DYNAMICAUDIO 5555/5F/諸石

H.A.L's 「M」 Recommendation!

VOL.2

Dussun 「R-20」
リファレンス・モノラル・パワーアンプ

R-20
Dussun「R-20」
定価:¥1,554,000 (税込)
 
今回は、特選コーナー“VOL.1”で取り上げました同社リファレンス・プリアンプ「R-10i」と対になる、リファレンス・モノラルパワーアンプ「R-20」をご紹介致します。

当フロアではもっぱら「R-10i」&「R-20」コンビ、そして同社Dussunの電源コンディショナー「X-1200」と組合せています。 「R-10i」もここに来て最良のパワーアンプの登場により、更にその力を発揮出来るようになりました。

※製品詳細につきましては、メーカーサイトをご覧下さい。

    ≪「R-20」スペック ≫
  • 定格出力:300w×8Ω、600w×4Ω
  • ゲイン:26dB
  • 周波数特性:5Hz〜40KHz±0.5db
  • S/N比:110dB以上
  • 入力感度:2.45V
  • 入力インピダース:100kΩ(バランス入力)/50kΩ
  • 入力端子:XLR1系統/RCA1系統
  • SP出力:2系統
  • サイズ:233(W)×475(D)×468(H)mm/36.5Kg

パワー300W / 8Ω(600W / 4Ω)でドライブする能力も凄いですが、何と言ってもR-20は静けさも得られます。 パワーのあるアンプは多くありますが、聴感上このクラスでここまで静かなアンプも珍しいですね。そしてスピーカーを鳴らし切るドライブ力も兼ね備えています。
“コストパフォーマンスが良い”とは、製品評価において良く使われる言葉ですが、このアンプにこそ当て嵌まるのではないでしょうか。

モノアンプの構造上の長所でもあるセパレーションは非常に良く、そのドライブ力から発揮されるスケール感などは圧倒されます。 存分なパワーとそして堂々としたデザイン。朗々とスピーカーが歌う表現は、聴き入ってしまう以上に楽しいものです。
やはり、筺体がモノブロックであるが故のセパレーションは抜群です。

低域の量感と全体を包み込むような表現力はずば抜けているでしょう。 ただ、支配的に鳴らすようなタイプではないですし、他メーカーとの組合わせもし易いでしょう。 もちろんR-10との相性は素晴らしく、R-10の良き伴侶としての存在感を強く感じます。
十分な駆動力を持ち、高域から低域までの足並みの揃った表現力は、本当に圧巻です。

R-20内部 R-20内部
タワー型のR-20の内部は三段階での構造となり、最上部には銅メッキされたシールド板にインプット基板やコントロール基板、二段目に出力段(48個のトランジスターを24個、 12個のコンプリメンタリー)を始めキャパシター・レギュレーター基板、最下部に電源トランスが鎮座しております。その大きさも1600VAという巨大なもの。

R-20はDussun独自の“アダプティブ・バイアス方式”によるハイパーAクラス回路で動作します。 これは常に入力信号レベルに応じて出力段のバイアス電流を可変させ、スピーカーのインピーダンスに関わらず、常にA級動作で信号を増幅 / 出力できるというもの。 一般的なピュアA回路ですと過負荷状態ではB級動作へ移行してしまいますが、ハイパーAクラス回路の場合には負荷変動に左右されずに、 ピュアAクラスよりも理想的なAクラス動作が可能になります。同時にピュアAクラス動作より消費電力 / 発熱量も少なくなっています。

S/Nも良く残留ノイズも非常に少なく、こちらでアンプを試す際はまず信号を流さない状態で音量をMAXにしてスピーカーに耳を近づけたりするのですが、(R-10との兼ね合いも非常に大きい要素でしょうが) R-20は電源が入っているのかな?と思ったほどに静かです。優秀です。
これはアンプの音や表現力とは関係ないのですが(音楽を聴いているときは聴こえない事ですし、残留ノイズが多くても素晴らしい製品は沢山あります) アンプの能力や、微細な音量から大音量まで気にする事無くヴォリュームをコントロール出来る事に繋がり、結果的に大きく再生音に影響すると思います。

R-20リアパネル 背面の端子もRCA、XLRと各1系統ずつあり切替可能ですので、2台のプリアンプを繋げても切り替えで簡単に2系統お使い頂けます。
またスピーカー端子もバイワイヤー対応で2系統あります。縦に並んでいますので接続し易いですね。Y端子、BANANA端子、裸線でもスムーズに接続出来るようになっています。
その下に電源ケーブルの差込口があります。



ちなみに内部は個人では開けられないのですが、これだけ大型のアンプですのでSP出力の優先を気にされる方もいらっしゃるかもしれませんので、お知らせしますと 背面向かって左が内部から直接配線となり優先となっております。右側にはジャンパーで接続されています。些細なことかも知れませんが、お持ちの方で気になる方はお試しくださいませ。

このDussunのリファレンスアンプコンビ、「R-10i」と「R-20」は、ここ最近フロアで扱う製品の中でもパフォーマンスという意味で衝撃的な出会いでした。

高価な製品がひしめく中で金額を考えれば良くて当たり前に思うかもしれませんが、DUSSUN/R-10i.R-20の組合わせは
「普通に良い!」
意味深かもしれませんが、R-10とR-20を前にするとそんな事を思うのです。