
今回は今話題になっております総合音楽鑑賞プレーヤーソフトの「ROON」を少しご
説明をさせていただきます。
この「ROON」を取り上げようかと思ったきっかけとしてexSoundのPLAYPOINTという
製品の登場の他なりません。
exaSound Playpoint ネットワークブリッジ
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exaSound E22mk2 D/Aコンバーター
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こちらの商品は同社DACとの組み合わせとなりますが、合わせてネットワークプレー
ヤーとしての位置づけとして、LINN Kinskyなどで操作も出来ます。
またDSD再生にも対応しております。
さて実際のところそれ以外の魅力としてRoonのソフトウェアが中に組み込まれてお
ります。
ROONのサイトはこちら
7月31日(日)にエミライ主催のミニイベントで担当島さんが用意してくれた資料を
今回特別公開いたします。
pdfファイルはこちら
通常はパソコンにROONのコアと言われるものをインストールをして、USB DACと接続
します。
Playpointはそのパソコンの代わりになるもので、その操作はネットワーク内にある
タブレット、パソコンで操作が可能となります。
ROONは操作ソフトとして非常に便利に出来ております。また日本ではTIDAL(スト
リーミングサービス会社)の契約は難しいですが、このTIDALとご自身のライブラ
リーを一緒に表記させることができます。
このROONの面白いところは、お持ちの音源をすべてROON側で独自の情報を追加した
り変更したりして表示します。また音源情報を解析も行います。そうすることで
関連したアーティストや楽曲を選択できます。
SONYのHAP-Z1ESをお持ちのお客様はなんとなくご理解できると思います。
この情報をTAG情報として組み込むわけではなく、ソフトウェア上で管理しますので、
かなり高いCPUが必要になります。
こちらはLINNがKAZOOサーバーを発表した時に対応した従来のNASですとCPUが追い付
かないということで店頭ではデモンストレーションを行っておりませんでした。
楽曲情報に独自のCreditsをつけておりますが、それが音楽ファンにはたまりません
ね。
例えばMILES DEVISで検索 Tutuのアルバムを開く creditsを見るとMarcus Miller
が登場。そこをタップするとアルバムと参加しているDAVID SANBORNまでたどり着い
てしまいます。
個人的にはエンジニアにも興味があり、
Steely Dan →Gaucho →Bill Schnee(エンジニア)→彼が手がけたアルバムが出
てきます。これは本当に音楽ファンにとっては面白いソフトウェアだと思います。
このexasoundはLINNの再生ソフトKinskyからでもコントロールできますが、その伝
送方式とまた違い、ROONの再生ソフトで再生したほうが、音の解放感や情報量が上
がることも確認できました。
ただDELAやFIDATAとUSB DACと直結した音とパソコンにRoonを組み込んでUSB DACと
接続した場合で比較するともう少しという意見もございます。(店頭ではパソコン
に組み込んでおりませんのでデモはしておりませんが)
このexaSoundのPlaypointが他のD/Aコンバーターと接続できれば非常に面白いもの
になるのだと思います。
またQNAP社やSynology社の一部のNASがRoon対応ということで表に出てきてもいます。
ネットワーク機器、そしてUSB DAC制作メーカーも協力関係を持っているところも増
えてきております。
Roon提携機器メーカーはこちら
まだまだ私も勉強不足ですが、日本と海外ではこの分野に関しては、差が出てきて
いるように感じます。やはりTIDALなどの高音質のストリーミングサービスが入って
いないというのも大きな原因となっているでしょう。
色々話題のものが出てきますが、まずは勉強ということで体験いたしましたので、
ご報告させていただきます。
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