発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明

No.1086 2013年12月3日
 「遂にやってきました!!Genesis G2.2jrの偉容は音質も表している!!」


No.1080 2013年11月16日
「国内唯一の展示導入決定!!あのGenesis最新モデルがH.A.L.に登場!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1080.html

上記の速報から二週間、昨夜(11/29)セッティングが完了しました。
サイズはH 1905mm x W 533mm x D 712mm先ずは実際の姿をご覧下さい!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.11.30.01.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.11.30.02.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.11.30.04.jpg

私が承知している以前のGenesisと最も違うポイントが↓これです!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.11.30.03.jpg

重厚なアクリル製のベースに特殊なラバー系ダンパーによってフローティング
された本体は床との機械的な連携からアイソレーションされています。簡単に
言いますと、押せば動きますが直ちに揺らぎは制動されるというもの。

以前からサーボコントロールによる強靭な低域を叩き出すスピーカーでしたが、
床からの影響から回避する手段はSonusfaberのThe Sonus faberに搭載された
「Z.V.T = Zero Vibration Transmission(伝播振動ゼロ化システム)」と
同様な発想によるものと思います。

さて、セッティングは終わりましたがチューニングはまだです。
Genesisの最大の特徴とも言えますが、トゥイーターレベル、ミッドレンジは
三段階、サーボコントロールのウーファーはカットオフ周波数とゲインという
コントロール機能が備わっています。

今時のハイエンドスピーカーは作者が決めたバランスをそのまま使いなさいと
いう発想のものが大半で、周波数帯域別レスポンス・コントロールという手段
をユーザーに提供しているメーカーは極めて稀な存在です。

自由自在に周波数特性をコントロール出来るというのは実は両刃の剣なのです。
このバランス感覚をきちんと持っているユーザー出ないと、いつの間にか自分の
好みで特定の帯域をデフォルメして使うようになってしまうケースが見受けられます。

オーケストラで合わせた時の低域とスタジオ録音のジャズやポップスで合わせた
時のバランスをいかにして決定していくか、これが難しく時間がかかります。

しかも、以前のGenesisはサーボコントロールのアンプが独立しており、リモコン
でリスニングポイントから調整できたのですが、今回はパワーアンプも内蔵し
チューニングのためのスイッチも本体後部に取り付けられているので大変です。

課題曲を聴き左チャンネルのGenesis G2.2jrの後ろに回り込みノブを回して調整し、
今度は右チャンネルまで歩いて行って同じ調整をしてからセンターポジション
まで戻り聴き直す。この作業を20数回やりました!!

細かいノウハウをここで述べようとは思いませんが、皆様にお聴かせして恥ずかしく
ないレベルまでチューニングするには一時間以上かかりましたが、それでも私と
しては納得出来たものではありません。まだまだ聴き込まなくてはと思っています。

後日、機会を見つけて紹介したいと思いますが、このサーボコントロールに
よる低域再生には素晴らしい魅力があります。しかし、それもセンスの良い
チューニングが出来たらという条件付きなのです。ご来店の多い週末なので
今日はここまでとしましたが、これからもっともっと音質を磨いていきます!!


担当:川又利明
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