新製品 MEG ME801K

密かに楽しみな新製品、間もなくフロアーで鳴らせるのです。

ムジークエレクトロニクガイザイン、このスピーカーと出会ってからはや何年が経った事でしょうか。ラインナップ中では最小サイズとなるパワード型のRL906を小脇に抱えた担当者がフロアーに来てスピーカースタンドにちょこんと置いて鳴らした時、あの始めて聴いた時の衝撃は今もはっきり覚えています。それから間もなくしてフラッグシップRL901(コンシュマーモデルは現在ME901KA)を熱望し持ち込んでもらうまではあっという間でしたが、またRL901の衝撃は聴いている私ごと軽々と数段高いステージへ立たせてくれたのでした。それからこのスピーカーにはまってしまい、事あるごとにフロアーでも試聴会、イベントなどを繰り返してきました、そしてこのスピーカーの表現力にご納得頂いて導入されたお客様もまた多くいらっしゃいます。現在はコンシューマーモデルにパッシブタイプもラインナップを豊富に揃えていますので、価格帯も含め様々なお客様へのアプローチが可能です。どのラインナップもムジークのコンセプトをしっかりと抱え、というよりはムジークが使用する仮想同軸ユニットが全てのスピーカーにはめ込まれている以上どれもそのコンセプトを外した音となる事はないのです。そしてその仮想同軸ユニットシステムにして最もシンプル且つスタンダードでありMEGの「顔」でもあるME901KA、今ではME901KA以上のフロアースタンディングタイプの最上位機種がある中ですが、個人的にはやはりこのME901KAがMEGのフラッグシップ的イメージなのです。きっとMEGをご存知の方もこの901をどこかで聴いたり、見たりしてムジークというブランドを知った方が多いのではないでしょうか、または坂本龍一さんのコンサートなどでは必ず使用されているスピーカーとして、そういった方面からもご存知の方も多いはずです。ME901KAはパワード型です、このパワードタイプというスタイルは過去にも現在もコンシューマー、とくにこの業界ではなかなかヒットしにくいスタイルなのです、プリ、パワーと選びたいコンシューマーオーディオにおいてパワードタイプのスペック、優位性はわかってはいるもののなかなか候補として入れにくいという気持ちになるのです。それが、このME901KAはそれを覆してくれたスピーカーです、パワード型の販売実績が浸透しにくいこの業界でもなお着実に評価され導入実績を残し続けています。スタイルの違いを「音」ですべて納得させるだけの力を持っているのです、いいものは良いと素直に思わせるだけの表現力、これがこのスピーカーの魅力なのです。

そして、このME901KEがブラッシュアップしてME801Kの登場と聞いて、じっとしてられず早速フロアーで鳴らしたいと月末に用意してもらいました。このスピーカー、どこまでいくのでしょうか、間もなくの到着が楽しみでなりません。

2012年10月20日

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