「NEWS&MAGAZINE」
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MAGICO Q3(前編)


MAGICO Q3(前編)

質実剛健、ステンレス合金エンクロージャー完全密閉型スピーカー。

MAGICOといえば、当初よりその独特なフォルムにフォーカスされ、またその内容も実に印象深い製品です。 そのデザイン、この業界においてもよりマニアックな側であるはずの製品ですのであまり店頭でデモをする機会の少ないスピーカーですが、一昨年のインターナショナルオーディオショウでお披露目されたウン千万というフラッグシップを見たり(実はまだその上があった事は後から聞いた)、更には現在メーカーHPでもご覧頂けますがULTIMATE2なる奇抜と言わずに何と言うスピーカーも、これは数年前に設計しているらしき時期に資料は見せてもらった事があるのですが、その途中経過画像等はこんなのあったらいいなという雰囲気のキャッキャとしたお遊び状態にしか見えずこんなスピーカー作れるわけないよねぇと軽くあしらっていたのが今はこの状態であります、この人達凄過ぎです。私個人MAGICOで記憶にあるのはかれこれ4年程前、何かのご縁でMAGICO MINIなるブックシェルフ(MAGICOではこれでもブックシェルフと言う)をご納品させて頂く機会があり、重量物には慣れているとは言え28kg/1本はずしりと重く、本体より重い(であろう)専用スタンドを汗だくになりながらせっせと階段で3階まで運び上げたのは良い経験でした。経験と言えばその方はMAGICOの「鳴らし方」をぼんやりでも知っている様子がありその為のシステム選定も運びが早く、その頭の中で出来上がっていたシステムは音を出した時になるほど、と合点いくところが多くお客様の後ろで聴きながらふむふむと頷いたものでした。ブックシェルフとは思えない(事実そうは見えないですが)鳴りの良さは密閉型とは思えない程ステージが広く、それでいて低域の「出過ぎず足りなくない」というオーディオファンが熱望するまさに絶妙なコントロールの出来る末恐ろしいスピーカーだと体験しました。しかし、どこへ持って行っても簡単に鳴るもんじゃない、と同時に思ったものでした。それからこのスピーカーに惹かれて事あるごとに様々なアンプで鳴らしてみましたが、その時その時に合わせて色々な表情を見せてくれて非常に楽しかった記憶もあります。 さて、このように規格外な製品を作る事に楽しみを感じている(と思う)MAGICOの素敵な設計者方々が、ようやく見た目に普通のスピーカーを作る事が出来るようになってきて数年が経ちます、それでも相変わらずマニアック層へのアプローチが強いのは変わらないところ。バーチ合板(これがまた分厚い)キャビネットにアルミニウムバッフルというMAGICO MINIの設計を引き継いだフロアースタンディングのV2、V3があり、そして今回ご紹介のキャビネットもアルミニウムというQシリーズのQ3、Q5、Q7などなど、一見するとシンプルなフロアースタンディングスピーカーラインナップです。が、Vシリーズはまだ譲れてもQシリーズのそれはちょっといたずらに作り過ぎです、何度か聴く機会はありましたがまずは本当に重たい、例えばYG Acousticsなどもその類いですが何かしでかす匂いがプンプンするのです、メーカーHPの製品詳細を読めば読む程その思いは強くなるばかり。重い軽いで音の善し悪しが決まることなど絶対にありませんが、これはその「重たいけど良く鳴るよ。」というタイプ。これは一度フロアーでじっくり鳴らしてみなくてはと思いつつ時間が過ぎ、ようやく今回タイミングも合いまして更にはどうせならという事で試聴会というかたちで皆様にもお聴き頂ければと10/13(土)の運びとなったわけです。今はまだスピーカーは到着していませんのでただただ想像するだけですが、楽しみでしかたありません。興味をお持ち頂いた方がいましたら是非、試聴会に足を運んで頂きましてご一緒にお楽しみ頂ければと思います、試聴会詳細はこちをクリックしてご覧下さい。この後編は試聴会後に。



MAGICO Q3
税込定価¥4,725,000/ペア
詳細は下記メーカーHPからご覧下さい
http://www.electori.co.jp/magico/Q3.pdf

2012年9月27日

製品ご試聴、販売価格、納期等詳細も含めまして、
お問い合わせはメールもしくは電話 (03-3253-5555)にて担当柴田までお願い致します。




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