DYNAMICAUDIO 5555/5F/諸石

H.A.L's 「CERABASE」 Recommendation!

VOL.16

「CERABASE」
インシュレーター

CERABASE
FINITTE ELEMENTE  「CERABASE」 
定価:4pcs/¥108,150  (税込)
 
ドイツのインシュレーター、ラック・メーカーの[FINITE ELEMENTE](フィニッテ・エレメンテ)

オーディオ機器の性能を出しつくすには振動対策が大きく重要です。
簡単に言えばSPからの振動は想像以上に機器には影響していますし、再生音の歪に大きく影響します。
多くの製品は内容と同じ程に個体に拘りますが、それらも振動対策からくる音質への影響と言えます。電気的な構造以外には振動対策に行きつくのではないでしょうか?
また機器の置かれるボードやラックなどの素材との兼ね合いも考えなくてはいけません。 つまり振動を嫌って硬質一辺倒の素材ですと、それらの音質も確実に機器に乗り再生音に繋がるのです。

そこで良きパートナーとして機器の手助けとしてインシュレーターやボードという存在があるのですが、インシュレーターとしての魅力はやはり振動対策に尽きますが 最終的には機器の能力を音色を最大限に味わえる事が魅力に感じます。
多くある製品の中の一部では素材の優秀さから特筆さから素材の音色が支配し魅力的な音も出しますが、今回紹介する製品は機器の性能を後押しし、底上げに徹してくれる製品です。

FINITE ELEMENTE / CERABASE


ドイツに拠点を置くFINITE-ELEMENTEは、各インシュレーターなどの製品から高級ラック等を手がけています。
FINITE-ELEMENTEの製品はただ音が良いという事で製品を出し、聴いてみたらたまたま良かった的に商品を出すのではなく、振動からの影響を非常に細かく分析し、各周波数においての 振動影響に効果的レゾネーターを製作し、それらは高級ラックの「PAGODE MASTER REFERENCE」に集約されています。一見高級木材のみを使用した高級ラックに見えますが内部には各周波数帯域に渡る 綿密に考えられた「レゾネーター」が各箇所に組み込まれ、高度な振動対策を実現しているのです。
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アンプ、アナログプレーヤー、スピーカーなどには勿論、ラックなど重量機器に最適です。
精密切削加工された重量級ステンレスのベースとトップ、その間に3個の特殊セラミックボールを挟み込んだ3つのエレメントで構成されています。また、ベース・シャフト部にはOリングを装着、トップ部のセンタリングを行なうと同時に共振を抑制します。さらにトップ部とベース・シャフト部は精密なネジが刻まれ高さ調整(全高50〜60mm)が可能です。
    ≪スペック≫
  • 材質 : ステンレス精密切削加工/ハイテク特殊セラミックボール×3(USA made)
  • 高さ(調整範囲) : 50mm-60mm
  • 自重(1個あたり)) : 730g
  • 最適荷重 : 40kg-500kg/最大耐荷重500kg(4個使用)
  • 付属取付ネジ : M6,M8
※その他、製品詳細につきましては、メーカーサイトより、ご確認下さい。

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このCERABASEインシュレーターは材質はステンレスで3つの構成から成り立ちます。
内部に特殊セラミックボールが3個ありそれが、上下のステンレスのトップとアンダベースが機器の重さによりボールの上下で接し点接触で大きな振動低減が実現できるのです。

ハウジングは機器の底面を受ける「トップ部」と床面へのメカニカルアースを成す「ベース部」で構成され、その間に「セラミックボール」が位置します。機器の不要共振を受けたトップはハイスピードな伝播特性を持つセラミックボールに集中して伝えられ、ボール球面とそれを受けるハウジングの凹みの嵌合精度による真空効果によって、瞬時に効率良くベースから床面へと排出されます。

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↓以下がCERABASEにおける「CERAテクノロジー」の構成です。↓
図の様に、ディフレクションが無くダンピング過多の弾性系インシュレーターが引き起こすメカニカルアース不備や、ダンピングが無くディフレクション効果に乏しいスパイク系などと異なり、"CERAテクノロジー"は最適なダンピング効果とロスの無い振動排出能力と的確なメカニカルアースを実現。オーディオ機器の潜在能力を極限まで引き出し、音の解像力、サウンドステージ、ダイナミックスを大きく改善し、一段とリアリティーを増した音楽再生を可能にします。
CERAテクノロジー
ステンレスは素材の固有が極めて少ない事に加えて鳴きが少ない事や質の高さは知られています。
実際にCERABASEは持って見ると中々重圧で非常にしっかり出来ています。 各部を分解してみると精度が高く、さすがのドイツ製品ということを感じます。

CERABASEにはいくつかシリーズが存在するのですが 全てにCERAテクノロジーが組み込まれているの同じですが、CERABASEは三個のセラミック・ボールで積極的に振動から解放されることに加えて 微調整が可能な所が優秀です。
つまり世に多くあるインシュレーターは置くだけですので、機器の底板とボードなりラックの棚板との問題であるガタつきの問題が出ます。つまり木材の素材を初め、どのようなボードでも多かれ少なかれ機器を乗せたり、長年使用すると歪みが発生しますが この微調整の効果でほぼガタつきの無い置き方が可能です。

CERABASEは3個SET、4個SETの販売がありますが、機器に置く場合、多くの試聴上で3個置きより,4点置き推薦します。
元々3点が使用される場合に多いのは、やはりガタつき対策とでも言えます。
3点であればよほどでない限りガタは出ませんので また3点ですと前1点置きと前2点では大きくその方向性が異なります。
CERABASEでも試しましたが、簡単に言えばやはり前1点ですと音像指向、前2点ですと安定志向という感じです。 考えれば分かりやすく3点より,4点ですとより振動面でのより設置面が増える事による、よりアース効果が期待出来るので、そのインシュレーターの効果が出るのでしょう。
今までの3点が多かったのはガタつきが出てしまうからと言えますが、 ガタつきがでないのであれば、3点より,4点のほうが効果的です。 3点でも十分ですが4点にしたときは低域のスケール感や奥域も向上するように感じます。

Ayre/VX-R[CERABASE], Ayre/VX-R[CERABSE]

今回はそれだけではないのです。機器の下に置く、CERABASEも非常に宜しいですが、今回は紹介は多少異なります。
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CERABASEは、 上記のように機器の下に置く純粋なインシュレーターとしての効果も十分効果的です。

しかし更に効果的なポイントがあるのです。

Finitte/Elementeでは最近CERABASE/Wilson Audioという新たなモデルが出ました。
モデル名でピンときたかたもいると思いますが。
SP用に。つまり、このCERABASEはSPの足にも使えるのです。つまり付属に固定用ネジ(M6,M8)が二種類付いていますので、(このネジは全ての製品に使えるわけではなく、機種によっては新たなネジのご用意が必要です)
つまりSPの足につけ置くだけではなく固定した正に足にすることが出来るのです。

今回通常のインシュレーターとしての性能と、それ以上に推薦するところがそこにあるのです。 現在フロアには各種のコンポがありインシュレーターとして十分その魅力は受けているので、SPで試します。
一例ですが、現在メインシステムに組んでいるTANNOY/KINGDOM ROYALとB&Wで試します。


KINGDOM ROYALですが使いこなしとすれば、KINGDOM ROYALは移動用のキャスターが元々付いていますが、そこに付属のスパイク、ベースとスパイクを履かせればキャスターを浮かせられる高さになるという設置(3点足)ですが、やはこの120kgという大型と重量ですので足元回りは非常に効果的であり、振動は下に逃げる為に非常に重要なのが足回りでもあるのです。



特にTANNOY/KINGDOM ROYALに付けた場合は音の向上さも非常に効果的ですが、見た目の充実度、安定度も大きく増します。 大きな升内での3点での支持(設置)に加えて、CERABASEの中には3個のセラミックボールで支えてますので スパイク以上に安定度も増します。

このように、足元に使用する場合、予め暫定の位置で置き、気に入れば付属で二種類のネジが付属していますので取り付ければ元足にもなります。例えば、ネジ径が付属と合わなくても合うネジを必要に合わせてご用意していただければ、ほとんどの製品に取り付け可能です。
(本体付属のネジで合わない場合は、取付ける側のネジ径とネジ穴の長さの適したネジをご用意ください。)

各種のSPでも試しましたが、何より音質は変えずに(これが最も重要です)、低域の歪みが大きくとれ、空間表現がスムーズに展開されるので、より立体的に感じます。
また全域での帯域バランスも整います。当然ですが機器でも十分分かりますが、振動の大元のSPですと更に良くわかりますね。
余計な色付けをせずに振動を綺麗にアイソレートしているのでしょう。

正直に言えばステンレスという素材故に素材の音を想像していましたが、どんなものにも素材の音があり、ステンレスやセラミックの音が乗りそうですが、それを感じません。巧みな設計と構造バランスが非常に上手いのでしょう。
CERABASEは機器の下に置くインシュレーターとしての性能は以前から知っていましたが、この機器の下に置くだけでなく足に固定する効果を聴き改めてCERABASEの性能の高さを感じます。
更に足元が非常に効果的だったので素直に驚きました。

何より聴き易く低域にスピード感がぐんと増し、各帯域ではなくフルレンジでのバランスが向上したのです。
それに比べれば、鋭角なスパイクにより神経質な感じてしまい、低域の歪が多く刺々しく低域の安定度も大きく異なる印象ですと感じます。
ほとんどのSPにはスパイク設置と思いますが、製品によっては音質考慮とはいえずに非常に鋭角的なスパイクもあり、 時に神経質な音色を感じる事も少なくありません。
またKINGDOM ROYALの様な大型SPですからより分かりやすいとは言え、足元の対策は大きくその再生音の要素に直接的に結びついているということを感じます。

脚に用いる際は、置くだけでなく固定すれば更に素晴らしくなるでしょう。
これは是非機器の下に限らずSPの足に使って欲しいとさえ思う良くできたインシュレーターです。

また各種で使用し一定以上の効果があり、副作用が無い事がありますので、現在はAyre/VX-R,Octave.JUBILEE,HALCRO/dm10,Esoteric/C-03,Dussun/R-10i等にも使用しています。



またCERABASEには、1サイズ小さいコンパクトなCERABASE/COMPACTもあります。
価格 4pcs/¥94,500
L-CERABASE,R-COMPACT

性能はほぼ同じで一回り小さいので足のサイズが小さい場合や設置で大げさしたくない場合は有効です。またSPに用いる場合も元の脚やスパイクの背があまり高くない場合はCOMPACTの方が良いかもしれません。
機器の音は高さも音に関係していますので。COMPACTはサイズからそこまで大きくも無いので機器の脚にスムーズに入れられるなど、多くの機器
にも使えますので、こちらもお勧めです。

副作用が少なく、機器のパフォーマンスを後押しするアクセサリーと言えます。


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