VOL.58 Bassocontinuo ACCORDEON



	5555 4F H.A.L.3試聴室


今回はオーディオラックをご紹介させていただきます。

Bassocontinuo(バッソ・コンテュニオ)はイタリア国内生産のラックメーカーになります。
今回紹介させていただくACCORDEON以外にも
オーディオボードのTABLA、アンプスタンドのBANDURA、Accordeonをもとに開発したリーズナブル
なモデルLYRAなどもありますが、今回はACCORDEONをメインにお届けいたします。

まずは下記価格表をご覧ください。




≪ACCORDEON価格表≫
ADE BLACK
CHERRY(付き板)
PEARL BLACK(HG)
PROTED RED(HG)
BELGA BLACK(LE)
HAVANA BROWN(LE)
(HG):ハイグロス
(LE):レザー張り
bottom+Spike Base
\84,000
\92,400
\100,800
MODULAR SHELF  95mm
\73,500
\80,850
\88,200
MODULAR SHELF 140mm
\78,750
\86,625
\94,500
MODULAR SHELF 165mm
\89,250
\98,175
\107,100
MODULAR SHELF 210mm
\94,500
\103,950
\113,400
MODULAR SHELF 235mm
\105,000
\115,500
\126,000
MODULAR SHELF 280mm
\110,250
\121,275
\132,300
MODULAR SHELF 305mm
\120,750
\132,825
\144,900
MODULAR SHELF 350mm
\126,000
\138,600
\151,200
輸入代理店のホームページはこちら シェルフ ← CHERRY(付き板) 写真クリックで拡大 ← PROTED RED 写真クリックで拡大 ← BELGA BLACK(レザー) 写真クリックで拡大 サイズ *シェルフサイズ:W600×D550 *有効スペース:W500×D500 *棚板の厚み:25mm厚のMDF *すべてのエッジは平行した面をもたないデザイン 支柱 写真クリックで拡大 写真はスパイク70mm+プロップ70mm 2セット 写真クリックで拡大 このラックは3点支持となります。 支柱径:40mm直径 素材:オーステナイト系ソリッド・ステンレスIASI 303 *ポールに関してはジョイント方式(既定のプロップ(ポール)の組み合わせ)  スパイク70mm プロップ70mm/25mm 165mmの場合スパイク70mm+プロップ70mm+プロップ25mmの組合せ) 305mmの場合スパイク70mm+プロップ70mm×3本+プロップ25mmの組合せ) スパイク 写真クリックで拡大 ベースラック(一番下の段)にはスパイク受けがセットになっております。 このスパイク受けはOリングを装着した90gステンレス製となります。 備考 耐荷重:80kg 可能台数:メーカー推奨としては4段まで サンプル画像 上記サンプル写真の価格 PROTED RED bottom+Spike 定価\100,800 ×1 MODULAR SHELF 210mm ×2 定価\113,400 ×2 合計定価 \327,600(税込) <コメント> まずラックは見た目も非常に大事だと思いますが、イタリア製だけあり美しい!! でもオーディオの真髄は音です。このBassocontinuo ACCORDEONはどうかというと 音質的にも非常に評価できるものとなっております。 全体的なところでは、解像度及び情報量はしっかり出ており、特に低域の安定感は 高評価です。ラックの場合はシェルフ、ポール、スパイク、スパイク受けの組み合 わせですので、どれが影響しているか解りませんが、3点支持であるというところは 大きいかもしれません。 音色的なものですが、店頭で仕上げの違いの3種類試してみましたが、若干違います。 チェリー色は付き板ですが、暖かい響きが出てくれ安心感を覚えます。 PROTED REDに関しましては、表面の仕上げのせいか若干重心が上がったように聞こ えますが、良い意味で晴れやかなに感じます。情報量も上がったように聞こえてし まうのは、この響きかもしれません。 BELGA BLACKはレザー仕上げになっており、全体的に重心が下がったように聞こえ、 響きが押さえられたように感じてしまいます。ただ余計な響きが少ない分、音の芯 が出たように感じ、リアリティが高くなったように感じます。 今までも多くのラックを経験してきましたが、このラックはデザインだけではなく、 音質面でも高級ラックと肩を並べることができる素晴らしいオーディオラックです。 さて、このACCORDEONに関しては、ADE BLACKというカラーで165mmで3段にすると、 定価\262,500(税込)と高価です 同一価格帯ですと、こちらもイタリア製ですが、MUSIC TOOLSのISO Static。 1段(定価\120,750)という価格で、ガラスを使ったモデルですが、スタックできる ということもあり、当時非常に人気の高いものでした。 他にも高級ラックとしてはFinite Elemente、昔はZoethecusもありました。 ラックでここまで音質が違うということでハイエンドユーザーに評価されたのは やはり音質です。 国産で最近非常に評価が高いのはAndante Largo。他にも老舗のTAOC、ADK、そして Tiglonといったところだと思います。 話が前後してしまいましたが、このACCORDEONに関しては音質を重視した設計ではあ りますが、気をつけなくてはいけない点があります。 3点支持であるということ。 一番上の段はもちろんのこと気にすることはないですが、中の段に関しましては機 器の後ろに支柱が来ることになります。 有効スペースがW500mm×D500mmとなっておりますが、D500というのは前面か ら支柱までの距離になります。使っている機材が500mm以下であれば良いということ ではありません。 機器の背面の端子の位置によって電源ケーブルが当たってしまったり、ラインケー ブルがあったたりもします。最近の電源ケーブルは特にコネクター部分が大きいと いうこともありますので、こちらは是非気をつけていただければと思います。 良いラックで見た目も音質もアップさせ、更に快適なオーディオライフをお過ごし いただければと思います。 たかがラック、されどラックですよ!!! 2013年6月30日 H.A.L.3 島