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EINSTEIN 「 The Absolute TuneU 」 ![]() |
今回は日本再上陸のEINSTEIN社プリメインアンプ「 The Absolute Tune U」を ご紹介致します。 オーディオを長くやられているお客様はその名前をご存知かと思いますが、90年頭ぐらいに当時はハインツ&カンパニーという商社が 輸入販売を行っておりました。 その時のモデルもプリメインアンプで型番も「Integrated Amplifier」という分かり易いネーミングのモデルでした。 この製品も高純度アルミパネルと純ステンレスケースを使用しています。 使い勝手的には色々とあったようですが、音質的には非常に評価されたモデルでした。 その後、代理店が取扱いを完了し、日本には入って来ない状況でしたが、昨年2009年にGOLDMUNDやVIVID AUDIOを取り扱っている輸入代理店ステラボックスが輸入業務を再開して 現在に至っています。 アインシュタインは1989年にドイツ西部、ドルトムントに隣接するBochum(ボーフム)に設立されたブランドです。 いずれの製品も、他社とは全く異なる独創的かつ革新的なアプローチで、真空管を使用しながらも非常にハイスピードで驚異的な高S/Nを持つ製品を多数ラインナップしています。 |
CD PLAYER 【 The Source 】 定価:¥1,995,000(税込) |
PRE AMP 【 The Tube U 】 定価:¥1,995,000(税込) |
![]() 独創的なデザインの トップローディング方式プレーヤー |
![]() 入力それぞれに独立した真空管を 使用しているプリアンプ |
STEREO POWER AMP 【 The Light In The Dark 】 定価:¥1,365,000(税込) |
MONO POWER AMP 【 The Final Cut MK60 U 】 定価:¥3,780,000(税込) |
![]() デュアルモノ構成のハイブリット パワーアンプ |
![]() 出力トランスを不要としたOTL回路を 採用した究極のモノラルパワーアンプ |
PHONO STAGE 【 The Turntable's Choice 】 定価:¥577,500(税込) |
INTEGRATED AMP 【 The Absolute TuneU 】 定価:¥1,260,000(税込) |
![]() かわいい円筒形のデザイン |
![]() ↑今回ご紹介製品です↑ |
前置きはここまでにして「The Absolute Tune U」の説明に入りたいと思います。 フロントは左側には5つの入力を切り替えるセレクター、右側にシグナルパス上にポテンショメーターが存在しない構造を採用し、 音質の劣化を防いだヴォリュームがついているだけのシンプルな設計となっております。 真ん中の表示窓は電源投入後3つのブルーのライトが点灯し、使用可能な状態になると2つの光が消え一つになります。 アルミパネルと黒い部分のコントラストは非常に美しいフロント高級感を感じます。 ![]() 構成はデュアルモノラル、入力段はE88CC/6922双三極管を各チャンネル2本ずつ使用し、入力はRCAのみですが、 その後の回路はノイズ対策としてバランス設計となっております。 本体を上から見ても、その美しいレイアウトに感心してしまいます。 ![]() 背面は入力端子が左右対称の構造となっております。 また中心にアース端子を装備、スピーカー端子はWBTのシングルワイヤーとなっております。 ![]() 細かいスペックは下記をご覧下さい。
それでは、試聴に入らせて頂きます。
![]() まずは最近お気に入りの手嶌 葵「The Rose」より1曲目“THE ROSE”を試聴しました。 その透明感と静寂感は非常に素晴らしいものを感じます。 ぱっと聞くと真空管を使っているとは分からにほど音の粒立ちが良く、時折覗かせる真空管ならではの色気がなんとも絶妙で音楽の世界に取り込まれます。 情報量の多さや高域の独特な感じは“ドイツらしさ”を感じますが、聞かせどころが非常に旨いように感じます。 またSONUS FABERとの相性も非常に良いように感じます。 次にベートーベンピアノ協奏曲5番 「皇帝」 仲道郁代を試聴しましたが、 独特な味付けは少なく、全帯域に渡ってしっかり音を出してくれます。ピアノに関してはやや高域に癖を感じますが、 これがEINSTEINの出したい音なのでしょう。 スケール感も十分に感じますが、低域はほど良い感じで、量感というよりも安定感のあるサウンドです。 Larry Carton「STRIKES TWICE」では、ギターのサスティンが非常に心地よく、またドラムではスネアのビートがテンポよくリズミカルです。 全体的には明るいイメージの中にほんのりとした暖かみと、上品な響きを感じます。 リアルというよりも“こういう風に聴かせたい”という音楽性がひしひしと伝わってきます。 がんがんヴォリュームをあげて聞くというイメージよりも、しっとりと音楽に浸るというニュアンスの上品なアンプではないでしょうか。 試聴のご予約、お問い合わせ、ご注文も承っております。 当フロア担当“ 島 ”まで、お気軽にご連絡下さい。 |