Sonus faber OLYMPICA I
◇ SPEC ◇
型式 | 2ウェイ2スピーカー |
ツィーター | 29mmDADソフトドーム型(アローポイント付き) |
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ウーファー | 150mmコーン型×1 |
クロスオーバー | 2500Hz |
周波数特性 | 50Hz〜30000Hz |
出力音圧レベル | 87dB/W/m |
インピーダンス | 4Ω |
推奨アンプ出力 | 40W-150W |
外形寸法(mm/本体のみ) | H354×W222×D368 |
外形寸法(mm/スタンド使用時) | H1068×W287×D435 |
重量 | 本体8kg(一本)スタンド装着時15kg(一本) |
仕上げ | Walnut/Graphite(受注生産) |
以上 輸入元ノア(株)資料より
◆インプレッション◆
OLYMPICAシリーズの末弟、ブックシェルフ型の2ウェイ2ユニット構成のスピーカーです。
CremonaシリーズもAuditorMというスピーカーがありましたが、ラインナップ的にはその
後継機にあたります。しかし、完成度が高く、月並みの表現をすればブックシェルフと
は思えない鳴りの良さです。さすがにIIやIIIと比較してしまえば、レンジの広さは小さ
くなりますが、ブックシェルフならではのまとまりの良さはあります。質の良いブック
シェルフをお探しの方は必聴のスピーカーです。
スタンドとの連結はネジで固定させます。必ずしも純正スタンドを使用する必要はあり
ませんが純正スタンドを使用されることを強くおすすめ致します。
それは、まず固定が出来る事、そして後ろに傾斜した角度、素材や作り込みによる本体
との相性があります。ここでご紹介したいのはGUARNERI Evolutionの存在です。
・上位機種GUARNERI Evolutionからの継承
ブックシェルフ型でありながら、CremonaMやOLYMPICAの上位機種として存在しているGU
ARNERI Evolution。ユニットを始め、筐体、スタンド、技術に妥協をしない作り込みを
施し、比類の無いスピーカーです。現在、200万円を超える価格が設定されていますが、
そのキャラクターゆえに、現在もH.A.L.3のソナスコーナーではOLYNPICAやCremonaと並
んで試聴希望が絶えない製品です。
ブックシェルフスピーカーを鳴らすという事に関してGUARNERI Evolutionからの技術移
行があったことは容易に推測が出来ます。さすがにGUARNERI Evolutionで使用している
下駄の部分の御影石はありませんが、スタンド内部に砂のような物を重点させている事
やポール部分の楕円の形状など、GUARNERI Evolutionの存在なくしてOLYMPICATの形は
無かったかもしれません。
OLYPICAのラインでありながら、GUARNERIの要素を含むOLYMPICAT。
ブックシェルフだから下のクラスという事ではなく、OLYMPICATだからこそ出せる音色
をお楽しみ下さい。
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