データ再生の歩み

ハイレゾという言葉が実際一般化されたのは、SONYがハイレゾ、4Kという宣言をし
た2013年ぐらいではないかと思います。それから数年経ち皆様の理解度も高くなっ
てきたと思います。

オーディオ業界ではデータ再生ということで、ネットワークオーディオとPC AUDIO
という言葉を使って皆様にご紹介してきました。

その歴史を改めて皆様にご理解いただきたくレポートをいたします。

データ再生のスタートは正直私も解りませんが、iTunesなどの存在も大きく、CDを
取り込んで再生したりするということもあるかと思います。
実際配信サイトのe-onkyoが配信を始めたのは2005年となります。その時代はUSB伝
送というよりもPC内部でPCMに変換をしてDACに接続したり、アナログ出力をさせた
りしていたと思います。これ以上さかのぼると大変になりますので、ここまでにさ
せていただきます。

2007年

さてこの分野での革命児としてはLINNになりますが、日本ではこの年のオーディオ
ショーでネットワークプレーヤーKLIMAX DSを発表しました。

http://linn.jp/

私の中ではこの年がハイエンドにおけるデータ再生の元年ではないかと思います。

今となっては一般的なフォーマットに対応しておりますが、当時はFLAC、WAVファイ
ルのみの再生となっております。

LINN RECORDは192/24bitまでの配信を行っており、KLIMAX DSはそれにも対応させて
おりました。
STUDIOクオリティの音源を聴いてもらいたいという音質重視のLINNの提案であった
ことは間違いないところです。

2008年

LINNがMAJIK DS、AKURATE DS、SNEAKY DSを発表し、ラインナップが豊富になりまし
た。

また再生できるフォーマットもMP3、AIFFが増えておりmacユーザーにも認知される
ようになりました。

ネットワークオーディオと対抗するのがUSB DACを使用したPC AUDIOと言われるもの。
でパソコンをD/AコンバーターにUSB接続して再生するという方式になります。

この当時USB D/DコンバーターのHI-FACEやLINDEMANNなどを使用して、PCM変換して
DACに入れるというのが多かったような印象もございます。

この時代dCS社はScarlattiシリーズ、Paganiniシリーズを発売し、何れのシリーズ
もUp SamplerにUSBインターフェースが搭載されパソコンとのUSB接続が可能となり
ました。

http://www.taiyo-international.com/products/dcs/index.html

CHORD社はQBD76を発売し、こちらもUSB入力端子を搭載しております。

http://www.chordelectronics.jp/

ただこの時代は48kHzまでの対応となっております。

この時代配信サイトとしては既にe-onkyoが配信を行っておりました。

http://www.e-onkyo.com/music/

音源によってコピープロテクトのDRMがかかっており、PCでの再生しかできず、ネッ
トワークオーディオとPC AUDIOを両方使われていたお客様もいらっしゃいました。

2009年

LINNはプリメインアンプ機能をもったMAJIK DSIを発表。

LINNの進化はソフトウェアーにあります。今のソフトウェアーはDavaarと言われる
ものですが、これがどんどん進化して今にいたります。

この年にCaraというソフトウェアーに変わり、また再生ソフトのKinskyの登場で
またユーザーを広げていきました。

このCaraも1年間で進化してアップルロスレスに対応、インターネットラジオ対応
とソフトウェアーのヴァージョンアップだけで色々なことが出来るようになってお
ります。

http://linn.jp/ds-manuals/

さてハイエンドオーディオ界ではUSB DACという言葉を広めた立役者としてAYREの存
在があります。

この年に96kHz/24bitまで対応させたUSB DACとしてQB-9を発売いたしました。

国内ではESOTERICも取り組みが早く、プレーヤーのSA-50(48/16)、AZ-1S(96/2
4)D/Aコンバーター D-07(96/24)、プリメインアンプのRZ-1(96/24)に
USB端子を装備させました。

配信側としてはDRMというコピープロテクトを持ったデータの配信が多かったのです
が、クリプトン HQM STOREにてDRMフリーの音源の配信を国内初で始めております。
http://www01.hqm-store.com/showwindows/index.php

2010年

LINNは日本向モデルのAKURATE DS/Kを発売

ネットワークオーディオの分野ではこの年の12月に小俣氏代表の
スフォルツアートのDST-01(トランスポート)が発売されました。
http://www.sfz.co.jp/

この時代D/Aコンバーター192/24をデジタルケーブル1本で受けられるモデルが増え
てきておりました。

従来は96/24bitまでのものが主流でESOTERIC、dCSなどはデジタルケーブルを2本使
用したDUAL伝送で送っておりました。CHORD社などは早い段階でシングルでのハイサ
ンプリング対応しておりました。

AYREはQB-9 192kHz発売。

dCSはUSBインターフェイス搭載のDebussy DAC発売 規格はUSB2.0 Aシンクロナス
モード96/24bitのPCMデータに対応。

国内でもUSB対応モデルが増えてきて

10月にUSB/DACを前面に出したLUXMAN DA-200 発売しました。ただし96/24までの
対応となっております。

http://www.luxman.co.jp/product/da-200

ESOTERICはK-01、K-03にUSB入力を搭載し、192/24まで対応させておりました。

http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01/

またステラオリジナルブランドのTECHDASもこの年にD-7(96/24までの対応)を発売
しております。

http://stella-inc.com/10techdas/page/TechDAS_D-7i.pdf

この時代でもネットワークプレーヤーは192/24まで対応、USB側は192/24までのモデ
ルもあれば、94/24までのモデルもあったということになります。

基本的にWINDOWSでハイレゾ再生の場合はパソコンに専用のドライバーをいれる必要
がありました。その点macは接続する機器にもよりますが、そのまま接続しても認識
できるということでmacを使われるお客様の方が多かったと思います。

この時代はWINDOWSはWINDOWS 7になっており、WINDOWSの中のカーネルミキサー(サ
ウンド)を使用しないソフトウェアーのWASAPIとASIOという言葉が表に出てきて、W
INDOWSでも良い音を楽しむといったところで皆様色々努力されておりました。
WINDOWS PC用の再生ソフトのfoober2000が特に注目されたのもこの年ぐらいではな
いかと思います。

当時は私もまだきちんと理解していない状況でありました。

この年オリオスペック社はリンジャパンと提携しQNAP DS仕様の出荷開始しておりま
す。
http://www.oliospec.com/

e-onkyoは7月 DRM フリーの音源配信開始し、この年の年末にDSD 2.8M配信開始い
たしました。

2011年

LINNはKLIMAX DS/Kを発売。またHDMI入力モデルのDSMを発売したりと新たな世界に
はいりました。

CHORDは7月 QBD76HD発売
独自端子によるUSB入力を装備。192kHz/24bitデータ再生に対応。

dCSはUSB Audio Class2対応ボードへのUPグレードをDebussyDAC、U-Clockから開始。
これにより192/24まで対応。

ここで新たに登場するのがPLAYBACK DESIGNになります。

唯一のDSDマルチレコーディング機である”Sonoma”の設計に携わり、DSD信号をPC
からUSB経由で伝送するDoP(DSD Audio over PCM Frames)方式の生みの親として知
られるAndreas Koch(アンドレアス・コッチ)により、Playback Designs 設立が
2008年。

それからこの年にCDプレイヤー/DAコンバーターMPS-3と、DAコンバーターMPD-3を発
売。また「MPS-5」、「MPD-5」でDSD再生に対応するUSBインターフェース「USB-X」
を発売。ここでDSDという言葉がささやかれるようになりました。

http://naspecaudio.com/playback-designs/

ある意味データ再生におけるDSD元年はこの年にあるかもしれません。

2012年

LINNは既に安定期を迎え、どちらかというとソフトウェアーに力を入れていたよう
に感じます。

さて2012年はDSDファイル再生の重要な年になりました。

この年の4月にDoP(DSD over PCM)の標準規格が完成しました。こちらはプレイバ
ック社のアンドレススコッチを中心にdCSなど有志が集まり規格化しました。
これにより一般のメーカーでもDSDのUSB伝送が可能となりました。

しかしDoP、DSDネイティブ再生という言葉が出てきており混乱していた時期でもあ
ります。

CHORDは8月にQBD76HDSD発売。DoPでのDSD64(DSD2.8M)データ再生に対応。"

ここからDSDのデータに関しての呼び名を統一しておきます。

DSD64 サンプリング周波数は44.1 kHzのオーディオCDの64倍の2.8224MHzになりま
す。そこでDSD64という呼び方をされますが、

DSD64  →   DSD2.8M

DSD128 →  DSD5.6M

DSD256 →  DSD11.2M

ということにさせていただきます。

dCSはVivaldiシリーズ発売。DAC USB Audio Class2対応インターフェース搭載
Up Sampler USB Audio Class2対応インターフェース及びLANインターフェース搭
載。192/24までのPCM及びDSD2.8MまでのDoPに対応。

日本ではTECHDASが D-7/192DSDを発売。
http://stella-inc.com/10techdas/D7192DSDpict.html


さてここでご紹介したいのがCH PRECISIONになります。ゼファンが2011年に輸入を
開始し、トランスポートD1、D/AコンバーターC1に非常に話題になりました。

http://www.zephyrn.com/products/ch/ch_index.html

C1に関してはモジュール方式にてデジタル入力を選択ができ、この年にC1用USBオー
ディオ入力ボード発売(PCM192Hz、DSD2.8MHz)を発売いたしました。

e-onkyoは5月に全ての音源をハイレゾにて配信、更にDSD 5.6M配信開始     
7月ワーナー、9月VICTOR、10月ユニバーサル音源の配信。

2013年

LINNは新システムEXAKTを発売。LAN伝送のシステムを構築

ネットワークプレーヤーの製品として

2月にMARANTZ NA-11S1発売 

こちらは192kHzまで対応させたネットワークプレーヤーとDSD対応したUSB DACを兼
ねそろえたユニバーサルDACとして話題になっております。

http://www.marantz.jp/jp/Products/Pages/ProductDetails.aspx?CatId=NetworkPr
oducts&SubCatId=NetworkAudioPlayer&ProductId=NA-11S1#spec01

7月にSFORZATOはDSP-03 発売

http://www.sfz.co.jp/DSP-03.html

いち早くDSD対応のネットワークプレーヤーを発売。

こちらはバッファロー社が7月に業界初のオーディオ専門店で扱えるNASとして LS42
1D を製品化スフォルツァート DSP-03と共同発表しております。
これをきっかけにネットワークプレーヤーにおけるDSD再生が可能となったと言えま
す。

http://buffalo.jp/product/hdd/network/ls421d/


10月には待望のSONY HAP-Z1ES発売

http://www.sony.jp/audio/products/HAP-Z1ES/

HDDを内蔵したハードディスクオーディオプレーヤーを発売。
NASから音源を再生ではなく、機器本体に取り込み操作をネットワーク上で行うとい
った考え方。
AURENDARなど海外製品ではありましたが、大手国内ブランドでは初めての取り組み。
それ以上のSONYが発売したことで話題となりました。

対応フォーマットはDSD5.6、384/32

10月 CHORD DSX1000発売

http://www.chordelectronics.jp/products/dsx/dsx1000/

CHORD社初のネットワークプレーヤー。ネットワーク経由でDSD2.8M再生

12月 LUMIN A1を発売。

http://www.bright-tone.com/pages/17.html

DSD2.8Mまで対応したネットワークプレーヤーとして話題。
自社のLUMINアプリでアップサンプリングも可能。

USB DACとしては

AYRE QB-9 DSD発売

http://www.axiss.co.jp/brand/ayre/ayre-dac-adc/qb-9dsd-2/

輸入代理店アクシスがMSBの輸入を開始しANALOG DACがDSD対応
http://www.axiss.co.jp/brand/msb-technology/msb-technology/

ESOTERICはGrandioso D1発売(DSD5.6、384/32)対応
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/

2月 LUXMAN DA-06発売(DSD5.6、384/32)

http://www.luxman.co.jp/product/da-06

国内USB DACとしては早い段階でDSD5.6まで対応させております。
また7月には専用の再生プレーヤー(ソフト)も発表

http://www.luxman.co.jp/product/lap_dl
                   
11月 ESOTERIC Grandioso D1発売(DSD5.6、384/32対応)

http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/

dCSは7月:Debussy DAC DoP対応ソフトウエアをリリース、8月:Puccini Player Do
P対応ソフトウエアをリリースして対応

この年はDSD及びPCM384/32に対応したモデルが出てきておりますが、5.6Mまで対応
したモデル、2.8Mまで対応したモデルとメーカー、モデルによってばらばらでした。

ソフト業界ではmoraがハイレゾ(44.1〜192kHz/24bit)配信開始したことも話題に
なりました。

http://mora.jp/index_hires

この年にH.A.L.3としてこの分野に力を入れるべく
「NETWORK AUDIO、PC AUDIO TIME」イベント1回目を7月に開催

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/4f/event20130714.html

好評につき10月にも開催

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/4f/event20131012.html


2014年

ネットワークプレーヤーの製品として

7月 SFORZATO DSP-05 発売

http://www.sfz.co.jp/DSP-05.html

電源部を一体化しお求めやすいモデルを発表しました。 

8月 LUMIN S1発売(DSD5.6M、384kHz/32bit対応)

http://www.bright-tone.com/pages/23.html

フラッグシップモデルS1はDSD5.6M、384kHz/32bitまでのフォーマットをサポートし
ました。

また自社製のNAS L1も当時発売

http://www.bright-tone.com/pages/24.html


USB DACとしては

3月  CHORD Hugo発売(DSD5.6M、384kHz/32bit対応)

dCSはScrlattiシリーズDoP対応及びVivaldiモード対応ソフト、PaganiniシリーズDo
P対応及びVivaldiモード対応ソフトウエアをリリース。

日本ブランドとしては

ESOTERIC CD/SACD PLAYER K-01X、K-03X 発売

http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01x/

両モデルともUSB入力はDSD5.6, 384/32対応

LUXMAN CD/SACD PLAYER D-08U(2月)、D-06U(4月)発売

http://www.luxman.co.jp/product/category/degitalplayer

両モデルともUSB入力はDSD5.6, 384/32対応

この年の注目としてはやはりDELAになります。

2月 業界初のオーディオ専用機としてDELA ブランド及び N1A/N1Z/C1AE
オーディオグレードSSDを発表・発売開始

4月 DSD 対応 Twonky が一般のNAS へも供給開始

10月 音展にて業界初の DSD 対応の USB-DAC 接続機能を発表
国内メーカーで初めて OpenHome 方式に対応 

e-onkyoとしてはWINDOWS用のダウンローダーを発表し、従来に比べてダウンロード
が非常に便利になりました。

H.A.L.3としては3月、7月にイベント開催

http://dyna5555.cocolog-nifty.com/5555blog/2014/02/hal3networkaudi.html

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/4f/event20140705.html

2015年

ネットワークプレーヤーの製品として

5月 SFORZATO DSP-01発売

http://www.sfz.co.jp/DSP-01.html

筐体にもかなりこだわったフラッグシップモデルを発売し、小俣氏渾身の作品にな
っております。

2月 LUMIN D1発売

http://www.bright-tone.com/pages/30.html

LUMINエントリーモデルを発売し、この年にTIDALも対応させております。

CH PRECISON イーサネットモジュール発売(PCM192Hz、DSD5.6MHz)

http://www.zephyrn.com/products/ch/03_c1a.html

USB DAC製品としては

AYRE CODEX
http://www.bright-tone.com/pages/30.html

CHORD HUGO TT
http://www.chordelectronics.jp/products/hugo-tt/hugo-tt/

dcS Rossini
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/rossini-dac/


この年の話題はDSD11.2Mへの対応となります。

まだまだ音源は少ない状況ですが、随時対応したモデルが出てきました。

2月 MSSB ANALOG DAC用Quad USB発売(DSD11.2MHz、PCM384kHz/対応)

http://www.axiss.co.jp/brand/msb-technology/analog-dac/

ESOTERIC CD/SACD PLAYERK-05X、K-07X発売(DSD11.2MHz、PCM384kHz/対応)


DELAに関しましては進化し、
N1のUSB-DAC接続機能がギャップレス再生に対応
9月にはハイエンドモデルとして N1Z MELCO40周年記念モデルを発売
http://dela-audio.com/products/n1z/40th/

ここからNAS兼トランスポートの意味合いが強くなりました。

DELA→USB DACとして高い評価を得ました。

この年にIO DATA FIDATAも発売されております。

10月 2機種の限定的なリリースを経て、本命としてfidataブランド設立。HFAS1S-10、
HFAS1-H10発売開始

http://www.iodata.jp/fidata/


発売当時はUSB接続はまだ非対応となっており、オーディオNASとしての位置づけと
なっております。

他の話題としては

HYSOLID
http://www.hysolid.com/jp/

ストリーミング配信のPRIME SEAT
http://primeseat.net/ja/

H.A.L.3としては3月、7月にイベント開催

http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/dsf20150308.html

http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/event20150726.html

2016年

ネットワークプレーヤーの製品としては

3月 ESOTERIC N-05 発売

http://www.esoteric.jp/products/esoteric/n05/

こちらはネットワークプレーヤーとしてだけではなく、USB DACとしても使用できる
ユニバーサルDACになります。

USB DAC製品としては

CHORD DAVE 発売開始

http://www.chordelectronics.jp/products/choral-range/dave/

DSD11.2MHz、PCM384kHz/対応まで対応したCHORDフラッグシップモデルとなり、
人気もかなりのものです。

dCSは4月VivaldiシリーズV2.0ソフトウエアをリリース。

http://www.taiyo-international.com/support/upgrade/dcs-hardware/

http://www.taiyo-international.com/support/upgrade/dcs-software/

一番の注目はFIDATAのUSB DAC 対応ではないかと思います。

"3月 HFAS1にUSB-DAC対応トランスポート機能を搭載(ソフトアップデート)

PCレスでUSB-DACを使う提案をスピーカー、ヘッドフォン両方で展開。PCMの32bit対
応をはじめ、DSD11.2対応やDSDのギャップレス再生実現。"

http://www.iodata.jp/fidata/usbdac.htm

H.A.L.3ではタイムリーな試聴会を開催いたしました。

http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/event20160313.html


と振り返ってみました。

ソフトウェアー的なもので、WINDOWS、MAC。そしてWASAPI、ASIO。
foober2000、Audirvanaなど話をすれば本当に長くなりますので、あえて解りやすい
ところで歴史を振り返ってみました。

LINN KLIMAX DS登場から9年。これだけの進化がこの世界では行われてきました。
またバッファロー、IO DATAのおかげでかなり便利なものになってきました。

古くからやっていらっしゃるお客様にとっては昔話ですが、これからというお客様
にとっては難しく考えるのではなく、これだけの歴史を重ねて今のデータ再生があ
ると思っていただければと思います。

この進化の過程には各社色々な努力があったかと思いますし、データ再生を既にや
られているお客様によってもたらされた道標です。

自分の手の中で音楽を自由に出来る!!

もちろんこのことも重要です。しかし良い音ももっと提供したいというソフト側の
考え、オーディオ業界の考えがあい交わってここまで来たのだと思います。

まだやられていない方は重い腰を上げてやってみてはいかがでしょう。

新たなオーディオの世界が待っていると思いますよ。

2016年 4月17日 島

追伸

こちらの資料に関しましては多くの、メーカー商社様に協力をいただきました。

この場をお借りして深く御礼を申し上げます。