DYNAMICAUDIO 5555/5F/諸石

H.A.L's 「M」 Recommendation!

VOL.14

「C-600f」
プリアンプ

LUXMAN「C-600F」
LUXMAN  「C-600f」 定価:¥525,000 (税込)
 
今現在オーディオを楽しまれている方々、そして「オーディオを始めよう!」と思い立つ方々の多くは、“まず最初はプリメインアンプから・・・”と考える方が多いです。
そして、次のステップアップとしては“スピーカーはそのままでアンプをグレードアップ”つまり、“プリメインアンプ⇒セパレートアンプ”にしたいと希望される方が殆んどだと思います。

当フロアでは、i-Podを使用する小型システムからプリメイン/セパレートアンプ、また、価格帯もハイエンド製品ばかりでなく、エントリークラス/ミドルクラスの製品も多く取り扱っています。 コンパクトで手軽なシステムでも、最近では高音質なものが多く、プリメインアンプもハイエンドモデルの高級製品が多く発売され、様々なニーズに合わせて良質な音楽を楽しめるようになりました。

それでもやはり、セパレート・アンプの優位性、魅力は今だ大きい所です。
それは“役割分担”と言っても良いのでしょうが、一口に「アンプ」と言っても、プリアンプとパワーアンプでは、その動作や回路も大きく異なった仕事をしています。
パワーアンプは最終的にスピーカーを電気信号で駆動しているので、“エンジン”の様な役割として非常に重要ですが、プリアンプの再生音における影響は非常に大きいのです。

そこで、プリメイン・アンプの次のステップとして、国産代表の音質・サポート両面からも絶大な信頼をおける「LUXMAN」のリーズナブルなセパレート・アンプをご紹介致します。

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    ≪スペック≫
  • 入力感度/入力インピーダンス :
    アンバランス) 300mV / 47.5KΩ
    バランス) 300mV / 67.0KΩ
  • 出力/出力インピーダンス :
    アンバランス) 定格1V / 564Ω 最大5.8V
    バランス) 定格1V / 600Ω 最大6.2V
  • 全高調派歪率 :
    アンバランス) 0.009%(20Hz〜20kHz)
    バランス) 0.018%(20Hz〜20kHz)
  • 周波数特性 : 20Hz〜20kHz(+0、−0.1dB)、5Hz〜116kHz(+0、−3.0dB)
  • S/N比 : アンバランス)123dB・バランス)120dB
  • 消費電力 : 21W(電気用品安全法)、2.3W(スタンバイ時)
  • 外形寸法 : 440(W)×117(H)×407(D) / mm
  • 重量 : 13.0kg
※その他、製品詳細につきましては、メーカーサイトより、ご確認下さい。

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セパレート・アンプにおいて、プリアンプ・パワーアンプのどちらが重要か?という質問を受ける事が多いのですが、組み合わせや方向性もあるので、「こちらです」と断定しての回答は難しく、 「どちらも重要です」とお答えしますが、個人的にはプリアンプと言いたい所です。

実際に電気信号としてスピーカーのコーンを振動させ、空気として我々の耳に音として届けるのはパワーアンプに間違いないですし、 プリアンプは音色の表情、広がり、解像度、スケール等、“セパレートの真髄”とも言うべき、多岐に渡る表現力と可能性を持っています。

このLUXMAN「C-600f」はセパレート・アンプとしての組み合わせの中でも、プリアンプとしての存在感を味わえると共に、プリメインからのステップアップの発展型としてお勧めしたい製品なのです。

同社のプリメインアンプは、音質の魅力は当然ながら、その機能の豊富さもプリメインとしては特筆ものです。
Phonoや位相切替え、今や殆んどの製品で見なくなったトーンコントロール等・・・かゆい所に手が届く、国産らしいユーザーへの細かい配慮が所々で見られます。

しかし、この「C-600f」に関しては、敢えてその多機能性を省き、シンプルなプリアンプの形を取っていますが、上級機種の「C-800f」、「C-1000f」の流れを確実に受け継いでおり、 純度だけを重視する音とは違い、音楽を楽しませ、プリアンプの重要な役割であるパワーアンプを駆動させる能力を十分持っています。

C-600Fフロントパネル
フロントパネル(上画像)はシンプルながら分かりやすく、出力のOutput mode(RCA・XLR)とBalance Invert(XLR接続時の極性切替)の操作が出来ます。 この極性切替機能は非常に便利で、店頭でも海外製の製品とXLR接続する場合には重宝しています。

また、このアンプに関しては、内部回路がアンバランス構成ですので、アンバランス(RCA)接続の方が上位機種に近いクオリティの再生が可能なのですが、音色的には好みが別れる部分でもあります。
最終的には、お好みで使い分けて頂ければと思います。

C-600fリアパネル  C-600fリアパネル
リアパネル(上画像)は非常に分かり易い構成です。
プリアウトがRCA / XLR 各2系統ずつあるのが嬉しいですね。今後バイアンプなど、更に追加する場合にも有効です。
RCA端子も作りが非常にしっかりとしています。この価格帯で、ここまで丁寧な作りの端子はあまり見ませんね。

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試聴は「C-600f」とパワーアンプに同社「M-600A」、スピーカーはKRIPTON「KX-1000P」&Wilson Audio「SOPHIA3」というシステムで聴いてみました。

広がりがある中の滑らかな音に魅力を感じます。これまで“LUXトーン”と言われるものが同社にはありますが、この「C-600f」+「M-600A」でも十分に感じられます。


最初から「C-600f&M-600A」の組合わせにご満足頂き、両方で揃える方も非常に多いのですが、プリメインアンプからの発展でセパレートにステップアップする方も多い、と冒頭で申し上げました。
ですので、10周年企画として期間限定で展示している、同じくLUXMANのプリメイン「L-590A」がありますので、これを使用して、ステップアップの工程を再現する試聴も行いました。 プリメイン単体で聴いた後に、「C-600f」を入れ、「L-590A」をパワーとして鳴らして見ましょう。
「L-590A」単体では、Aクラス特有の滑らかさと余裕を感じ、スケール感も良く出ますし、これだけで聴いている分には、あまり不満は感じられないクオリティです。
しかし、ここでプリ「C-600f」を入れてあげると、解像度と奥行きに余裕を出て、鮮度も上がり、音場感、質感共に向上します。

やはり“音色”を決めている、システムの要はプリですね。

LUXMANのラインナップの中でもコストパフォーマンス / クオリティ共に非常に高い、音を聴けば定価50万という価格も安く感じてしまう、自信を持ってお勧め出来るプリアンプです。

-お問い合せはお気軽に諸石までお尋ね下さいませ-