DYNAMICAUDIO 5555/5F

H.A.L's 「M」 Recommendation!

VOL.24

「CRM + CRS」
ブックシェルフ・スピーカー +サブウーファーシステム

AUDIO MACHINA「CRM」
AUDIO MACHINA  「CRM + CRS」 定価:¥3,360,000 (税別)
 
今回のAUDIO MACHINA/CRSは前回の特選コーナーVOL,18でご紹介したCRM用のサブウーファーのご紹介です。

特選コーナーVOL,18 AUDIO MACHINA / 「CRM」
前回のCRM(コンパクトリファレンスモニター)と今回のCRS(コンパクトリファレンスサブウーファー)の登場でCRMシステムの完成となります

CRSサブウーファーはCRMを更に魅力的に完成度を増す製品ですが、前回ご紹介したように[CRM]自体の魅力が非常に大きいので、CRMをベースにに大きく開花させる事が出来る CRSをお勧め致します。

CRM自体のクオリティが高いので、CRM単体で聴いても何ら通常の音楽再生でのレンジで不満が出るわけではなく、十分に聴かせてくれます

しかし、このCRSの追加導入する魅力は非常に大きいのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ≪スペック≫
  • ・パワーアンプ内蔵型サブウーファー完全密閉型
  • ・ユニット :26cmコーン型
  • ・クロスオーバー周波数 :30Hz-60Hz(可変)
  • ・内蔵アンプ出力 :500W
  • ・サイズ、重量 :300Wx350Hx150D/23kg
  • CRS単体価格 :¥1,900,000(ペア)
  • CRS専用スタンド :¥260,000(ペア)
※その他、製品詳細につきましては、メーカーサイトより、ご確認下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

---


前回の[CRM]を紹介した際の感心した事でもあるので、改めてCRMの魅力に非常にエンクロージェアに拘っている事でした。

大きさやデザインこそ「普通の」ブックシェルフ、ただの四角い箱スピーカーではないか!?と思いましたが 実際に目の前にし、手で触ると、それは全く“普通”ではなかったのでした。
他の製品と大きく違うのが、エンクロージェア(箱)がアルミ合金ブロックからの削り出しであるという事。

スピーカーを製作する設計者であれば、理想のユニットが手に入った場合は、ユニット以外のエンクロージェアからは鳴らない欲しいというでしょう。
箱が鳴ると共振するという事ですから、ユニットの意図した鳴りとは多少異なってくるのです。 “余計な振動による色が付く”と言った方が正確かもしれません。

それならば“筺体を固有の音色が無く、鳴きの無いアルミで包んでしまおう”という、分かりやす考えですね。

具体的には航空宇宙グレードのアルミ合金ブロックの二つを張り合わせています。
完全密閉型です。
また、拳で突こうが大音量で鳴らそうが、箱鳴きは皆無です。

エンクロージェアの“一部”を硬質な素材で製作したり、補強で共振対策をしたりする製品は数あれど、ここまでストレートで、 ある種シンプルな考え方は、理想の到達点の製法とも言えるのかも知れません。

しかしスピーカー製作の考えは製品の数だけあると言っても過言ではないですし、それこそブランドの数だけある訳です。
その中には、ある程度箱を鳴らし、言わば楽器の様に響きを巧みにコントロールして、大らかに聴かせるのもあります。
だから面白いのですね。同じスピーカーでもメーカーごとに考えや方向性が異なるのです。

各メーカー形や方法論は異なれど、共通している点を挙げるとするならば、単純に“高音質”であることに尽きるでしょう。
ユニットを単純にアルミニウムで固めれば簡単に良い音が出せるというはずもなく、やはり最終的にコントロールは設計者の耳とセンスに委ねれられるのです。

---


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@SSA(ソリッドスラブアルミニウム)キャビネット
全てのオーディオマシーナ製品がそうであるように、CRSも世界最高の強度を持つSSAキャビネットを採用しています。
完全密閉型とすることで、超低域まで諧調豊かでアキュレートな低域再生が可能です。

A高性能パワーアンプ内蔵
強靭なSSAキャビネットの中には、500Wの高性能パワーアンプが搭載されており、Peerless製26センチドライバーを力強くドライブします。
低域のゲインとカットオフ周波数を調整できる高精度アッテネーターを装備。お部屋の環境に合わせて、最適なポジションを選ぶことができます。

B専用スタンド CR Master Stand
CRMとCRSを一体化できる専用スタンドをオプションにてご用意しています。
(\240,000/pair・税別)

アルミ削り出しはその硬質さの印象から「音色も硬い」というイメージがありますが、アルミニウムで包まれた製品の奏でる音は 滑らかにですし、密度感良く、S/Nも上質です。 オーディオ製品は回路と筺体の融合であるので、筺体自体の持つ音も当然反映されますし、音質は大きく左右されます。
もちろん、それで全てが決定づけられる訳ではございませんが、密度のある音の安定感の良い表現には、多大な貢献をしているのです。

主張をせずにCRMに寄り添い、あくまで補う事に徹している事にCRSを評価したいのです。
過剰に低域がぼこぼこ鳴るのとは大きく異なり(CRSにはフリーケンシー、レベル調整つが出来るので、そういうセッテイン具も可能ですが) あくまでCRMの性能と魅力を後押しするような設計で、正に良質のサブウーファーとして機能しています。

ですのでしかも各帯域などでカットオフなどもしていないので、CRMはそのままフルレンジで出ていますので、音色はやはりCRMなのですが CRSを入れるのとではやはり空気感と言うのか耳で聞く低域ではなく、体で感じる低域が風の様に楽しめるのです。

まず一番の特徴はCRMと全く同じ流れの航空宇宙グレードのアルミニウム合金ブロックからの削り出しの完全密閉型のエンクロージェアにあります。
アルミの個体故にこの大きさとコンパクトな箱の薄さでもで重量は23kgとなります。
完全に密閉の魅力はCRMでもご説明しましたが、物理的に振動からの歪から解放される事です。
各社SPメーカーは様々な理論や考えでこの振動たいさくとして、高名なバスレフ設計などの構造に拘りますが やはり完全密閉の魅力の振動歪からの開放は非常に大きく、そして一番振動幅の大きいウーファーであれば 自らの振動の悪影響も大きく、密閉である効果が顕著に表れるでしょう。

そしてアルミでのエンクロージェアも相まって硬質でありながらも、振動歪を最小限に抑えながらも静かに発音するSPの一番肝心な土台が 出来ていると思います。

CRM  CRS

ユニットはCRMがショートホーン型のMorel製シルクドーム製のツイーターに、Scanpeakの15cmサイズのウーファーに対して、CRSはPeerless製の26cmウーファーとなります。

CRS背面

CRSの背面ですが、ウーファーのレベル(WL)とカットオフ周波数(WF)を調整できる可変式高精度アッテネーターです。
クロスオーバー周波数は30Hz-60Hzとなります。
CRSの使いこなしの大きな一つに、このレベル調整と周波数での組み合わせが挙げられます。

基本的にセンターという基準こそありますが、非常に僅か数mm可変、レベルとの組みわせで、想像以上に変化いたします。
先入観を持たずに、設置されるしすてむ、環境で積極的に追い込んで行かれる事をお勧め致します。
フロアでも設置するシステムでレベルと周波数の組合わせのポジションは異なります。 メインシステムではフロアの広さの関係もあり、レベル1時方向の、WFは11時方向の40Hz辺りがバランスがとれていました。
RCA端子はアナログライン入力端子となり、その下にSP入力端子があります。これはラインでプリアンプからのライン入力でも パワーアンプからのSPケーブルでの接続でも、どちらでも構いません。

使いこなしのもう一つに色々試した際に、SPケーブルで入力する事を推薦いたします

CRS入力

比べてみるとライン入力よりSPケーブル入力の方がアクティブウーファーとしても、情報量は増している印象ですし、CRMとのバランスが取れていると感じます。
メーカーもSPケーブルでの入力を推薦しているようです。
その場合は、パワーアンプから二系統のSPケーブルで、メインのCRM、CRSにと接続します。簡単にバイワイヤ―として接続という事です。

CRM入力



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のCRSが登場し、本来のCRMの魅力が更に味わえるとういう意味でのCRSの登場は喜ばしいですが 個人的にもう一点良くなった部分があります。

それはCRS専用用スタンドの存在です

CRSスタンド1  CRSスタンド2
この様に、CRM , CRSを背面でボルトで4点でリジットに止めるのですが、このスタンドが構造的にも宜しいです。(スタンド上での高さ可変不可)
つまりCRSを単体で聴いていても、CRM専用スタンド以上に、CRSスタンドが音が良いのです。
CRM,CRS両スタンド共に大きな構造や素材等に変化はありません。土台の面積も両スタンド同じです。(撮影時はスパイクは外しています)
CRM専用スタンドは置くだけのシンプルなスタンドですが、置いた時と、CRS専用スタンドに(CRSを取付ずに)固定して聴くと 明らかにCRSスタンドに固定の方が、密度の濃く、スケール感も更に上回っているのが明らかです。

CRS top

実際にCRMを購入されるお客様と両スタンドをご用意して試聴頂きましたら、CRSスタンドに大きく軍配が上がりました。
また固定出来るメリットは音質と、それ以上に地震等の振動対策にも大きく役立ちます。CRMスタンドはCRMとほぼ同等のサイズの天板の為に 衝撃や体が当たる等した時に、(特に私はセッティングの際に腰が当たったりで何度も冷や冷やした覚えがあります)から解放されるメリットもあるのです。
またCRMスタンドが3点脚に対して、CRSスタンドは4点脚で更に音を含めた振動対策にも貢献しています。

CRMスタンドが価格¥134,400に対して、CRSスタンドが¥252,000とかなり上がってしまい、CRM,CRSスタンドで定価¥1,281,000となりますが 見方によれば¥117,600の価格の差以上の差が音の現れると言えるかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

CRS demo

この状態でセットしCRSをOn-Offでも分かり易いですが、CRSの効果は非常に大きいですね。
CRSの魅力の見た目の小ささを全く感じさせない広々したスケール感や、神経質にはならない音色やアルミ密閉個体のメリットでもある SNの高さは、そのままに 大きく余裕をもった低域とスケール感が自然と追加されるのです。

CRMご紹介の際にも評価した「低域はサイズ、密閉型ゆえに欲張れないが素直な再生音が魅力」の”欲を言えばここが足りない”
という部分が全部無くなるのです。 それはCRM,CRSでのトータルチューニングではなく、あくまでCRMは足し引きせずに全て出している事にプラスしてCRSが加わるメリットが大きいと言えます。

ほとんどのプラスオンするウーファーだと、どうしても低域方で支配的な音になりがちですが、CRM+CRSですと、それが全く無く、CRMが倍以上に魅力的に成長します。 オーケストラでは重低音が気持ち良く、例えば低域成分があまり入っていないと聴こえてしまうタンゴやアコースティックものですら On-Offをすると驚くほどの違いで、それは見せつけるような低域では無く、耳で聴くというより体で感じる低域・・空気感や風の様なものなのです。

CRSとしてもエンクロージェアもCRMと同じ密閉で、歪みがほとんど感じられませんし、内蔵の500Wパワーですので パワーアンプが実際に駆動しているのはCRMだけで、CRSは十分に内蔵アンプで駆動しています。

BMCのするラインナップで鳴らすとBMC特有のクリアさとCRMの素直さが相まって非常にSN感良く静かでレンジの広さを味わえますし
もう一方のシステムのEAR/V12、OCTAVE/V70SEですと、滑らかさと色艶が豊富な事と、包まれる様な温かさも味わえます。
アンプの相性や組み合わせにも敏感に変化しますし、CRM同様に追い込み甲斐のあるSPです。

CRMの魅力を大きく進化させたように、しっかり音像を描きながらも密度のある中域、そして開放感のある高域。
CRS特有のサイズを忘れる厚く這う様でいて、しかし緩まない低域。
低域が十分豊かになる事での空間表現の安定感。
いずれも筺体の振動歪の無さが実現させる、安定した表現力です。

CRMの良さでもある小型ながら、目を閉じるとその倍以上のスケールでサイズを忘れてしまうほどの鳴りっぷりですが
CRM+CRSのコンパクトなサイズのシステムとは思えないほどのスケール感で空気を震わせるような魅力があるのです。

CRMを既にお持ちの方にも是非ともプラスワンとしてCRSをお勧めですし、CRMをお考えの方にCRSスタンドをお使い頂きたいですし 何よりCRM+CRSのシステムでの魅力を推薦致します!!

是非一度、ご試聴下さい!

-お問い合せはお気軽に諸石までお尋ね下さいませ-