DYNAMICAUDIO 5555/5F/諸石

H.A.L's 「M」 Recommendation!

VOL.22


 「BDCD-1.1」CDプレイヤー

 「DAC1 PRE HR」DAC+プリアンプ
 「AMP S1」ステレオ・パワー
 「AMP M1」モノラル・パワー

 
最近輸入が開始されたニューカマーでありながらも、価格のカテゴリーを超えて 音のパフォーマンスとして訴えるブランドです

フロアでのデモ記録です。合わせてご覧下さいませ。
http://ameblo.jp/5555-5f/entry-11091951553.html
http://ameblo.jp/5555-5f/entry-11085968362.html
http://ameblo.jp/5555-5f/entry-11051904395.html

後日BMC AUDIO社長、代表エンジニアでもあるカルロス・カンダイアス氏が来店しました。
以下をご覧下さい。
http://ameblo.jp/5555-5f/entry-11102041978.html



BMC
http://www.axiss.co.jp/fBMC.html

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B.M.C.はオーナーであり製品開発の最高責任者であるMr. Carlos Candeiasが2009年 に興したドイツの新進ハイエンドオーディオブランド。1986年からスタートしたオー ディオ開発の歴史の中で生まれた斬新かつ本質を鋭く捉えた増幅回路方式、LEF(ロー ド・エフェクト・フリー)、インテリジェント・ゲイン・マネージメント(DIGM)、カ レント・インジェクション(CI)を始めとするアナログ技術と、DACインターフェース を革新するSuperlinkなどのデジタル技術を有機的に活用するハイエンドレベルの優 れたオーディオ機器をリーズナブルなプライスでラインナップしています。
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BMCはブランド自体は新しいものですが、エンジニア自体もオーディオ業界に精通していますし これまでのカルロスの出した製品を考えると音と構造など技術面でも秘められている感じます。
ドイツに拠点を置くブランドであり、生産を中国国内に工場をコントロールすることでリーズナブルな価格でありながら しっかりとした設計とデザインで評価出来ます。

近年中国生産品が非常に多くなりましたが、中国生産の是非ではなく如何に他界レベルでの音質とクオリティを両立するかが ハイエンドでのキーポイントなります。
ラインナップはソースからモノラル・パワーまでシリーズでフルBMCで完結出来ます。

またBMCはフルラインナップで揃えてもらう事により最大限のポテンシャルを発揮します。 それは後ほど、説明します以下の二点の
「SUPERLINK伝送」と、
「CI(カレントインジェクション)、電流伝送」が一番の特徴であり魅力と言えるでしょう。
もちろん他社との組み合わせでも十分な魅力です。
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以下がBMCのラインナップとなります。
●AMP C1 Integrated Amplifier w/Alu remote  定価 \680,000(生産完了)
●AMP S1 Stereo Power Amplifier   定価 \650,000(生産完了)
●AMP M1 Mono Power Amplifier    定価 \650,000(生産完了)
●AMP M2 Mono Power Amplifier    定価 \1,554,000(ペア)
●BDCD1.1 CD Player          定価 \598,500(税込)
●AMP CS2 Stereo Power(integreted amp)          定価 \798,000(税込)
●BD1.1  CD Transport        定価 \493,500(税込)
●DAC1Pre DAC+Preamp module &High Res USB 定価 \651,000(税込)
●DAC1HR DAC w/High Res USB     定価 \577,500(税別)
●MCC1 Phono MC           定価 \399,000(税別)
●RC1 Remote control         定価  \24,150(税別)

新価格となります。新価格はこちらをご覧下さいませ。

※その他、製品詳細はメーカーサイトをご覧下さい。

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全てのラインナップはいずれハンドリングしてレヴューしますが、今回は非常に魅力的な
・ベルトドライブCDプレイヤーのBDCD-1.1
・DAC内蔵プリアンプ/DAC1 Pre HR
・ステレオパワー/AMP S1
・モノパワー/AMP M1

またBMCの魅力を最大限生かすために他社製品との組み合わせではなくBMCで完結させたデモでのご紹介をします.
ベルトドライブCDプレイヤーのBDCD1.1の紹介です。


CDプレイヤー(CDトランスポート)のBDCD1.1は、ベルトドライブメカ特有の滑らかさで聴き易さを前面に 通常のアナログ出力に加えて、各デジタル出力、そして一番の特徴のデジタルSUPERLINK出力があります。

このSUPERLINKは非常に巧妙に考えられており、通常のCOAXの様な一本のケーブルではなく 4本のBNCケーブルを使用します。(CDランスポートには付属されております)

-SUPERLINK-
デジタルインターフェースには、通常のS/PDIF 4 系統に加えて、データと三つのクロックの分離伝送によっ て最短距離でDAC1 との接続を可能とし、ジッターの根絶を図るSuperlink を装備。 CD によるデジタル音源は、もはやデジタルの概念を根底から覆し、アナログの温もりとエネルギッシュな音 楽を復活させ、胸に迫る臨場感を醸し出します。
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この4本のBNCケーブルは 「MCK」「BCK」「LRCK」「DATA」に分離され各出力します。それぞれ分離された音楽信号データ、ビットクロック、L/Rクロック、マスタークロックに分離して伝送する方式です。
通常のデジタル出力は一本で信号から全てを伝送しますが、更に細分化し、細かくデータと信号に分けて 出力する方式で、ジッターに非常に有利で高次元でロスの無い伝送が可能なのです。 このSUPERLINK尚、このSUPERLINK接続はBMCのDAC接続にに限られる接続です。


BDCD1.1はそのベルトドライブ・メカが音質に大きな影響を与えている事に加えて、操作性も独自で、トップのスタビライザーを 外してDiscを入れて頂き前面の[NEW CD]を押すことでTOCを読み始めます。その後はリモコン操作も含めて通常のプレイヤーと同じです。

注・トランスポートのBD1.1はアナログ出力の無い、デジタル出力のみです。
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DAC1 PRE HR


DAC1 Pre HRは、DACにUSB DAC機能に加えて、プリ機能のモジュールが内蔵されているのでプリでもあるので 通常のDACとしても、DAC/PREとしても、USB DACとしても使用出来る多機能なものです

-CI(カレント・インジェクション)電流伝送駆動-
通常のアンプのようにアッテネート⇒アンプリチュ ードといったプロセスを経ず、ソースレベルをそのままのレベルで送り 増幅度を変えることでボリューム可変ができるため、プリアンプを不要 とした鮮度の高いボリューム機能が実現します。ソース・エネルギーを ロスさせること無く、また、ボリュームレベルに依らず低歪率、高S/Nを 達成します。BMC の電流駆動システムとしての最大のメリットが遺憾 なく発揮される優れた機能です。
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つまり通常のアンプの様に出力段が信号の可変に応じて電流/電圧でSPを駆動するのとは異なり、パワーアンプのゲインを可変させるシンプルなプリアンプを使用しない形になるのです。

背面ですがこれが全体で通常のDAC仕様であればDACとしても固定出力となりますが Preのモジュールを搭載するDAC1 Pre HRのプリ入出力はアナログ×3系統(RCA×2、XLR×1)に一系統のXLRのPre Outが付きます。
USB DACも24/192まで対応していますし、現在のハイスペックにも対応しています。
デジタル入力はSUPERLINKに加えて、COAX,AES,BNC,TOS、そして24/192対応のUSB入力となります。


DAC単体としても33/128倍の任意のオーバーサンプリングやデジタルフィルターを可変出来る等単体としての魅力も多いのです。

DAC1は基本的にDACとしての機能ですがDAC1 Preとしてプリモジュールを増設する事も可能で、DAC-Preとして使用出来ます。
↓がアナログモジュールの入出力です。


以下がリモコンですが、CD,DACに付属するのが黒い方のリモコンです。片方のアルミのリモコンはCD,DAC/PREまでコントロール出来るリモコン(RC1)で別売となります(¥21,000)
またRC1はプリメインのC1にのみ付属となります。


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こちらがパワーアンプの二機種です。中央がステレオパワーのAMP S1、両端がモノラルパワーのAMP M1です。

デザインもほとんど共通しているのですが、見分け方はメーターで メーターが二つあるのがステレオのS1となり、メーター一つがモノラルのM1となります。
シンプルなモノラルはデザインもシンプルですね。またS1が縦メーターに対して、M1は横メーターになります。
AMP S1 AMP M1

デザインも共通ながら、重量も40kgです。このサイズで40kgは非常に中身が詰まっており、内部は2KWもの特大のトランスが鎮座しているのです。

パワーも200w×2(8Ω)、360w×2(4Ω)と十分な内容でSPを確実に駆動します。
個体もしっかりしていてM1はS1以上に電源部等に贅を尽くしているとのことです。
メーターの数字は電流伝送時の音量表示となります。通常の接続時は表示されません。

個体はこの全体のヒートシンクと内部構造により発熱はそれほど高くはありません。フロアにある夫アワーアンプ群に比べれば低い方です。
入力はアナログ入力のRCA,XLRに加えてCI XLRが電流伝送用のCI(カレント・インジェクション)入力となります。



ここでBMCを前にして驚いたCI接続の「電流伝送」についてですが 簡単に言えばプリアンプの音量を調節をしているのではなく、パワーアンプのゲインを可変しているのです。 ですので極めてシンプルにSN高く歪の少ない鮮度の高い再生が可能です。

これを実現するにはBMC同士のDAC-Powerを使用し,DACの出力からXLRケーブルを出力し、パワーアンプのCI XLR入力に接続し、コントロール用のTOSケーブルをDAC-パワーアンプ間に接続します。
電流伝送を使用するには
・DACのデジタル入力を使用する事
・DAC(Pre)-Power間をDAC出力からXLR出力しパワーアンプのCI XLRに接続する
・DAC-Power間をCI接続コントロール用のTOSケーブルを繋ぐ

事が必修となります。
またコントロール用のTOSケーブルは音声は伝送してませんので、TOSケーブル自体の質は問いません。機器の設置によって必要な長さはシステムにより 異なりますが必要な長さのTOSケーブルを繋いで下さい。(TOSケーブルはパワーアンプに付属しております)。

カレント接続のコントロール用のTOSは、DAC(PRE)からの電源コネクターのそばのTOSからパワーアンプ(S1,M1)の接続します。


S1,M1の背面のTOS入力に入れて頂きます。(TOSケーブルは音声は流れませんので何でも構いません)

またモノラルのM1への接続は、DACからのTOSは一台の片方のM1にいれTOS入力の隣のLOOP OUTから、もう一台にTOS接続し数珠繋ぎして下さい。
またBMCのカレント接続だけで言えば、これまで他社でも採用をしていましたが独自の端子であったりしましたが、BMCは通常の「アナログXLRケーブル」を使用します。

注:CI接続時はDAC出力からCI XLRに間違いない様に接続下さい。通常のXLR入力ですとDACからの固定ゲインがそのまま再生されSPにダメージがでる恐れがあります。
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試聴は上記の三機種に加えて、SPにはWILSON AUDIO/SOPHIA3を使用しています。

@BDCD1.1→DAC1 PREまでをCOAXで接続、DAC1 Pre→AMP S1へアナログ接続
ABDCD1.1→DAC1 Pre間をSUPERLINK(AMP S1)
B上記にアンプをM1
C上記にAMP M1をカレント接続

まず普通にBDCD1.1からDAC1 PreまではCOAXのデジタルケーブルで聴いていましたが、気持ち良く聴け、ベルトドライブ特有の滑らかな音が味わえます。
メカの音の影響は非常に大きく、ESOTERIC.LUXMANのプレイヤーも同時に聞きましたが、どれとも異なる密度より空気感を重視した好ましい鳴り方です。

次にSUPERLINKを繋ぎますが、まず音が出る空気感や繊細さが大きく向上し、これを前にするとSUPERLINK以外では聴けなくなる様な印象すら思う変化です。
個人的には、この変化はDATAやクロックを細部に単独で伝送する事は、プレイヤーやトランスポートにクロックを同期した再生音に近いのです。
非常に一音一音が活き活きと 再生されます。音量こそ変化しませんが、聴感上のSNなど大きく変化するように感じます。SUPERLINKの効果は確実です。

次にステレオパワーAMP S1にカレント接続します。
同じアンプが駆動が上がった様にスケール感が良く出てSPが楽に鳴る様に感じます。
非常にクリアで克明でありながらも、刺激的な音は一切せずに、奥域も非常に良く出ます。
この解像度高く、クリアでありながらも明確な音場に楽にドライブする様がBMCのSUPERLINKと電流伝送の成せるパフォーマンスと思います。

またその状態でCモノラルパワーのAMP M1を繋ぐと、同じデザインでもあるが、価格はその倍の130万と言う価格ですが、再生すると方向性こそ変わりないもの明らかに世界観が異なります
非常にハイスピードでS1をより高次元にと言えば簡単ですが、音にまとわりつくものが無く究極なクリアさとS1では薄く感じた(比べた場合に)密度が非常に濃いのです。
同じ個体を二つ並べただけと思いましたが、やはり内部構成などは全然異なり、BMC同士での魅力で言えば130と言う価格が非常にコストパフォーマンス良く感じられるのです。
ここまでくると考えるのは価格も音質もハイエンド群の機器と何が劣るのか?という感じですが、残念ながら一聴では探せない様なパフォーマンスを持っています。
逆に言えばそのクリアで見通しの良い出方が好みとなるとは思いますが、ここまで明確に再現されると納得してしまいます。
今回はBMCで入口から出口まででデモしましたが、また他社製品との組み合わせもBMCの魅力がどう変化するのか興味深いものです。
しかしBMCでコンプリートした魅力は非常に大きく、BMCの魅力を最大限味わうにはやはりセットでの使用が発揮されるのは確実です。
珍しく他社との比較では無く、1ブランドに特化してシステムを組みましたが、この組み合わせでの魅力は非常に優れているパフォーマンスを持っています。

BMCは独自な回路で高いパフォーマンスを価格はリーズナブルですが音はハイエンドに肉薄しています!

魅力的な製品です、どうぞよろしくお願いします

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-お問い合せはお気軽に諸石までお尋ね下さいませ-