

導入部の弦楽器群による重厚なアルコの合奏のいきなりの変貌にわが耳を
疑った。私がこのディスクの中でも特に好きなパートであるが、この時の
弦楽器が幾層にもレイヤーを構成して左右の“NEO”の更に両翼の周辺部ま
でも広がり、その質感にほのかな甘みを感じさせてくれるのがたまらない。

先ほどまで強烈な打撃音でYEMANJAの存在感を誇示した直後に、今度は流れ
るような弦楽器群の旋律がDOMINUSとの相違点として感じられるではないか。

ケーブルを通過する楽曲の電気信号に対して、その経路となる導体と絶縁体
がもたらす様々な効用は計り知れないものだが、ジム・オッド氏は明らかに
前作を超える“整えられた情報量”というものをきちんとYEMANJAに織り込ん
でいるのである。打音と摩擦音という対照的な再生音でフラッグシップの
世代交代が確実なものであるという安心感と一抹の寂しさをこの時感じた。


[8]ファランドール 「オーケストラの奥が見える!!」

前奏曲と同じ主題を管楽器を交えて始まり、やがてタンバリンと小太鼓が
ステージ奥でリズムを刻み始める。最初から豊潤な余韻感がオーケストラ
全体に潤いを与えながら、リズム楽器の鮮明さが対照的に歯切れいい。

そして、オペラグラスでステージ奥の演奏者をしっかりと見つめることが
出来たような実感が湧き起こる。そう、弦楽器群の流れるような美しさと
は対照的に、一音一音をホールの天上にまで反射させて伝わってくる打楽
器の鮮明さが心地良い視野の拡大として感じられるのである。

やがてフルートが中央で絶妙なタンギングを披露すると弦楽器もピッチカ
ートで応え始める。このピッチカートの最初は点としての音源からふわ〜、
とホールに響き渡る余韻感が聴きどころであり、まさに私の記憶に焼きつ
いているDOMINUSの最も印象的な魅力であることを思い出した。

終盤に差し掛かると弦楽器群のアルコがうねるように展開し、ことさらハイ
スピードな“NEO”の低域再生にYEMANJAが抜群のサポートをかける。
これはいい!!

ケーブルの情報量はいたずらにエコー感の延長を示すものではなく、楽音
のフォーカスとして遠方の楽器にどうピントを合わせられるかという見方
でも判断しなければならない。それは言い換えれば、水中での風景だろう。

水の透明度が高くなければ水中では先が見えない。これはケーブルで言う
ノイズフロアーの低さと例えられよう。

その水中においても日の光が差し込み、見たいものの質感と色彩感を空気中
と同じように見せてくれなければ困る。これはケーブルにおける伝送周波数
帯域の広大さであり情報量という言葉でも通用するものだ。

水に流れがあった場合には水流によって光線がゆがめられ、見たいものの
輪郭を屈折させてしまうこともあるだろう。これはケーブルで言えば導体
の物性処理がいかに高度な技術で仕上げられているかということだろう。

今、ここに表れた“水の女神”YEMANJAは、音楽を愛する人々に限りなく
透明で、ゆえに太陽の光を十分に引き込んで、更にわずかな水流も抑えて
私たちに最高レベル水中の視野を提供してくれたのである。

液体シールドからプラズマシールドへとPADのジェネレーションは進化したが、
ジム・オッド氏は初心に回帰して“水の女神”を日本のオーディオファイルの
ために再び生み出してくれたのである。

長年に渡って進化を続けてきたDOMINUSは、それ自身のパフォーマンスを示す
相当高いハードルを後継者の前に残していった。

しかし、YEMANJAが初回のジャンプで見事にそれをクリヤーした歓喜の声が
私の耳に残っているのである。音像の内部における質感の向上と空間情報の
拡大という両者において、勝利者の行進はこれから始まろうとしている。

YEMANJAが皆様のシステムに投じる一石と、その波紋に私は期待したい!!


               補足版

「あのPADが待望の新製品発表!! 国内最速情報はハルズサークルから!!」

三ヶ月前にすべてのラインアップを生産終了したPADは着実に開発を続け、
遂に従来のパフォーマンスを上回る新製品を発表することになった。

しかも、それは日本向けに特別仕様となっており日本でしか販売されない
フィーチャーとして、他国で扱われる同社のケーブルとは一線を画する音質
を達成したという。価格の順に製品名をご紹介すると…

IFA/イファ、OSAIN/オサイン、SHANGO/シャンゴ、そしてDOMINUSの後継機で
トップモデルのYEMANJA/イエマンジャ、となっており、YEMANJAがナイジェリア
のヨルバ族の地母神にして水の女神という由来であるので、恐らくOSAIN、
SHANGOもキューバの伝説上の神様の名前ではないかと思われる。

いかなるパフォーマンスを発揮するのか、これらの新製品の公式ファイルを
入手したのでハルズサークルの皆様に全国初の速報としてお知らせしたい。

          -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

いつものように、web更新前の輸入元公式ファイルをハルズサークルだけに
送信サービスいたします!! ぜひこの機会にご入会下さいませ<m(__)m>


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
お店の場所はココの(5)です。お気軽に遊びに来てください!!

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