NeoFlex M |
NeoFlex L |
NeoFlex XL |
NeoFlex M-3 ¥100,000 |
NeoFlex L-3 ¥124,000 |
NeoFlex XL-3 ¥173,000 |
NeoFlex M-4 ¥134,000 |
NeoFlex L-4 ¥165,000 |
NeoFlex XL-4 ¥230,000 |
インシュレーター…は、このオーディオ業界には、有名なものからマイナーなものまで、それこそ10円玉やパチ
ンコ玉等、様々なものを駆使して、音質の向上を図る、オーディオのスパイスです。
今回ご紹介をしますのは、インシュレーターとしては、とてもハイクラスのものになり、「気軽に試す」という
わけにはいきませんが、導入して頂いた方からは追加でご要望頂くことが多いインシュレーターです。
4Fでは、リファレンスシステムのフロント製品に使用することが多いですが、プリメインアンプやレコードプレ
ーヤー等にも使用する方もいらっしゃいます。
このページでは、このNeoFlex(ネオ・フレックス)のセッティングの方法をご紹介致します。
正しい方法でシステムの音質向上をしてみましょう!
≪ネオ・フレックスとは≫
まずこのネオ・フレックスがどういった製品なのでしょうか。
「マグネット・アブソーバー」呼ばれるこのインシュレーターはマグネットの反発の力を利用して、ステンレス
製のエンクロージャーを浮かせ、床やラックから機器をフローティングさせる事を目的としたインシュレーター
です。主な使用目的はプレーヤーやアンプ等のハード機器の下に使用します。
大きさはM/L/XLの三種類があり、使用製品や環境にあわせてお選び下さい。
それぞれに耐荷重制限があります。詳しくはこちら↓↓↓
■輸入元(株)ノア NeoFlex webサイト■
≪準備するもの≫
NeoFlex本体 (今回はLサイズを4個使用)
水準器 (付属されています)
10円玉 ×1枚
スペーサー
≪使用製品≫
OCTAVE V110SE
≪使用方法≫
NeoFlexの調整はただ一つ。底面の中心部にくぼみがあり、このくぼみを10円玉を使って回転させることによって
マグネットの反発の具合を調整し、製品の高さを変えます。
≪セッティング≫
・まず大雑把に高さ(反発の度合い)を合わせます。
・大雑把に合わせた状態で、製品の下に置きます。
置く位置ですが、今回は本体にもともと付いている足を内側によける形で行います。これは製品によっては、外側
によけたほうがいい場合もありますし、前後、もしくは足の下に使用したほうがいい場合もあります。
本来、オーディオ製品は設計の段階で振動効率等が考えられ、最も効率的な位置に足やスパイクが付いている場合
が多いため、よりこだわる方は、スパイクを外して使用しても面白いやも知れませんが、これは「改造」にあたる
為、私達はおススメしません。
置き場所の使用例が輸入元のwebサイトに載っているので、ご参考下さい。
・基準のNeoFlexを一つ決めます。
・基準のNeoFlexを決めたら、まずは、この高さをしっかり合わせます。
最も製品の重量がかかっているであろう場所のNeoFlexがステンレスエンクロージャーのくぼみの下のラインにかか
るぐらいに調整します。今回、使用するOCTAVE V110SEは重心が後ろにある為、後ろのどちらかを基準にします。
(製品によって前後左右、重みが異なる為、しっかり見極めて下さい)
今回は製品を上から見て左側のNeoFlexを基準にしました。
この基準となるNeoFlexの高さ(反発)をしっかりと調整して、くぼみの下のラインがちょうどカバーの縁に被るぐ
らいにします。
・水準器を乗せます。
この状態で水準器を製品に乗せてみましょう。
写真を見て頂くとお分かりの通り、水準器の気泡が偏っていることが分かります。
・水準器で水平が出るように調整します。
この気泡がちょうど真ん中に来るように、各NeoFlexを調整します。
この場合、V110SEの右前面が上がっていることになりますので、まず、右前にNeoFlexをもう少し低くします。
(反発を緩めます)
この時に、スペーサーをかまして、本体やラックを傷つけないようにします。
ちょっと回しては乗せてみて、ちょっと回しては乗せてみてを繰り返します。
重い製品になればなるほど、大変な作業ですが、ここがNeoFlexの重要な所ですので、丁寧に行いましょう!
この作業を各NeoFlexで行って、水平が取れれば完成です。
今回はプリメインアンプの中でも重量バランスの偏りがあるものを使用してセッティングを行いました。
レコードプレーヤーやCDプレーヤー等の入力ソースにも効果がテキメンです。
使用する数によってもセッティングは変わってきます。
色々な方法や取り付け位置等、皆様のシステムでお試し下さい。
≪最後に≫
冒頭でも書きましたが、オーディオ業界では、沢山のインシュレーターが開発されてきました。
素材・形状・方式…
インシュレーターに限らず、アクセサリーはオーディオの調味料だと私は思っています。
調味料の使い方ひとつで、食材活かすことも、ダメにすることもあります。
NeoFlexも全てのシステムに最適なアイテムとは思いませんが、要所に適切に使う事で、ほぼ確実に音質の向上が
みられるとても良くできたインシュレーターです。
傾向としては情報量が上がり、ググッ見通しが良くなる傾向です。逆にずっしりとした重厚感や押し出しのパワー
感が欲しい方にはおススメしません。
また、少しラックや置いている足元に不安がある方は是非使って頂きたい製品です。
2017年7月16日 4F H.A.L.3 天野
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