3月11日(土)に開催いたしましたDYNAMIC AUDIO SPLING FESTIVAL2017 H.A.L.3企画
NetworkAudio/PCAudio Time Vol.10 のイベントレポートをお届けいたします。
メイン使用機材
PRE AMPLIFIER JEFF ROWLAND CORUS + PSU ¥3,300,000(税別)
http://www.taiyo-international.com/products/jrdg/corus_psu/
POWER AMPLIFIER JEFF ROWLAND MODEL725 S2 ¥4,620,000(税別)
http://www.taiyo-international.com/products/jrdg/model725/
SPEAKER SYSTEM B&W 802D3
http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/800_Series_Diamond/802-D3.html
CABLE CARDAS 一式
http://www.taiyo-international.com/products/cardas/index.html
■11:00〜12:00 第1部 「ハイレゾ再生とCD再生」■
進行 (株)タイムロード村上氏/ダイナミックオーディオ 島
CHORD DAVE D/A CONVERTER ¥1,500,000(税別)
http://www.chordelectronics.jp/products/choral-range/dave/
CHORD BLU MK2 CD TRANSPORT ¥1,400,000(税別)
http://www.chordelectronics.jp/wp-content/uploads/2017/01/ 9f450bd410ae7fad181d5db354f8348a.pdf
CHORD CODA CD TRANSPORT ¥840,000(税別)
http://www.chordelectronics.jp/products/choral-range/coda/
DELA HA-N1AH20/2 NAS(SERVER) ¥168,000(税別)
https://www.dela-audio.com/
こちらのデモンストレーションはお詫びとなってしまいますが、BLU MK2がCDメカ
部トラブルの為CD再生が出来ず、ご迷惑をおかけしてしまいました。ご参加のお客
様へは深くお詫び申し上げます。
ここでのデモンストレーションは
CODA + DAVE VS HA-N1AH20/2 + DAVE
同タイトルのディスクとハイレゾ音源を用意しての比較試聴。
片方は84万のCDトランスポート、片方は¥168,000のミュージックサーバー
DACは同じにしております。
3タイトルで試聴して頂いておりますが、個人的に全てハイレゾで聞いた方が好み
でした。
逆にCDの方が厚みはありますが、この音に慣れていればCDというお答えをするお客
様もいらっしゃいますが、特に空気感とレンジ感が違います。
CDという枠の中に凝縮されたものではなく、解放感というサウンドを楽しむことが
出来ます。
確かにハイレゾのスタート時はあまり良くない音源も多かったと思います。
今でもこれはディスクの方が良いという音源もありますが、ハイレゾ音源も進化し
てきたということをお客様にご試聴いただきたかったデモンストレーションになり
ます。
今回こちらをスタートとして進行させていただきました。
次に本当であればBLU MK2のご紹介をさせていただきたかったのですが、今回は
BLU MK2に搭載のアップサンプリング機能をご試聴いただきました。
ハイレゾ音源となると敬遠されるお客様もいらっしゃると思いますが、近年は機器
側でアップサンプリングしているメーカー、モデルも多く多くなっております。
BLU MK2に関しては、今更ディスク?ということではなく、簡単な話ハイレゾになっ
ていない音源を良い音で聞きたい場合はやはりアップサンプリングが必要という見
解になるかと思います。。このアップサンプリング技術が上がればディスクでも良
いのではという意見もあると思います。ただスタジオが持っているマスター音源に
近いものが手に入ればそれに越したことがないと思いますし、まだまだ可能性を感
じてしまいます。
■13:00〜13:45 第2部 「何故ハイレゾなのか」■
進行 ダイナミックオーディオ 島、オリオスペック酒井氏
ゲスト 井筒 香奈江 さん
http://kanae-5.com/
マラソン試聴会でもゲストで来ていただいた井筒さんにアーティスト側から見る
ハイレゾについて語っていただきました。
私も以前より96kHz/24bit FLAC ファイルで楽しんでおりましたが、昨年
WAV 192kHz/32bitでの配信が追加されました。
http://www.e-onkyo.com/news/489/
これがまた音が素晴らしい!!
そういうこともあり今回もご登場いただきましたが、コメントが本当に素晴らしく
お客様もまた違う音楽の楽しみ方が出来るようになったのではないかと思います。
機器トラブルもあり、井筒さんに話を引っ張ってもらいましたが、逆に興味深い話
が聞けたのではないかと思います。
進行 (株)レーベルゲート黒澤氏
配信サイトmora運営のレーベルゲートより黒澤氏をお迎えして、ハイレゾ音源の紹
介をしていただきました。
http://mora.jp/
今回ラ・ラ・ランドのサウンドトラックも含めて、ハイレゾならではの選曲をして
いただきました。
http://dyna5555.cocolog-nifty.com/5555blog/4f_hal3_1/index.html
■14:00〜15:00 第3部 「ハイレゾへの追及 NAS編」■
進行 (株)アイ・オー・データ機器 開口氏
fidata
HFAS1-XS20 SSD 500GB×4 シルバー/ブラック ¥648,000(税別)
HFAS1-S10 SSD 500GB×2 ¥370,000(税別)
HFAS1-H40 HDD 2TB×2 ¥320,000(税別)
http://www.iodata.jp/fidata/
進行 メルコシンクレッツ(株) 中村氏
・DELA
HA-N1ZS20/2 SSD 1TB ×2 シルバー ¥748,000(税別)
HA-N1ZH30/2 HDD 3TB ×1 シルバー ¥448,000(税別)
HA-N1AH20/2 HDD 2TB ×1 シルバー ¥168,000(税別)
https://www.dela-audio.com/
まずはそれぞれブランドによる音質の違い、そして特徴をお二人に語っていただき
ました。
最終的に各ブランドの上位モデルでの比較試聴を行っております。
音質、デザイン、機能面 それぞれに特徴があって非常に面白いです。
このプラグラムの申し込みはいつも人気ですが、今回も同様人気NO1のプログラムに
なりました。
■15:15〜16:40 第4部 「ハイレゾへの追及 機器編」
進行 (株)スフォルツァート:小俣氏
・SFORZATO DSP-Vela ネットワークプレーヤー ¥1,500,000(税別)
・SFORZATO PMC-01 クロックジェネレーター ¥288,000(税別)
http://www.sfz.co.jp/DSP-Vela.html
このイベントでは欠かせない小俣氏
厚みのある音楽性はやはりSFORZATO。設計者という立場からのお話はやはり興味深
いもので、勉強にもなります。
型番も今回から数字ではなく、Velaという型番になりました。
今回ご用意いただいたモデルもまだプロトタイプとなっておりますが、近日発売と
なります。
進行(株)ハイレス・ミュージック株式会社 鈴木氏
・MERIDIAN ULTRA DAC D/A Converter ¥2,500,000(税別)
https://www.hires-music.jp/ultra-dac/
以前パイオニア(株)がメリディアンを取り扱っておりましたが、その時に担当さ
れていたのが鈴木氏となります。その時のご縁もあり、鈴木氏が独立してメリディ
アンの取り扱いを開始したということで、H.A.L.3でも取り扱いを開始いたしまし
た。
メリディアンと言えばやはりMQAは外せないところになると思います。
最近ではTIDALでのMQAストリーミングが開始され話題となっております。
DACの音質のデモンストレーションだけではなく、MQAのデモンストレーションも行
っていただきました。
進行(株)太陽インターナショナル 廣田氏
・dCS Network Bridge NetworkTransport ¥650,000(税別)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/network-bridge/
・dCS ROSSINI DAC D/A Converter ¥3,080,000(税別)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/rossini-dac/
dCSは早くからUSBに対応し、またネットワークトランスポートを組み込んだモデル
も早い段階で発売しております。
今回新製品としてNetwork Bridgeが発売されましたので、操作方法も含めて解説い
ただきました。
最後に最初のプログラムで使用したCHORDのDAVEを使って4ブランドの比較試聴を軽
く行いました。
こちらもそれぞれの個性が出ており、面白い比較ができました。
USB DACとネットワークプレーヤー(トランスポート)どちらが良いかという選択肢
は私も正直お答えにしくいところはあります。各メーカーの音楽性という方が強い
のか。それともTIDAL対応、Ronn対応、MQA対応などの魅力がある方が良いのか。
これはお客様が何を求めるのかというところで大きく変わってくるのではないかと
思います。
■17:00〜18:00 第5部 「今後のデータ再生等」
進行 オリオスペック酒井氏
このイベントの中心的な存在のオリオスペック酒井氏。
当店で購入いただくDELA、及びFIDATAは全てオリオスペック経由での取り寄せとな
ります。
こちらはお客様への修理対応やフォロー体制をしっかりとる為のものです。
さてオリオスペックは基本的にはパソコンのカスタムショップということもござい
ますので、オリジナルPCを使用したRoonのご説明とデモンストレーションを行って
おります。
オリオスペック
http://www.oliospec.com/
Roon
https://roonlabs.com/
こちらのプログラムは皆様に別の楽しみ方をお伝えするという目的もございますが、
各社の本音を聞き出そうというコーナーでもありました。
色々な疑問や今後の展開などを打ち合わせなしで、各メーカー、商社様に質問を行
って回答をいただいております。
例えばスフォルツアート小俣氏にはRonn、MQAの対応はどうするか?
小俣氏は次回のモデルにはUSB 入力をネットワークプレーヤーでありながら搭載し
たいという話があります。例えばベルリンフィルのストリーミング配信、PRIMESEAT
はどうやって楽しむかとなった時にはパソコンが必要である。そうなるとUSB 入力
をつけた方が良いのではということ。
私個人的な要望としては、DAVEにUSB入力を2系統つけて欲しい。DELA、FIDATAにも
同様USB入力を装備して、セレクターとして使えればなどという意見を出しておりま
す。
そういう会話をお客様に楽しんでいただけたのではないかと思います。
急遽指名をしましたので、メーカー、商社さんの顔はこわばっておりました
が・・・
今回で10回目となりますが、本当のハイレゾ音源の魅力というテーマで行わせてい
ただきました。
ハイレゾが良いと思っていただき、ソフトがあり、NASがあり、再生のための機器と
いう流れにさせてもらいました。
今回お集まりのメーカー、商社さんからは「次はいつやりますか」「次はこうした
いですね」という話が持ち上がっております。
展示会などでは各ブースで独立した形で行いますが、1か所でこれだけのことをやる
のは他にないということで、交流も含めて非常に楽しいとおっしゃってくれます。
またお客様にも喜んでいただけていると思います。
是非ご参加いただいたことの無いお客様は次回ご参加いただければ幸いです。
2017年3月20日 H.A.L.3 島
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