DYNAMICAUDIO 5555/5F/諸石

H.A.L's 「M」 Recommendation!

VOL.1

Dussun 「R-10i」
プリアンプ

R-10i
Dussun「R-10i」
定価:¥903,000 (税込)
※ブラック仕様(受注生産):¥945,000 (税込)
 
中国・上海に拠点をおく「Dussun」。
代表でありエンジニアのツー・ヤンヤン(Zou Yuanyuan)率いるDussunは数年前から国内での輸入取扱いが始まり、その当初から私の元では販売して参りました。
リーズナブルでデザインも良く、スタイリッシュなシステムを楽しめる製品としてお勧めさせて頂いております。 またDUSSUNのエンジニアは既にオーディオ業界では長くDUSSUNブランド自体は短いですが、今回のR(リファレンス)シリーズはこれまでの技術の集大成とも言えるもので 数ある国内外の製品とも評価出来るもので、Rシリーズのパフォーマンスは非常に熟成されており感心します。

取扱い当初は中国製という事で、良くも悪くも先入観がありましたが、この製品は確かなもの。今では多くの方に受け入れられているのが現状です。
また、一般的に言える中国製品の長所でもある“安さ”もあります。それこそ過去には“安かろう・・・”なブランドもありましたが、今では良い製品を安く出せる実力があります。 Dussunは真面目に、確かな製品を出しています。

「良い物が安い」  だとすれば、こんなに良い事はないでしょう!



※製品詳細はメーカーサイトをご覧下さい。

R-10内部 一見クールな印象を受ける、このシンプルなデザインの筺体の中には、驚く程の構造が秘められているのです。
欧米のハイエンド機と並ぶ(それ以上の要素もあり)充実した構造です。 闇雲に高価なパーツを詰め込むという事ではなく、耳とデザインセンス、トータルバランスをまとめる能力があるからこそ可能になったの事でしょう。

ここ最近で、Dussunは新シリーズのトップモデルを発表して来ましたが、これが今までの良い子一辺倒の音のイメージを大きく覆す製品となっているのです。 シンプルなデザインですが、アルミ削り出しの筺体は重さ19kg!精密で重圧です。音質的にも非常に大きな要素になっています。

このアルミ削り出し個体を初めて見た時は驚き、非常に関心しました。それはただアルミ個体をくり抜いたのではなく、各ブロック、各セクションに渡り 一つずつの部屋に分かれている拘り様です!。これで最後に底板を付けると完全に小部屋に分かれたアルミのシールド空間になるのです。 己のノイズを外部に出す事も無く、外部のノイズも拾う事無く、歪みの無い動作が可能なのです。

高SNを前面に、どんな音量でも広大なセパレーションを前にぶれずに音像はアルミ削り出しのなせる業でしょう。 またアルミ削り出しから来る密度豊富な音はAyre「KX-R」でも感じましたが、それに通じるものを持っているように思います。
非常に広い空間にクリーンな音場が展開されます。解像度も非常に豊富で滑らかで神経質にならずに気持ち良く聴けます。

R-10iリアパネル
内部構造から見ても分かるように、電源部から左右に分けられているので、セパレーションは素晴らしいです。
端子部分までシンメトリック構造です。

アルミの筺体は重圧で重量もあり、硬質感は一切感じません。柔らかく綺麗な線を描くように滑らかです。それが広大なスケール感と抜群のセパレーションと共に再現されます。
ヴォリュームコントロールはRシリーズ用に新開発された“0.1dbステップ”という、超高精度アッテネーターを搭載。非常に微小な音量調整が可能です。

通常多くの製品のアッテネーターは1dBが多いと思いますが、0.1dBになりますと、非常に細かいニュアンスの、所謂かゆい所まで調整出来る訳です。 勿論グワッと上げたい時には、何度も何度もヴォリュームを回す事無く大音量にする事も出来ます。 夜中に小音量で聴きたい場合等には重宝することでしょう。
これを前にすると、1dBのと1dBの間に無数の音が存在する事に気づくと思います。


フロントのスイッチで主な機能は設定する事が可能です。
左からSTANBY,DISPLAY INTENSITY,SETUP,ENTER,BALANCE,MUTEと並びます。

ヴォリューム このVolumeノブ自体もアルミで出来ており精密さが増しています。
2011年になり、R-10iという仕様にVer,UPされ、この音量機構が凡庸のICからヴィシェィ製パーツになり、更に磨きが掛けられました。

また気付いたことですが、この0,1dBのアッテネーターはアッテネーターという性質上、少なからず回した時に動作音がしますが、それが低くなっています。 (完全に消える事は構造上不可能ですが、かなり小さくなっております。)

最新版を聴きましたが明らかに音質に変化があります。音量調節周りの改良というのは、音に非常に密接に関係していると実感しました。 もちろん基本的な性能や音色こそそのままですが、細かい部分は向上しています。

筺体がアルミ製という製品は数多くあれど、この様に見えない内部まで全ての小部屋を綺麗に削り出してこの金額、というものは他社製品ではなかなか無いのではないでしょうか。
これがアジアパワーなのかもしれません。外装デザインも良いですが、中を見てみると更にビックリですよ。
パワーアンプの能力をさらけ出す実力があります!

特注モデル 前モデル「R-10」をお持ちの場合、¥105,000にてR-10iへのバージョンアップも可能です。
ちなみにBlack仕様もオプション価格にて受注生産にてございます。



R-10との組み合わせには、対となる同社リファレンス・モノラル・パワーアンプ「R-20」も非常に素晴らしい組み合わせとパフォーマンスを誇りますので、お勧め致します。
R-20は特選コーナーでもご紹介していますので。