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H.A.L.担当 川又利明
    
2017年6月14日 No.1401
 HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCCS 遂に世界初オーナー現る!!

No.1160 2014年10月25日
「音楽を裸にするスピーカー登場!!その名はHIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1160.html

三年前の出会いから私のハイエンドスピーカーに対する新たなリファレンスであり
指標となったHIRO Acousticは、ここH.A.L.にて音質的な成長と進化を遂げ、以来
私がコンポーネントや電源アイテムなど多数の新製品を試聴・評価するために
なくてはならない絶対的存在となっていました。
http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/hiro/

そのMODEL-CCSという仕様だけでも素晴らしい存在であったものが、設計者の情熱と
技術力を背景に三年目にして大胆な飛躍を遂げた進化形が登場しました!!

2016年10月27日 No.1336  HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCCS 登場!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1336.html

それは単純にウーファーセクションの追加によって低域の増量を図ったものではなく、
低域の能率向上に伴い中高域のクロスオーバーネットワークにおけるレジスター値を
以前の三分の一以下まで低下させることによって出現した圧倒的な情報量の増加でした。

その進化の過程をH.A.L.にて聴き続けてこられたのが埼玉県三郷市 T.I.様でした。
初めて来店されたのは2015年の12月、その時このようにお声をかけて頂きました。

「オーディオルームはどうやって作ればいいものなんですか?」という一言でした。

このHi-End Audio Room Designの右下にて2017年春竣工予定と紹介したパースを
再度ご覧頂ければと思います。工事に遅れがありましたが遂に完成したのです!!
https://www.dynamicaudio.jp/5555/7/rd/

このパースが描かれたのは一年前のことでしたが、その当時既に初代HIRO Acousticの
導入を決意されていましたが、2016年10月にMODEL-CCSからMODEL-CCCSへと設定変更し
出現した音質の爆発的な進化に驚嘆され即決で導入を決意されたのでした。

T.I.様の場合にはオーディオルームの設計が先行していましたが、HIRO Acousticと
もう一機種のスピーカーとの同時使用ということでプランニング変更がありましたが、
2017年6月初旬のある日、搬入開始から11時間という入念なセッティングを行って
遂に私の経験としても最高峰のオーディオルームにおけるハイエンドシステムが
音楽を奏で始めたのです。

今回のH.A.L.'s Circle Review配信4,000号にて、その概要を発表できたという事は
私にとっても記念碑的な実績のひとつでもあり大変に光栄な出来事でもあります。

■HIRO Acousticの後方にセットされたのはSonusfaber Aidaです。
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.05.jpg

 四台のパワーアンプとAidaの後方の壁面にブルーの壁布と同じ仕上げで作られた
 手前にせり出している台形の棚は将来的に大型テレビを設置する可能性に対応した
 ものであり、TOSリンク光デジタルケーブルを既に壁面に仕込んであり、テレビの
 デジタル音声信号をESOTERIC Grandioso D1に接続する準備がしてあるものです。

■ソースコンポーネントとプリアンプは下記の構成となります。
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.02.jpg

■完成したオーディオルームの全容と配置関係はこのようにしました。
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.01.jpg
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.06.jpg

■すなわち使用機器のほぼすべてが下記のようにH.A.L.と同等というものです。
 当然ながら下記にはSonusfaber Aidaは含まれておりません。
http://www.dynamicaudio.jp/file/H.A.L.sSoundRecipe_HIROAcousticVol.4.pdf

上記のように11時間に及ぶ作業時間では初期設定として一応の段階に達した音質と
いう認識で、今後数回の訪問でチューニングを行い私が納得できるレベルまで追求
していくのが私の仕事ですが、導入段階でのこだわりをご紹介したいと思います。

■私が視覚的判断から配置した初期設定のスピーカーレイアウトです。
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.04.jpg

 搬入当日は大小50個以上の梱包を運び込み要領よく開梱し並べていかないと
 収集がつきませんので、私の判断で大よそのレイアウトを決定し手際よく並べて
 まずは第一声の音を出してみようという段取りでセッティングした状況です。

■初期の再生音を聴き私の判断で下記のようにスピーカーレイアウトを変更。
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.06.07.03.jpg

Hi-End Audio Room Designを標榜する私から見て、H.A.L.試聴室以上の音質を目指したものです。
従いまして、当フロアーよりも優れた音響空間を前提にしていますが、それは装置を
ぽんと置いただけで達成されるものではありません。ここからがスタートなのです。

T.I.様にしても私にしても記念すべき第一声であったわけですが、課題曲の冒頭を
聴き始めた時点で私は直ちに問題点に気が付いてしまいました。その音質的な不満の
各項目をここで述べることは致しませんが、素性として素晴らしい環境でありますが
オーディオとは面白いもので音源位置とセッティングの重要さを思い知ることになりました。

上記二枚の写真を比較して頂ければ分かりますが、スピーカーの左右間隔を広げ
画像では分かりにくいと思いますがリスナーからの距離も遠ざけての位置変更を
行っています。

わずかな変更のように思えるかもしれませんが、このリプレースメントだけで
音質は大きく改善され、オーケストラの各パートが鮮明になりヴォーカルの音像が
センターにすっきりと浮かび上がってくるようになりました。

そうです、これでスタートを切ったというものでH.A.L.試聴室よりも期待された
パフォーマンスが出現し始めたのでした!!

これからは何度が訪問させて頂き更に入念な試聴を繰り返し私が納得できる音質まで
仕上げていくことはもちろんですが、このオーディオルームの設計施工に関しても
多数のノウハウが込められているものであり、それらの情報も取りまとめながら
近い将来にはHi-End Audio Room Designに新たな一ページを加えていきたいと思います。

今回はH.A.L.'s Circle Review配信4,000号という記念すべき情報公開の場において、
H.A.L.のリファレンスシステムがH.A.L.よりも数段階素晴らしい環境にて稼働し始めた
というお知らせがしたかったものです。今後の続報にもどうぞご期待下さい。

川又利明
担当:川又利明
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