VOL.77 GATO AUDIO レポート
今回は2012年夏より輸入代理店（株）ゼファンが取り扱いを開始したデンマークの
ブランド「Gato Audio（ガトー・オーディオ）を紹介させていただきます。
まずはGatoの会社概要は下記となります。
Gato Audio(ガト・オーディオ）は2007年にデンマークのコペンハーゲンにほど近い
ヘアレウに設立された比較的新しい会社です。
しかし背景には、Rossing Electonic、Avance、Holfi、Thule Audio、そしてGamuT
といったデンマークが誇る世界的に名高いのオーディオの歴史が脈々と受け継がれ
ており、それらの企業に在籍していたPoul Rosshing（ポウル・ロッシング）、
Frederik Johansen（フレデリック・ヨハンセン）、Kresten Dinesen（クレステ
ン・ディネセン）、Rasmus Holm（ラスムス・ホルム）、Milad Kahfizadeh（ミラ
ド・カヒザデク）らの輝かしい才能が集結しています。
また、Gato Audioでは、各専門分野でのスペシャリストでチームを結成し、製品の
研究開発、設計、製造を行うことによりそれぞれの才能を制限なく存分に発揮させ
る手法で、優れたデザインと性能を誇る製品を送り出しています。
輸入代理店 ゼファン 資料より
それでは、各モデルのご案内をさせていただきます。
CD PLAYER / DAC
CDD-1 \625,000（税別）/RC-1リモコン付き
\580,000（税別）
 
このCDD-1はトップローディング式になっており、メカニズムはフィリプス社製CD P
ro2LFドライブメカを使用しております。
またD/Aコンバータ部はSPDIF入力の他に192kHz/24bitのUSB入力まで可能となってお
ります。こちらは付属の専用ドライバーをインストールしてください。
出力はRCA、XLRがございます。同社アンプとの接続はXLRを推奨しているようです。
斬新なのはフォルムだけではなく、センターに配置されたディスプレイになります。
先にフロントパネルですが、左から「Stanby」「Input」「Time」ディスプレイを挟んで
「Previous」「Play」「Next」となります。
「PLAY」ボタンで普通に再生しますが、再生時にこのボタンを軽く押すとPause（一
時停止）になります。Stopさせる場合には長押ししてください。またPrevious、Nex
tとも長押しすることで曲間の早送りが可能です。
Timeに関しましては時間表示がでる訳ではございませんが、メーターの針でお知ら
せします。その時に曲とアルバムのTIMEの切り替えが可能となります。
CDの再生時にInputを切り替えてもCDはそのまま回転しており再生は繰り返しており
ます。DACの切り替えというイメージをお持ちいただければと思います。
 
写真左は通常のCD再生の画面となります。ディスプレイ上にtotalとい表記が出てお
りますので、針が示す場所は全体の時間に対してものになります。
写真右はInput切り替えでUSB入力した状態です。
この表記が示すのは24bit。そして針が示す先が周波数になります。写真では解りに
くいですが、192を示しております。
リモコンに関しては、アンプと兼用になったRC-1がございます。
アンプには付属品として同梱されますが、アンプをお持ちのお客様の為に
リモコン無と、リモコン有りの価格設定となります。
下記スペックとなります。
CDD-1 SPECIFICATIONS
・アナログ出力 バランス（XLR） x 1
アンバランス(RCA) ｘ 1
・ デジタル出力 S/PDIF(RCA) x 1
・ デジタル入力 S/PDIF(RCA) x 1、USB(type B) x 1 Up to 24bit/192kHz
・ 出力レベル 4.4v（バランス）、2.2v（アンバランス）
・ 出力インピーダンス 200Ω（バランス）、100Ω（アンバランス）
・ 周波数レスポンス 20Hz-20kHz +/-0.2dB
・ THD+N 0.002%
・ S/N 120dB
・ 消費電力 スタンバイ時<1W、再生時<30W、最大<60W
・ 最大外形寸法 325(W) x 110(H) x 375(D)mm
・ 質量 10kg
その他の資料はこちら
Integrated amplifier
AMP-150 \588,000（税別）/RC-1リモコン付き
 
プレーヤーのCDD-1と同じデザインとなるプリメインアンプのAMP-150。
パワーアンプ部分はJFET入力段とハイパワーMOSFET出力段を備えております。
プロテクション回路も装備し、電流とDCが測定値を超えた場合、異常発熱を感知し
た場合シャットダウンします。
クーリングコントロール機能というのもこのモデルの特徴ですが、温度によって
クーリングレベルを自動に調整し、音楽停止時にはクーリングシステムは最少にな
り、アイドリング時の温度まで下がると自動的にスタンバイモードになります。
フロントですが、左側にセレクター、右側にヴォリューム。
そしてディスプレイの左側にheatボタン、右側にmuteボタンが装備されております。
heatボタンはheatアップを早くしたい場合に押してください。heatアップ終了後
ディスプレイ表示は消えます。
このプリメインアンプもディスプレイ表示が独特となっております。
入力は5系統で表示として左から天秤のマークのBal In、次が太陽のマークのCD、
レコードのマークのLP、発信機のマークのTUNER、オープンリールのマークのTAPEと
なっております。
針の位置はヴォリュームレベルとなります。
またバランス、およびRCAの出力を持っておりますので、プリアンプとしてもご使
用いただけます。
リモコンは標準装備となっております。
下記スペックとなります。
・入力 シングルエンド（RCA） x 4、バランス(XLR) x 1
・出力(プリアウト） シングルエンド(RCA) x 1、バランス(XLR) x 1
・入力インピーダンス 20kΩ RCA 40kΩXLR
・ゲイン 27dB
・周波数特性 20Hz-20kHz +/-0.5dB,2Hz-100kHz +/-3dB
・S/N >100dB
・THD <0.05% at rated power
・出力パワー 2 x 150W RMS 8Ω/2 x 250W RMS 4Ω
・消費電力 スタンバイ時<1W,アイドリング時<40W,ヒート時<200W,最大<600W
・最大外形寸法 325(W)x110(H)x430(D)mm
・質量 13.8kg
その他の資料はこちら
SPEAKER SYSTEM
FM-6 定価\980,000（税別）
フィニッシュ：ピアノブラック/ホワイト/ウォールナット
キャビネットは固体高密度ファイバーボードで作られており、強度確保の為に5層構
造になっております。
側面は内部の定在波を抑える為にラウンドしており、背面はアルミニウムを使用す
ることで重量を重くし、振動と共振対策をしているようです。
 
 
ユニット構成ですが、スキャンスピーク社のものをカスタマイズして使用しており
ます。
ツィーターは良く目にするリングラジエーター。
その下のユニットは180mmのコーン型の中低域、そして低域となっております。
見た目は同じですが、中低域用と低域用に分けているところも特徴です。
FOOT部分はスパイク状になっており、通常はリングが装着しており、床に傷つけること
はありません。スパイクで使用の場合はリングを外してください。
背面ですが、2か所のバスレフポートがあり、スピーカーターミナルはWBTで
バイワイヤー仕様になっております。
下記スペックとなります。
FM-6 SPEAKER SYSTEM SPECIFICATIONS
・周波数レスポンス 38Hz-30Hz(-6dB)
・能率 90dB
・インピーダンス 4Ω
・コンポーネント構成
高域 30mmリングラジエター付 ネオジミウムモーター
中低域 180mmコーン型 SD-1モーター
低域 180mmコーン型 SD-1モーター
・コネクター WBT製（バイワイヤリング対応）
・最大外形寸法 300(W) x 1020(H) x 370(D)mm/本
・質量 30kg
試聴レポートは準備中です。
21012年9月16日
*期間限定の展示となりますので、ご試聴の場合は予めご確認ください。
21012年9月16日 H.A.L.3 島
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