・写真左)「TD712zMK2」、右)「TD725sw」 タイムドメインという言葉をご存知でしょうか。 時間領域(Time Domain)という意味ですが、2001年に3月このタイムドメイン理論を前面に出したスピーカーがデビュー、 それが富士通テン“ECLIPSE TDシリーズ”の「512」と「508PA」です。 富士通テンと言えばカーオーディオや自動車部品の製造の分野では有名でしたが、 そこで培った高い技術力を生かし、ハイファイスピーカーを手がけるようになりました。 その高い再生能力はまず録音スタジオで高い評価を得て、次第にピュアオーディオ業界からも一目置かれる存在となりました。 SACDマルチの録音をいち早く手がけたのは、録音エンジニアのオノ セイゲン氏。 彼が手がけた“ザ・フォーク・クルセダーズ”のアルバム「戦争と平和」は、ECLIPSシリーズ512を使用して録音していますが、 このディスクは今でも私のリファレンスSACDとして活躍しています。 ミュージシャンの間でもユーザーは多く、クラシックギター奏者の村治佳織、ピアニストの木住野佳子、ヴォーカリストの鈴木重子などが 名を連ねております。 2004年にはリファレンスモデルとなる「TD712z」を発売し、こちらも高い評価を受けておりましたが、そのTD712zに更なる改良を重ねた自信作が登場しました。 それが「TD712zMK2」!! そのお披露目はなんと有名録音スタジオ「一口坂スタジオ」にて行われましたが、私も参加させて頂き、タイムドメインの真価を肌で感じる事が出来ました。 本来オーディオは個人的な音楽の趣味で成り立つもので、ミュージシャンやエンジニアが伝えたい音楽とは、イコールでなくとも良いのではないかと思います。 これがプロオーディオとピュアオーディオの壁のようにも感じます。 しかし、その二つの分野が融合された時にまた違った音楽の世界が登場するのだと思います。 それを伝えることができるのが、この「TD712zMK2」ではないでしょうか。 今回はこの「TD712zMK2」を聴いて頂きたく試聴会を開催したいと思います。 また同社の素晴らしいサブウーファー「TD725sw」の魅力にも迫って参ります。 是非この機会に富士通テンの提唱する音楽を感じ取って下さい。 進行は富士通テンのスタッフが行いますが、面白い話も聞けると思いますよ!! |