6月5日(日)に開催させていただいたUSB D/A CONVERTER 比較&新製品試聴会です
が、今回も多くのお客様にご参加いただけました。実際最後はお申込みをお断りす
るぐらいになっており皆様の関心の高さを感じることができました。
まずご参加いただいたお客様へはこの場をお借りして御礼を申し上げます。
それでは、順番に当日の進行をレポートさせていただきます。
■プログラム1:「TECHNICSが語るST-G30」
●ST-G30 (ミュージックサーバー)\500,000(税別)
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●SU-G30 (ネットワークオーディオアンプ)\400,000(税別)
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インストラクター パナソニック(株) 山尾氏、所氏
スピーカーシステムはB&W 802D3で行いましたが、\400,000という価格にしては非常
にうまく鳴らしていたのではないかと思います。
スピーカーに合わせたLAPCという機能がかなり生かされた結果となったのではない
かと思います。
インストラクターの両名に関しましては、開発担当の方で初めてのイベントでかな
り緊張されたご様子でした。
実際こちらのイベントでは、QNAP社製のNASと自社のST-G30でネットワーク比較を行
う予定でしたが、QNAP社のNASのトラブルがありこちらはデモンストレーションがで
きませんでした。
皆様にご試聴いただいたのは、私のパソコンでリッピングしたデータとST-G30でリ
ッピングしたデータの音質の差を聞いていただきました。
またSU-G30はUSB DACという面とネットワークプレーヤーという両面を持っておりま
すので、こちらの違いを聞いていただきました。
もちろん環境の下で違いますので、お客様の好みでお選びいただければと思いま
すが、Technics側としてはUSBの方をお勧めしている部分もあるようです。
今回わざわざ大阪から来ていただいておりますが、お客様の熱心さに驚かれており
ました。
途中からは私の質問に対して、ご回答いただくという形式で進めさせていただきま
した。
次のプログラムはアンプはESOTERIC C-02X、ESOTERIC Grandiosso S1に
変更して進めさせていただきました。
■プログラム2:「SPEC RMP-X1(ネットワークプレーヤー)の実力は」
●SPEC RMP-X1 ネットワークプレーヤー \800,000
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インストラクター SPEC(株) 前島氏
SPECは起業して数年のメーカーですが、もともとパイオニアで腕を振るっていた
方々で、今では海外での評価も非常に高いブランドに成長いたしました。
ネットワークの技術はまだ自社では持っておりませんので、スフォルツアートのメ
イン基盤を使用し、電源、筐体、そしてサウンドをSPEC仕様にしております。
会社のプロフィールも含めて解説いただきました。
また選曲も非常に良く、その特徴を感じることができました。
やはり木の持つ響きはSPECらしかったと思います。
■プログラム3:「LUMIN U1の実力とは」 14:00〜14:20
●LUMIN U1ネットワークトランスポート \1,100,000
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こちらは新しい考え方のトランスポートで、USB出力で各D/Aコンバーターに接続い
たします。
ここではCHORD社のDAVEを使用し、IO DATA FIDATAと比較試聴をさせていただきま
した。もちろんオーディオ機器として洗練されておりますので、それだけの差は
出てると思います。LUMINの場合はネットワークプレーヤーですので、NASが必要
になります。すでにDELAやFIDATAをお持ちのお客様で、更によいサウンドをとい
うことでしたら次のステップとしてこのU1は非常に良いですね。
CHORD DAVEとの相性も良く、透明感と穏やかさが組み合わさって非常に良かった
と思います。
ここでオブザーバーで参加いただいたIO DATAの開口さんにコメントをいただきまし
た。
■プログラム4:「USB DAC 比較試聴会」
●CHORD DAVE \1,500,000
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●MSB ANALOG DAC +QUAD USB \1,580,000
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●dCS Debussy DAC \1,710,000
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●ESOTERIC K-01X (CD/SACD PLAYER&DAC) \1,450,000
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●ESOTERIC D-02X \1,400,000
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まず前半はタイムロードより村上氏をお迎えして、CHORD DAVEの説明とデモンスト
レーションを行っていただきました。
その後に各社の音質の違いを聞いていただきました。
ここでK-01XとD-02Xとの音質の差は大きく感じていただけたのではないかと思いま
す。
この時にESOTERICより営業担当の佐伯氏も立ち会っておりましたので、簡単にご説
明をいただきました。
タイムロード村上氏にはDACの比較試聴時に他社製品へのつなぎ替えも行ってもら
い、
非常に助かりました。
さて各社いろんな特徴が出ており非常に皆様も参考になったのではないかと思いま
す。
音の厚み、空間表現、情報量、透明感。
2曲使用して、比較試聴を行いましたが、参加いただいたお客様には好きなDACを挙
手してもらうということではなく、2曲とも同じ機器が良かったと思うお客様に挙手
いただきました。三分の一は手を挙げていただきました。
この結果としては音楽によってお客様の好みが変わってしまうということの実証と、
音楽が変わってもお客様のベクトルが変わらずお好きなものを選択できるという好
み。そういったことを私の中で判断するために行っております。
■プログラム5:「データ再生をもっと良い音に」
USBケーブル、LANケーブルなど一歩上行くアイテムのご紹介ということで
ACOUSITC REVIVEの製品をご紹介させていただきました。
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またUSB CABLEは今回のデモンストレーションでは
CARDAS Clear High Speed Serial Buss \57,400(1m)を使用しておりましたが、
CHORD COMPANY社のSarum Super ARAY USB Cable \174,000(1m)との比較を行いま
した。
この違いはお客様もご理解いただけたかと思います。こういったところでも音質
の追及ができればというデモンストレーションになります。
■プログラム6:「データ再生の今後と将来性」 15:35〜15:45
こちらはオリオスペック 酒井氏に色々お話をいただきました。
DELA、FIDATAの取り扱いだけではなく、自社でオーディオPCを構築しており、様々
な角度からデータ再生を研究しております。
またオーディオが大好きな方で、H.A.L.3のご意見番です。
また今回IO DATAの開口氏にもご参加いただきましたが、オーディオが大好きな方で
すので、時折指名してお答えいただいたりしておりました。
終始和気あいあい的な試聴会になったのではないかと思います。
私も非常に楽しませていただきました。
これもひとえにご参加いただいたお客様のおかげだと思っております。
改めてこの場をお借りして深く御礼を申し上げます。
データ再生は色々な進化もあります。今度はソフトを中心にした試聴会を行いたい
と思っております。
是非ご参加いただければ幸いです。
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